その916)「体調が悪い時にやる仕事」を事前にセラピーで決めています。

 

 

人は、いつも 元気な訳ではありません。

 

体調が悪かったり、機嫌が悪い日だってあります。

 

やる気がなく、こころのコントロールが難しい日だってあります。

 

それは「仕事」だけでなく、「家事」や「子育て」全てに於いてです。

 

 

 

でも、それは あって 当然 なのです。

 

 

 

調子がいい日、絶不調の日があるのが、普通なのです。

 

雨の日もあれば、雪の日もあるし、台風だってあります。もちろん、快晴の日も。

 

それが、この「世界」です。

 

 

 

 

僕のところの「親と子のメンタルヘルス研究所」は、メンタル面での相談機関です。

 

保護者、こどもたち、そして 先生のための「相談機関」です。

 

 

 

いらっしゃる時は、すべて「調子の悪い時」です。

 

元気がなく、気分も体調もすぐれない時。

 

 

そうした時に、みなさん いらっしゃいます。

 

 

 

「相談」の場では、やってはいけないことが あります。

 

 

それは「モチベーションをアップさせようとする」ことです。

 

「やる気を起こさせる働きかけ」

 

 

 

これは、NG です。

 

 

 

 

「やる気を起こさせよう」としたり「モチベーションをアップさせよう」とすると

 

たちまち、心身共に 体調は悪化するのです

 

 

 

では、いったい どんなことをしているのでしょうか?

 

 

① 話を聴く

 

② 悪い日なりにできることを一緒に考える

 

 

 

この2つだけ です。

 

 

 

 

ただ、しっかりと向き合って、納得いくまでお話を伺います。

 

そして、調子が悪い日、気分が悪い日なりに できることを一緒に考えます。

 

 

 

ここで大切なのは、「何もしない」という選択をさせないことです。

 

 

「悪いなりにできること」を見つけて 1つだけでもやること。

 

 

そこが ポイント です。

 

 

 

気分が乗らない、体調が悪い、機嫌が悪いから 「何もしない」では、

 

次回も また同じことになります。というよりも、、、

 

その「何もしないこと」がさらに、その方を悪化させます。

 

 

 

「悪いなりにできること」を見つけること。

 

 

 

そうすると、「悪い日」にも 全く何もできないわけではなく、

 

「出来る事がある」ということに気づくのです。

 

 

 

 

 

 

そうすると、さらに

 

 

「体調が悪い時にやる仕事」

 

「体調が悪い時にやる家事」

 

「体調が悪い時にやる子育て」

 

 

という 自分なりの「ルーティン」ができあがっていきます。

 

 

 

 

 

雨の日に「傘をさす」ように、雪の日に「コートを着る」ように

 

「できること」が見つかるのです。

 

 

 

 

体調が悪いから何もしない。気分が悪いから何もできない。

 

 

それは、雨の中を、傘もささずに立っていて ずぶ濡れになっているのと同じです。

 

 

当然、体調も悪くなるのです。(げんき)