その831)(虐待・トラブル対応)「小さな情報」ほど「自分で判断しない」を心がけるのです。

 

 

「小さな情報」

 

 

これは、たぶん伝えなくてもいいだろう。 これはたぶん大丈夫だろう。

 

 

そう思うほどの「小さな情報」というものが、あります。

 

 

 

「たぶん」が頭につくような「情報」です。

 

 

 

 

これが、一番 やっかいな 一番の強敵なのです。

 

 

 

 

「たぶん」は、「おそらく」と どうも 思われているようですが、

 

 

「たぶん」とは、「たくさん」「かなり多く」という意味です。

 

 

 

「たぶん大丈夫だろう」とは、

 

たくさんだけど、かなり多いけど 大丈夫だろう。

 

 

 

「たぶん、伝えなくていいだろう」とは、

 

たくさんだけど、かなり多いけど 伝えなくていいだろう。

 

 

という意味なのです。

 

 

 

「小さな情報」ほど「自分で判断しない」

 

「小さな情報」ほど「伝える」

 

 

これが、「虐待」や「トラブル」事案への対応の原則 です。

 

 

 

 

「これは問題なしと思い、伝えていませんでした。」

 

 

それは「命取り」になります。

 

 

 

 

では、なぜ「小さな情報」を伝えようとしないのか、

 

 

それは、「相手に対する配慮」からです。

 

 

 

「いちいち、こんな小さな情報を伝えていては、相手も迷惑だろう。」

 

「忙しいのに、こんな事まで伝えたら 面倒くさがられるだろう。」

 

「こんなことまで伝えたら、怒られるかもしれない。」

 

 

という 相手への「配慮です。

 

 

 

相手への配慮は、大切です。

 

 

 

ただ、それは「情報共有」とは 別の話です。

 

『それ以前の問題』なのです。

 

 

 

 

相手への「配慮」というのは、仕事全体に対する『姿勢』になります。

 

 

その『姿勢』が、普段から出来上がっていれば、

 

迷惑がられたり、面倒くさがられることは、 まず ありません。

 

 

 

 

本来、「小さな情報」を共有する姿勢こそ、相手から喜ばれること だからです。

 

 

「配慮」とは、「配らない」ということではなく、その逆です。

 

 

 

 

「配慮」したつもりが、後になって

 

「なぜ、伝えなかったのか」と 更に大きな信用を損ねることになり、

 

「配慮が足りませんでした」と謝罪することになるのです。(げんき)