その841)「保育」も「相談支援」も『3レベル』の段階があります。

 

 

 

「保育」も「相談支援」も、大きなくくりの中で考えると「サービス」になります。

 

 

そして「言葉がけ」(ここでは、あえて ことばがけではなく)は、その「道具」になります。

 

 

 

 

「サービス」には、3つの段階。3つのレベルがあります。

 

 

それは、

 

① 『当然レベル』

 

② 『期待レベル』

 

③ 『感動レベル』

 

 

この3つ です。

 

 

 

① 『当然レベル』は、当たり前のレベル です。

 

最低限、ここまでは 何も言われなくても やってくれるであろう、というレベルです。

 

基本的な業務、ともいえます。

 

 

② 『期待レベル』。 これは「ここまでやってくれたら嬉しい」という期待値です。

 

期待はしていないけれど、ここまでやってくれたら すごい嬉しい。

 

ここまで 出来るとありがたい。そんなレベルです。

 

ただ、これは「相手が想像できる範囲」になります。

 

 

 

③ 『感動レベル』。

 

これは、想像を超えたものです。まったく予想していなかったレベルになります。

 

そこには、感動が生まれ、あっという間にファンになってしまいます。

 

 

 

この3段階 です。

 

 

 

 

通常の「日常保育」は、①と時々② というのが、ほとんどです。

 

 

「相談支援」というのも 同じ。多くは、①で止まっていますが、時々②があります。

 

 

 

①だけの関係というのは、「相手からの期待」は、ほぼありません。

 

 

時々②が入るから、「期待」が「信頼」に変わるのです。

 

 

 

 

「信頼関係」というのは、①時々②の状態 をいいます。

 

 

 

 

もし、ここに ③が加わったとしたら どう感じるでしょうか?

 

 

保護者がみた「こどもと先生との関係」が、③の感動レベルだったり、

 

 

相談支援の流れの中で「先生の言葉や働きかけ」が、③の感動レベルだったら

 

 

どうなるでしょうか?

 

 

 

それは、「信頼」を超えた「ファン」になってしまいます。

 

 

「信頼関係」を超えた「関係」になると、すべてがうまく進んでいきます。

 

 

 

 

「何か」の問題を解決したり、しなかったり、そうしたことは、関係ないのです。

 

 

「信頼関係」を超えるというのは「しあわせ」レベルなのです。

 

 

 

 

①を②のレベルに。そして さらに③のレベルにするために 使うもの。

 

 

 

それは「言葉」と「行動」というセット になります。

 

 

 

「言葉」だけでは、弱く、「行動」だけでも 弱いのです。

 

 

 

「言葉」×「行動」

 

 

これが、③レベルにあげる唯一の方法です。

 

 

 

 

僕が研修でお伝えをしている「言葉がけ」と「支援」の方法は、

 

 

①を②にあげる「言葉がけ」と「支援」

 

②を③にあげる「言葉がけ」と「支援」なのです。(げんき)