その872)「学び続けること」を教えるのが「先生」の役割なのです。

 

 

 

「学校」の役割とは、いったい何でしょうか?

 

「先生」の役割とは、いったい何でしょうか?

 

 

 

もし、こんな質問があったとしたら、みなさんなら どう考えますか?

 

 

もちろん、答えは 1つではありません。 人それぞれです。

 

100人いれば、100通りの「解答」があるでしょう。

 

 

 

・人を成長させる「場」です。

 

 

・「学び」の「場」です。

 

 

 

表現に多少の違いはあっても、おそらく そうした答えが返ってくると思います。

 

 

 

ある学生の方から、こんな質問をいただきました。

 

 

「学校で学んだことを、社会に出て実践でいかせと言われるのですが、

 

どうやったらいいのか、よくわかりません。 どうしたらいいですか??」

 

 

という内容でした。

 

 

 

 

「学校」で「学び」

 

そして、それを「社会」で「実践する」(使う)

 

 

先生から、そう教えてもらったようです。

 

 

 

 

「学びの場」と「実践する場」

 

 

そのように教えてもらったのであれば、今ある疑問や不安は不思議ではありません。

 

 

 

 

僕は、少しだけ異なる考えをもっています。

 

 

それは、「学校」の役割、「先生」の役割は、

 

 

「学び続けること」を教えること。

 

 

そう考えています。

 

 

 

「何」を学ぶかではなく、「学ぶこと」を学ぶ「場」。

 

 

それが「学校」であり、それを教えるのが「先生」の役割だと思っているからです。

 

 

 

 

「学校」で学んだことが、「社会」に出て役に立つ。

 

 

 

もちろん、そういうこともありますが、、そんなに多くはありません。

 

 

 

それよりも、誰もが感じることは、

 

「社会」に出ると 途方もなく「学ぶもの」が多い。

 

「社会」に出た後の方が、学ばなければならないことが多い。

 

 

ということです。

 

 

 

つまり、「ずっと勉強」なのです。

 

 

 

 

「先生」の役割というのは、「学び続けること」を教えることです。

 

 

 

 

生涯ずっと勉強なのだ。

 

先生は、どんな場所にもいて、あらゆる人が先生なのだ。

 

「学ぶこと」が大事なのではなく、「学びつづけること」が大事なのだ。

 

 

というのを教えるのが 役割です。

 

 

 

 

「勉強」を教えるのではなく、「学びつづけること」を教えるのです。

 

 

 

 

僕は、「学校」や「先生」の役割をそのように考えています。

 

 

 

 

良い先生から学ぶと、こどもは「学び続けること」ができます。

 

 

 

「知識」が増えるのではなく、「経験」が増えるのです。

 

 

 

 

どんな「経験」も恐れず、それを次に生かすこと。

 

 

それを教えるのが「先生の役割」なのです。(げんき)