その821)「ソーシャルワーク」とは「出口」を見つけるお手伝いなのです。

 

 

「元気先生、ソーシャルワークって問題解決ですよね。」

 

 

メールで学生の方から、ご質問を頂きました。

 

 

 

「ソーシャルワーク」=「問題解決」

 

 

実は、僕自身は、そんな風に思ったことはありません。

 

 

 

 

 

「問題解決」とは「人や機会との出会い」そして「気づき」の先にあるものです。

 

 

 

「問題解決」というのは「最終的なゴール」であり、

 

そこには、たくさんの『プロセス』があるからです。

 

 

 

「相談」→「新しい出会い」→「新しい気づき」→「新しい行動」→「新しい結果」

 

 

その「新しい結果」こそ、「問題解決」なのです。

 

 

 「相談」の先には、まだまだ たくさんの『プロセス』があります。

 

 

 

相談の流れには、必ず「入口」があって「出口」があります。

 

まるで、『トンネル』のようなものです。

 

 

 

では、「ソーシャルワーク」とは、何なのですか?

 

 

 

「ソーシャルワーク」=「出口を見つける」お手伝いをすることです。

 

 

 

「悩む」とは、「出口が見えない」状態です。

 

先が見えない、真っ暗闇の状態だから 不安なのです。

 

 

 

「出口」が見えて「光」が見えれば、あとは「時間」の問題だけです。

 

 

 

「出口」が見えれば、あとは、進めば 必ず「出口」に出るからです。

 

 

 

「出口」を見つけるお手伝いができれば、

 

あとは、その人自身が 歩いていけます。

 

 

 

「歩く」のは「ソーシャルワーカー」ではありません。

 

問題を抱えて相談にいらした、「相談者」ご本人なのです。(げんき)