その814)「これ」をしたら「これ」を思い出す。これが大事なのです。

 

 

 

「これ」をしたら、「これ」を思い出す。

 

 

「これ」を見たら、「これ」を思い出す。

 

 

「これ」を聞いたら、「これ」を思い出す。

 

 

 

 

人は、みんな そうした「記憶」と「イメージ」のつながりを持っています。

 

それは、誰でも 例外なく、それも 1つや2つではなく、たくさん 持っているはずです。

 

 

 

みなさんにも、きっと たくさんあるでしょ?

 

 

 

 

もちろん、最初の「これ」と 後から思い出す「これ」は、『別物』です。

 

 

 

「この曲」を聴くと 「あの人」を思い出す。

 

 

「この香り」を嗅ぐと、「あの場所」を思い出す。

 

 

「この味」を食べると、「あの頃」を思い出す。

 

 

 

 

「何か」をきっかけに、別の「何か」を思い出す。

 

 

 

誰もが、普通に、無意識にやっていることです。

 

 

 

 

僕は、セラピーの場でも、保護者の支援の場でも、こどもたちのサポートの場でも

 

 

 

この無意識に起こっている「メカニズム」を大いに利用しています。

 

 

 

 

「これ」を使って「これ」をイメージしてもらう。

 

 

「この言葉」を耳にしてもらって、「これ」をイメージしてもらう。

 

 

 

 

「ことばがけ」にとって、この「メカニズム」はとても重要なポイントだからです。

 

 

 

 

もちろん、仕事上のスケジュール管理や業務を行うにあたっても

 

様々な場面で、「きっかけ」から「思い出す」そうした「仕組み」はたくさん取り入れています。

 

 

 

 

よく、「こんな時って、どう伝えたらいいですか??」と相談されることがあります。

 

 

 

その時には、逆に

 

 

「相手に何を思い出して欲しいですか??」と聞いています。

 

 

 

 

「思い出して欲しいもの」

 

 

「頭に描いてもらいたいイメージ」

 

 

 

それを 思い出すための「きっかけ」

 

 

 

 

まさに、「これ」を聞いたら「これ」を思い出す。

 

 

 

それが、「ことばがけ」の基本になります。

 

 

 

 

研修の中では、そうした「場面」をみなさんに直接お見せしています。(げんき)