その972)本当は「保護者支援研修」は「少人数」の方が効果は上がる!

 

 

僕がご依頼を受けて行う「保護者支援研修」の多くは、「集団研修」です。

 

 

市町村や保育士会様が主催されて、各園から先生が参加されて

 

全体で、50名から80名くらいの人数で行われる研修。

 

お引き受けをしている「保育者研修」の6割くらいがそうした形になります。

 

 

 

「集団研修」でも、もちろん多くの内容を持って帰って頂くことはできます。

 

 

 

ただ、本当の意味で「保護者支援」の「技術」を学び、それを活かす。

 

 

活かすというのは「自分に活かす」「自分の得意技」とするには、

 

やはり、「少人数」がベストです。

 

 

 

本当は、1対1(マンツーマン)での指導が最も効果が高い。

 

これが「保護者支援」という「テーマ」です。

 

 

 

 

僕が考えている保護者支援というのは、実は「対応」や「支援」ではありません。

 

 

 

 

えーーと思われるかもしれませんが。(笑)

 

 

 

「対応」や「支援」というのは、「事後」(事が起こってから)の話 です。

 

 

もちろん、それも「大事なこと」 です。

 

 

 

でも、本来の「保護者支援」というのは、「保育指導」に近いものなのです。

 

 

 

「保育」とは「成長を支え、しあわせをサポートするお仕事」です。

 

 

その対象は、何も「こどもたち」だけでは ありません。

 

そこには、「保護者」である「親」も含まれているのです。

 

 

 

「こどもと保護者の成長を支え、しあわせをサポートする」

 

 

これが「保育士」の役割 なのです。

 

 

 

「こども」にとっては、「先生」ですが、「保護者」にとっては「サービス提供者」

 

ではないのです。

 

 

「保護者」にとっても「先生」です。

 

 

 

そこを間違ってしまうと「保護者支援研修」は、

 

まるで「サービス業」の「お客様対応」「クレーム対応」研修になってしまいます。

 

 

「保護者」にとって、いつも支えてくれる!頼れる「コーチ」のような存在。

 

 

それが「先生」です。

 

 

 

 

僕のところの「親と子のメンタルヘルス研究所」で行っている先生を対象とした

 

「勉強会」や「ミニセミナー」は、3人とか5人とかの少人数です。

 

そうでないと「直接指導」ができないからです。

 

 

 

ご参加頂いた先生方に「保護者支援」のベースとなる

 

保護者を支える「コーチング技術」と「セラピー技術」を個別に指導しています。

 

 

「コーチング技術」×「セラピー技術」×「先生の個性」

 

 

これをかけあわせることで、その先生が保護者の「メンター」となれるレベルまで育てています。

 

そこまでになると、「保護者支援の技術」だけで、十分食べていくことも可能です。

 

 

 

 

本当は、「集団研修」にご参加頂いた50人~80人の先生に対して「全員」とお話し、

 

個別の指導ができると、ものすごい数の「保護者支援」の専門家ができる のですが。

 

 

これが、僕が今抱えている「今後の課題」なのです。(げんき)