「初対面の人と面談をする時に、気をつけることって、何かありますか?」
相談支援の研修では、必ずと言ってもいいほど 聞かれる質問です。
初めて面談に臨むスタッフに、最初に伝えているアドバイスがあります。
それは、
「面談」とは「天秤のバランス」を取ること です。
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「バランス」が大切なのです。
相手が 少しお話をしたら、それと同じ程度のバランスで「話」を足す。
そして 天秤のバランスが取れて、また 相手が話をはじめたら
それと 同じ程度のバランスで 「話」を足す。
常に、天秤が水平になるように、バランスがとれるように「言葉」を足していくこと。
これが「初めての面談」で気をつけること です。
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一方的に、どちらかばかりが話をする。天秤のバランスが崩れること。
これを避けることが、注意点になります。
もちろん、相手によっては、「話したいこと」がたくさんある場合もあります。
「まずは、どこから話しましょうか」、そう言って
A4の1枚の紙に話したいことを 書き出している方もいらっしゃいます。
それを ご自分の分だけでなく、面談するこちらの分まで ご用意してくださる方もいらっしゃいます。
圧倒的に「話したい内容」が、相手の方が多い場合であっても、
うまく「バランスを取るようにすること」が大切です。
「相手がいっぱい話をする時には、こちらもいっぱい話をするのですか??」
そんな疑問が湧いてくるかもしれません。
こちらも 相手と同じ量 話せば、あっという間に時間が経ってしまいます。
バランスを取るのは、「笑顔で」です。
「会話の量」でバランスを取るのではなく、
「笑顔」であったり、深刻な問題であれば、「相づち」であったり、「間」であったり
面談の内容によって、異なりますが、
「相手の会話量」と相当の「フィードバック」で「バランス」を取るのです。
それを「面談」の場で、 空気を感じながら変更できるようになると
「面談」自体が、苦痛ではなくなり、数もこなせるようになります。
面談する際に、
「何を話そうか」「どんなアドバイスをしようか」
そんなことを考えるから、苦痛になるのです。
目には見えない「天秤」のバランスだけに、気を使えばよいのです。(げんき)