いよいよ新年度が始まりました。
また来月(5月)からは、新しい時代がやってきます。本当に楽しみです。
今日から、いよいよ 2019年の研修がスタートします。(げんき)
さて、先月末に 保育所での園内研修があったのですが、
そこで、保育士の先生から 質問を頂きました。
「お友達の遊んでいるものを取り上げる子がいるのですが、その時って、
どんな風に 言葉をかけたらいいですか?」
というご質問でした。
逆に、僕の方から質問をしました。
「先生は、いつも どう声をかけていますか?」
すると、その先生から
「もちろん、やめなさい と伝えます。そして、自分が取られたらどう思う?
取られてもいいの?というと。本人は、首を振って嫌だといいます。」
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=153x10000:format=png/path/sa0ffa718ed32e173/image/i411eb13f76b16271/version/1554337433/image.png)
そう、答えが返ってきました。
正解というものは、ないのですが、
僕の中では、これが「一番の正解」になります。
理由は、簡単です。
「イメージを描かせた」から です。
「やめなさい。」というだけでなく、「もし自分が取られたら」
そう質問することで、その子の中で、
「おもちゃを取られた自分」をイメージさせたから です。
まさに、これが 「ことばがけ」です。
こ・・・こころに
と・・・とどく
ば・・・ばめん
だから です。
そうした「ことばがけ」を繰り返していくと、
その「イメージ」は 上位表示されやすくなります。
こどもだけでなく、大人もそうですが、
すべて、「行動」が始まる前には、「イメージ」が浮かびます。
その「イメージ」次第で、「行動」が変わっていくのです。
「ことば」をうまくかけ続けていくと、その「イメージ」のランキングはあがります。
まさに、ベストテン です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=394x10000:format=jpg/path/sa0ffa718ed32e173/image/ia1bc7092c97339c0/version/1554337507/image.jpg)
今、先生の「言葉」が、その子にとって、第8位だったとしても、
ことばをかけ続けることで、それが 第7位になり、第4位になり、
徐々にランキングがあがっていきます。
相手の「行動」に影響を与えるためには、ベスト3に入ればいいのです。
第3位に入れば、先生のイメージは「ストッパー」になります。
もちろん、第1位にはなれません。
それは、誰でも「自分の欲求」があるからです。
「自分の欲求」にかなうものは、ないのです。
でも、1位になれなくても、第3位までに入れば、
「先生のイメージ」から「行動をやめること」は、可能になります。
そのためには、
ランキングを上げるために「ことばがけ」を重ねていくこと です。
これが「ことばがけ」の一番大切なポイントなのです。 (げんき)