その864)「方法」ではなく「考え方」を変える方が成長の度合は大きい。

 

 

 

「こんな時、どうしたらいいですか?」

 

「こんな場合には、どんな方法がありますか?」

 

 

質問をする際に、「方法」や「やり方」を聞く Aさんがいます 。

 

 

 

 

 

「こんな時、どんな風に考えたらいいのですか?」

 

「こんな場合には、どう考えたらいいですか?」

 

 

質問をする際に、「考え方」について聞く Bさんがいます。

 

 

 

AさんとBさん、3年後に どのくらい「差」がつくでしょうか?

 

 

みなさんなら どう思いますか?

 

 

 

そもそも、AさんとBさんの質問の仕方には、どんな違いがあるのでしょうか?

 

 

Aさんは、「結果」に目を向けています。

 

 

Bさんは、「原因」に目を向けています。

 

 

 

目を向けているものが違うと、出てくる「言葉」や表現は もちろん異なります。

 

 

 

 

3年後の「差」は、数量では表すことはできないのですが、

 

 

結論から言えば 「圧倒的な差」です。

 

もっと言えば 「別格」です。

 

 

 

誰が見ても『比べる必要がない』そのくらいの「差」が生まれるはずです。

 

 

 

「結果」を考えても「原因」を考えても そう差はないだろう。

 

そう思われがちですが、その差は「複利」と「単利」の差になります。

 

 

 

 

「原因」を考える人は、失敗した時だけでなく、うまくいった時にも考えます。

 

 

「結果」を考える人は、うまくいった結果については、それ以上は考えません。

 

喜ぶことは、もちろんしますが、考えはしないのです。うまくいったのですから。

 

 

すでに、この時点でも、考える量には、大きな差がついています。

 

 

 

「原因」を考えると、それは「予防」を考えることになります。

 

 

「結果」を考えても、そこから「予防」や「防止策」は、なかなか浮かびません。

 

 

 

「原因」に目を向けると「結果」が変わるのですが、

 

「結果」に目を向けると、そもそもの「結果」は変わらないのです。

 

 

 

 

「方法」も大事です。

 

 

でも、「方法」よりも、まず先に「考え方」に目を向ける。

 

そして「考え方」を変えるようにすると、「結果」は大きく変わります。

 

 

「結果」が変わるとは、その『成長の度合が大きいこと』を意味します。

 

 

 

 

 

「新人の先生や後輩の先生を指導する際に、注意する点を教えてください。」

 

研修会で、よくご質問を頂きます。

 

 

 

「方法」よりも、まず先に「考え方」に目を向けること です。(げんき)