その802)「物事をやめる基準」は「わかりやすい根拠」を示すことが大事です。

 

 

 

昨日は、久しぶりに 数名の園長先生と ゆっくりとお話をする機会がありました。

 

 

その中で、こんなお話がありました。

 

 

「このやり方は、もうやめようって、そういうことって あるじゃないですか。。

 

そしたら、職員から 園長は 根拠もなく言っていると 陰で言われているようで。。

 

ちゃんと理由はあるんですよ、どうしたらいいです、、先生。こんなとき。」

 

 

 

他の先生も、ふんふんと 頷かれていたので、、

 

 

きっと、そういうことは、どの園にも あるのだと思います。

 

 

 

 

 

「途中でやめる」

 

「途中で変更する」

 

 

 

 

そこから、「生み出されるもの」には、2つのもの があります。

 

 

 

一つは、「変化」。

 

 

もう一つは、「不満」。

 

 

 

この 2つ です。

 

 

 

 

この2つは、「セット」なので、どうすることもできません。

 

 

 

「変化」と「不満」は、同時に出てくる「セットメニュー」なのです。

 

 

 

 

この「不満」は、ほっておくと 

 

「やる気をなくす」「士気が下がる」という おまけつきです。

 

 

 

 

 

「途中でやめる」「途中で変更する」際には、

 

 

そこから生まれる

 

「変化」「不満」「士気が下がる」という、

 

この3つを ある程度 想定しておかなければなりません。

 

 

 

 

 

「途中でやめる」「途中で変更する」ためには、

 

そのための「わかりやすい根拠」が必要です。

 

 

 

 

その根拠は、

 

 

①「誰のため」 なのか

 

② 明確なラインの設定

 

③ その結果の予測

 

 

この3つです。

 

 

 

①「誰のため」なのか、これは 一番重要です。

 

 

こどもたちのため、なのか、自分たちのためなのか、園のためなのか、

 

「誰のため」というのが、一番「やる気」に影響を与えます。

 

 

 

 

 

 

②明確なライン とは、「目に見える基準」です。

 

点数だったり、回数だったり、そうした数字で表れるものや、表情・行動量・時間など

 

目に見える形で表れるものを基準にして、「ここまで」を決めて、

 

「これ」以上になると「変更する」という明確な「ライン」をつくります。

 

 

 

 

③その結果の「予測」は、あくまでも「予測」です。

 

 

これをやめると「こうなると思う」。 これを変更すると「こうなると思う」

 

もちろん、それは「予測」なので、「結果」は異なるかもしれません。

 

 

それは、それで 構いません。

 

大切なのは、「イメージしてもらうこと」です。

 

 

 

「ここで変化すると、こんなふうになるかもしれない」

 

その「イメージ」を共有することが大事なのです。

 

 

 

 

 

 

こうした「明確な基準」をもって、ゆっくりと変えていけば、

 

 

「途中でやめる」「途中で変更する」は、

 

「変化」「集中」「チャレンジ」の ハッピーセット になります。

 

「おまけ」も、もちろん変わります。

 

 

 

 

 

「途中でやめる」「途中で変更する」

 

 

この「一般的な定義」は、「あきらめる」「続かない」「飽きっぽい」です。

 

 

であれば、そもそもの「定義」自体を変えてしまえばいいのです。(げんき)