その952)「PDCA」の「P」とは「予測して準備する」ということです。

 

 

「PDCA」(PLAN ⇒ DO ⇒ CHECK ⇒ ACTION)

 

 

「これをいかに速く回すかが 大事」 

 

様々、目にする「PDCA」が書かれた記事には、よく そう書いてあります。

 

 

 

これは、保育の現場であっても、相談支援の現場であっても 同じです。

 

ゆっくりと回すよりも、出来る限り 早く回転させて そして 改善させていくことが大切です。

 

 

当研究所でも、1つの「PDCA」を 1週間で回すことがルールになっています。

 

 

そうすると、「相談支援」のようなものでは、早すぎるのではないか とよく言われます。

 

 

 

それは、1つの「PDCA」が大きすぎるのです。

 

大きな「PDCA」の中にも、小さな「PDCA」が複数あります。

 

 

細かく設定すれば 小さな「PDCA」は、1週間で回すことができます。

 

場合によっては、1日で回すことも可能です。

 

 

 

 

さて、今日は この「PDCA」の回し方ではなく、「P」の「Plan」(プラン)についてのお話です。

 

 

保育の現場や「相談支援」の場で、プランを立てる時。

 

 

実は、とてもとても 大事なポイント があります。

 

 

 

 

それは、「予測して 準備する」ということです。

 

 

 

保育の現場や「相談支援」の場での「PDCA」の「P」(プラン)とは

 

「予測して 準備する」ということです。

 

 

 

単に「計画する」ではないのです。

 

 

 

これは、メンタルヘルス支援なども同じで、「安全衛生の基本は、予防」です。

 

「起こってから対処する」のではなく、「未然に防ぐ・防止する」なのです。

 

 

 

「保育の現場」も まさに同じです。

 

 

「安全」と「衛生」は「業務」より上にある「優先事項」です。

 

 

 

「安全面」「衛生面」を「予測」しながら「準備する」という視点が、

 

どんな「計画」を立てる上でも、決して外すことができないのです。

 

 

 

これが、一般的な企業の「PDCA」の考え方と保育の現場の「PDCA」の違いです。

 

 

 

よーし、計画するぞと 意気込まなくても大丈夫です!

 

 

1日の中で、10分でも15分でも「予測して準備する」時間を持つだけで、

 

知らず知らずのうちに「PDCA」は、高速で回っているのです。(げんき)