その925)「園内研修」で「ストレス」を大・中・小に分けるのです。

 

今日は、「職員間の理解を深める簡単な園内研修の作り方」の『その3』になります。

 

 

 

先生方に、「みなさん、ストレス ありますか?」 そう質問すると

 

ほぼ全員、うなずきながら 「ある!ある!」と答えてくれます。

 

 

「そうですよね、ない はずが ない (笑)」

 

 

「では、そのストレスを しっかり大きさごとに 分けたことは ありますか?」

 

そう質問すると、 ほぼ全員 黙ってしまいます。

 

 

 

 

 

よく「ストレス対処法」という言葉を 耳にしますが、

 

基本的に「大きさごと」に その対処方法は 異なります。

 

 

宅配便や郵便物、引越の荷物などもそうですが、「サイズ」によって対応が違います。

 

それと同じです。

 

 

 

あらゆるもの事は、いったん「サイズ分け」が必要なのです。

 

 

 

 

 

 

「ストレス」は、大きく分けると「3つ」に分かれます。

 

「大ストレス」「中ストレス」「小ストレス」 です。

 

 

 

 

●「大ストレス」は、精神的、肉体的に 不調になってしまうような「出来事」。

 

●「中ストレス」は、トラブルや失敗など、感情が強く反応してしまう「出来事」。

 

●「小ストレス」は、ちょっとしたイラっとしてしまう「出来事」。

 

 

この3つに分かれます。

 

 

 

 

園内研修で、この3つのストレスの枠が書かれた「用紙」をお渡しして、

 

「職場や保育という仕事」をしていて感じる「ストレス」を書き出してみてください。

 

そうお伝えして、書き出してもらっています。

 

 

書き出す方法のほか、事前に30個ほど「ストレス要因」を準備しておき、それを1つずつ、「ストレスボックス」の中に当てはめてみてもいいです。

 

 

 

 

すると、案外 色んなことが 分かるのです。

 

 

 

 

 

「こどもが言うことを聞いてくれず、イラっとした」ストレスがあったとします

 

 

A先生は、これを「小ストレス」と感じています。

 

でも、B先生にとっては「中ストレス」と感じているようで、

 

C先生は、なんと「大ストレス」と感じています。

 

 

 

 

 

ものすごく厳しい 副園長先生の言葉を  

 

多くの先生が「大ストレス」と感じていたとしても、

 

ある先生は、「大」でも「中」でも「小」でもないと判断するかもしれません。

 

(大・中・小のほかに、「ストレスではない」問題なしを作ってもいいです。)

 

 

 

同じ出来事であっても「ストレス」の捉え方は、みんな 違います。

 

 

他の先生にとって「どんなこと」が「大きなストレス」なのかを共通理解すること。

 

 

これが、この「園内研修」の目的 です。

 

 

 

そして、3つに分かれたところで、この3つの「対処方法」を伝えます。

 

 

●「大ストレス」は、「対策」 

 

●「中ストレス」は、「対処」

 

●「小ストレス」は、「切り替え」

 

 

これが、3つの「ストレス」の対処方法です。

 

 

 

 

●「大ストレス」は、園全体で、事前に準備、計画をして防ぐこと。

 

 

●「中ストレス」は、具体的な対応をする。他の人の力を借りる。

 

 

●「小ストレス」は、気分を切り替える「ルーティン」を作る。

 

 

この3つの方法で、3つの「ストレス」に対応する方法を みんなで話し合います。

 

 

 

 

 

 

「ストレス解消」とは「ゲームの攻略」と同じです。

 

 

 

みんなで楽しく、ワイワイ話しながら、考えるものなのです。(げんき)