その865)「支援」がうまくいっているのかを計る「マップ」が必要なのです。

 

 

 

「保護者支援」や「気になる子の支援」「配慮が必要な子の支援」

 

 

保育現場で行う「支援」には、様々なものがあります。

 

 

様々な機会を通して学び、それを日々の現場で実践しているのが「保育者」です。

 

 

 

この「支援」

 

 

「支援」を行うにあたって、とても重要かつ 必要なもの があります。

 

 

 

 

それは、「マップ」です。

 

 

 

「支援」全体が見える「地図」です。

 

 

 

この「マップ」があるからこそ、「今」どの場所にいて

 

それが うまくいっているのかどうか わかるのです

 

 

「支援」がうまくいっているかどうかを計る 重要な「ツール」なのです。

 

 

 

 

 

 

●「支援」の全体がみえる資料やフォーマット。

 

●「支援」がうまくいっているかを記録するチェックシート。

 

 

 

そうしたものを使って「支援」をされている方はいるかと思います。

 

 

ただ、「マップ」を作って支援をしている方は、これまで見たことはありません。

 

 

 

僕の場合に限っていえば、チームで支援をする際には必ず「マップ」を作ります。

 

 

 

刑事ドラマなどで、事件の全体を見る時に

 

ホワイトボードに「被害者」や「犯人」の写真をはって、簡単な情報や関連性を貼り出し、

 

みんなで一斉にそれをみながら検討するシーンを見たことがあるかと思います。

 

 

 

もちろん、「写真」などは使いませんが。イメージとすれば そういうものです。

 

 

みんなで全体を把握できるもの。それが「マップ」です。

 

 

数枚にわたる資料だと 何度もめくらなければなりません。

 

文字ベースだと読まなければなりません。

 

 

 

一目で、全体がわかるものでなければ、「共有すること」は難しいのです。

 

 

 

 

より細かく言えば、人と人との関係性もわかるのですが、

 

マップには、支援のゴールや方向性も「図形」や「カラー」で示されています。

 

今、どの時点にいて、どういうルートを辿っているか、

 

 

まさに巨大な「すごろく」や「人生ゲーム」のようなものです。

 

 

 

 

それを「ホワイトボード」ではなく、「模造紙」の上で表現しています。

 

 

 

「ホワイトボード」だと長期間そのままにはできません。

 

でも「模造紙」だと折りたたむことができるから、いつでも見ることができます。

 

 

 

 

僕の保育者研修では、長時間の研修の際に 

 

必ず、ワークで「模造紙」と「ポストイット」を使います。

 

ご参加頂いた先生は、きっと「そうそう」と、うなずいてくれるかと思います。

 

 

 

その原点が、この「マップ」です。

 

 

「マップ」は、全体が見えるだけでなく、

 

地図のように、途中から道を変えることができます。

 

新しい「道」を作ったり、目的地にいくために、別の「道」に変更したり、

 

その経緯やプロセスも 1目でわかります。 とにかく「支援」に自由度が増します。

 

 

 

そして、「1枚でわかる」

 

 

これが 最大のメリット です。

 

 

 

 

「わかりやすい」と「楽しくなります」

 

 

「楽しく支援」した方が、うまくいくと思いませんか? (げんき)