その843)「保育者の能力は、高い」でもそれが活かされていないのです。

 

 

これまで、多くの現場で保育士の先生や学童保育指導員の先生と出会い、

 

研修会場でも多くの先生と出会う中で、感じること。

 

 

 

それは、「保育者の能力は、高い」ということです。

 

 

保育者自身が思っている以上に、実は 高いのです。

 

 

 

保育者の能力というのは、実は 5つの「能力」で構成されています。

 

 

①見る力

 

②聴く力

 

③話す力

 

④気づく力

 

⑤愛する力

 

 

この5つ です。

 

 

もちろん、これは「サービス」と言われる職業に 共通したものです。

 

 

ただ、順番が大きくことなるのです。

 

 

それは、最初に ⑤愛する力 がくる点です。

 

 

こどもたちに対する「愛情」が一番にくるのです。

 

 

だからこそ、悩みも不安も増えてくる。

 

これが、「保育」という仕事です。

 

 

 

「保育者の能力を高めるために、どのような取り組みをしたらいいでしょうか?」

 

 

と、よく相談をいただきます。

 

 

 

 

ほとんどの研修というのは、①見る ②聴く ③話す をメインに構成されています。

 

 

でも、実は それでは本当の意味での「ちから」は発揮できないのです。

 

 

 

 

研修後に、研修担当の先生や園長先生方から

 

 

「先生の研修で、もっと もっと こどもたちのことが好きになりました。」

 

 

「明日から、こどもたちと過ごす時間が、本当に楽しみになりました。」

 

 

そう、言っていただくのですが、

 

僕にとっては、本当に何よりもありがたい言葉です。

 

 

 

 

それは、僕自身が伝えようとしているのが、

 

 

⑤愛する能力 だから です。

 

 

 

 

研修の核にあるのが、こどもたちの「愛する能力」と「楽しむ能力」を伸ばすこと です。

 

 

これは、保護者支援でも同じです。

 

保護者の「愛する能力」と「楽しむ能力」を伸ばすことです。

 

 

 

それをお伝えすると、自然に 保育者のこの2つの能力が強化されていきます。

 

 

 

 

「愛」があるから「気づける」

 

 

「気づける」から、

 

「相手をよく見て」「よく話しを聴いて」そして「想いを持ってお話すること」ができる。

 

 

これが「保育者」の能力なのです。(げんき)