その955)「保育現場のハラスメント対策研修」の内容について

 

 

2020年6月から「パワハラ防止法」が施行されたこと。ご存じですか?

 

 

大企業では 2020(令和2)年6月(今月)から、

 中小企業では 2022(令和4)年4月1日から 対応が義務付けられます。

 

保育所では、2022年(令和4年)4月1日から「対応」が義務化されます。

 

 

今年(2020年)の研修依頼で、最も多いのが、

 

実は、「保育現場のハラスメント対策」について です。

 

保育者向けというよりも、管理者向けの「ハラスメント研修」です

 

 (2022年度からは「職員向け(全体研修)が加わります。)

 

このお問合せの多さから「社会の意識変化」を感じることができます。

 

 

 

 

なぜ?「ハラスメント研修」の実施の必要性があるのか?

 

 

 

それは、ほとんどの場合が 「無自覚パワハラ」だから です。 

 

 

 

「パワハラという意識を持っていない」

 

「本人には そんなつもりも、自覚もない」

 

 

こうしたケースが ほとんど だからです。 だからまずは「認識」してもらうことが大事なのです。

 

 

 

 

一般企業と「保育現場」で「ハラスメント」の内容は、どう違うの?

 

 

と よく質問を受けるのですが、

 

 

よく 耳にする「パワーハラスメント」もあれば、「セクシャルハラスメント」もあります。

 

妊娠・出産、子育てに関する不当な嫌がらせの「マタニティ・ハラスメント」もあります。

 

 

 

そうしたものが、

 

「職場内」だけでなく、時には「保護者」との関係の中で起こることもあるのです。

 

 

それは、「どちらが どっち」という問題ではなく、

 

 

「保護者から 保育者へ」もあれば、「保育者から保護者へ」もあります。

 

もちろん「職場内で(先輩・上司から)」が最も多いのですが。

 

 

 

 

 

僕は、労働局の雇用均等室に勤務していた時期があり、

 

その時は、「育児休業・介護休業トラブル防止指導員」という業務にあたっていたのですが、

同じ部署が「ハラスメント対策部署」だったので、よく学んだ記憶があります。

 

そうした経験や、もう一つのEAPの会社では、企業内の「外部ハラスメント相談窓口」を行っています。

 

もしご興味がある方がいらっしゃれば「保育ストレスチェック」のページをご覧頂けたら幸いです。

 

 

そうした経験から、ここ数年は「ハラスメント研修」の研修依頼が多くなってきました。

 

おそらく2022年からは義務化されるので、本格的に増えてくると思います。

 

 

 

「保育現場のハラスメント」研修では、「研修実施」だけでなく、

 

3つの柱があります。

 

 

①「管理者向けチェックリスト」のご提供

②「職員向けアンケート」の実施

③「外部相談窓口」の設置

 

 

この3つです。

 

 

 

「ハラスメント」の研修では「外部相談窓口」設置は、重要です。

 

 

 

 

 

「保育現場でのハラスメント対策研修」は、2022年度より研修プランに加わります。まもなく詳細をアップ予定です。もう少々お待ちいただけましたら幸いです。(げんき)

 

 

 


2023年度から 新しい4つのテーマ研修がスタートします。

「虐待」も「ハラスメント」も防ぐことは難しくない。

「ストレスにならない保育」シリーズ。

この研修では「ハラスメント」についてのチェックと対策も含まれています。