その866)「こころの問題」と向き合うなら、まず「身体」と向き合うことです。

 

 

「不安」を抱えている人が、「こころの問題」に向き合うと、

 

まっすぐに「自分が抱えている問題」に向き合うと どうなるか。

 

 

 

「不安」がさらに増します。

 

 

どんどん「不安」が大きくなったり、新たな心配事が生まれたりします。

 

 

「不安」に向き合うのであれば、誰かが導きながら 向き合うのであればいいのですが、

 

1人で向き合うと、悪い方へ 悪い方へと どんどん思考が流れてしまいます。

 

 

 

「こころの問題」と向き合うことは、大切です。

 

でも、その前に「やること」があるのです。

 

 

 

 

それは「身体と向き合うこと」です。

 

 

 

自分自身の「身体」と、少し丁寧に向き合ってみるのです。

 

 

 

胸の前で、右腕と左腕を交差させてみると どんな感覚になるだろう。

 

 

どこか痛い? 腕の重さを感じる?

 

 

 

右腕と左腕をクロスして、そのまま 左手で自分の右のこめかみを

 

右手で自分左のこめかみを 押さえてみると どんな感じがする?

 

 

 

立ったまま、まっすぐに腰を曲げて、 ゆっくり ゆっくりと

 

手を伸ばしたら、その手は 床につく? 痛くない? 

 

 

 

そうやって、どんな部位でもいいので、ゆっくりと動かして その感覚を感じる。

 

まずは「身体」の感覚をしっかりと感じることです。

 

 

 

 

結構、硬いね、、、

 

 

こんなに重かったっけ。

 

 

そんな風に、まずは 自分の「身体」と向き合うのです。

 

 

 

その時のポイントは、「呼吸はゆっくりすること」

 

 

体操や、運動をするのではないので、ゆっくりと感じることが大切です。

 

だから「呼吸」も ゆっくりやること です。

 

 

 

そうやって、5分、10分 「身体」と向き合った後に

 

自分の「こころの問題」と向き合うこと です。

 

 

 

何事にも「準備運動」が必要です。

 

 

 

もちろん、「こころ」だって 同じです。

 

 

 

 

まずは、ゆっくりと 自分の「身体」に向き合うこと。

 

それから、ゆっくりと「こころ」に向き合えばいいのです。

 

 

 

 

よく「こころと身体」という言葉を耳にしますが、

 

 

向きあう順番は、「身体とこころ」です。

 

 

 

身体を伸ばせば、こころも伸びる。

 

身体を回せば、気も回るのです。(げんき)