その875)「大事にされている」という実感を『連鎖させること』がコツ。

 

 

昨日は、「保育の職場のコミュニケーション」について講師として研修を行いました。

 

 

その研修会の中で質問を頂きました。

 

 

「職場全体の力をあげる、1人1人のつながりを深めたい。そう考えていますが、

 

なかなか難しく、どうやって1人1人の職員に指導をしていいのかわかりません。

 

どんな風に伝えるとよいと思いますか?ぜひ 先生のお考えを教えてください。」

 

 

という内容でした。

 

 

主任の先生らしい、職場全体。1人1人の職員への想いが伝わるご質問でした。

 

 

 

 

「職場のコミュニケーション」を高めるためには、

 

 

「あるもの」を その場に 充満させることが ポイントです。

 

 

その場に あふれさせるのです。

 

 

 

その「あるもの」とは、「大事にされている感」です。

 

 

 

「大事にされている」という実感です。

 

 

 

この人は、私のことを大事にしてくれている。

 

 

そうした「実感」を広げるのです

 

 

 

 

 

人は「大事にされている」という実感を持つと

 

相手のことも大事にしようとします。

 

そして、その「大事にされているという」想いは、さらに相手にも伝わります。

 

双方向になるのです。

 

 

これが 「しあわせなコミュニケーション」の基礎です。

 

 

 

A先生が、B先生に対して「大事にされている」という実感をもつと

 

今度は、B先生が A先生に対して「大事にされている」という実感をもつのです。

 

 

 

こうした「大事にされている感」を増やしていくことが大切です。

 

 

C先生と D先生の関係。

 

E先生と F先生の関係。

 

 

 

そうやって個別に、セットで増やしていくのです。

 

 

 

すると、それは次第に広がり、 A先生とD先生。 B先生とF先生。

 

そうやって、網の目に広がっていきます。

 

 

 

 

ポイントは、『1ペアずつ 行うこと』です。

 

 

まずは A先生とB先生。 C先生とD先生の間のように

 

「大事にされている」想いを感じられる関係を、1ペアずつ作ることです。

 

 

 

最初から、 A先生とB先生。 そして A先生とC先生。 A先生とD先生。

 

 

そうやって A先生が、どの先生に対しても「大事にしている感」を伝えると

 

 

 

逆に、

 

「A先生は、誰に対しても いい恰好しているよね、、」

 

「A先生は、八方美人よね、、」と ネガティブに捉えられてしまうこともあります。

 

 

もちろん、全部そうなるというわけではないのですが。

 

 

 

 

そうした点もふまえて、管理職の方や主任の先生方には、

 

職員同士の関係をふくらませていく「言葉がけ」を実践してもらっています。

 

 

 

 

そうした「言葉がけ」についても研修ではお話をしています。(げんき)