昨日は、このブログでもよくご紹介をしています 定期的に行っている「ZOOM座談会」の日でした。
昨日の「座談会」も特に 事前にテーマを決めずに、近況報告をしながらの質問会のような形式となりました。
そんな中、ご参加頂いた方の中で、2名の方が 同じような質問をされました。
「支援中の方がいるのですが、なかなか うまくいかないんです。安定しないんです。」
というご相談。
もう1人の方も
「鉄は熱いうちにうて、ではないですが、なかなかご相談者の方の行動に結びつかずに悩んでいます。どうしたらいいですか?」
というご相談でした。
「うまくいかない」
「安定しない」
内容はそれぞれですが、問題の「核」となっているものは「同じ」です。
「元気先生なら どうされますか?」 と質問されたので
「もっと スピードを上げます!。もっと高速にします。」とお伝えしました。
「うまくいかない」「安定しない」のは、
「スピード」が遅いから です。
もっと正確に言えば、「支援のスピードが遅い」ということです。
実は、この世界には「安定」について
1つの「法則」が存在しています。
それは「高速で動くものは、安定する」という「法則」です。
「速ければ安定する。遅ければ倒れる」 ということです。
みなさん、自転車乗れますか?
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自転車をゆっくりゆっくりと 漕いでみてください。
きっと、フラフラして倒れそうになりませんか?
それは「遅いから」です。
「ペダルを早く漕ぐ」から「安定して走れる」のです。
駒なら どうですか?
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「安定している駒」は、常に「高速」で回っています。
もう止まりそうな「駒」は、ゆっくりと回りながら フラフラしています。
「遅ければ倒れる」のです。
飛行機だって、そうです。遅ければ、落ちます。
「仕事」だって、「経営」だって、「判断」だって
何でも、そうです。「速ければ安定し、遅ければ倒れる」のです。
「支援」というのも 全く同じです。
「支援」そのものは、ゆっくりと丁寧に行っていいのです。
ただ、
「支援の回数」や「接点(接触頻度)」などは常に「速くすること」を心がけることです。
そして、「支援の取り掛かり」も「早くすること」です。
「速くする」 そして 「早くする」
そうすれば「問題の解決スピード」は、一気に速くなるのです。
定期的な支援も
「それでは、来月またお会いしましょう」
「それでは、また2週間後に 」
これが「相談支援」の業界の「常識」です。
「カウンセリング」も「相談支援」も そんな感じではないですか?
だから「うまくいかない」のです。「安定しない」のです。
「面談」の場で、ガンガン高速で回転していた「駒」も
2週間後の「面談」では、もう傾いて 止まっているのです。
僕は、毎月常に40人くらいの方の「支援」を同時に行っています。
もう「駒」ではありません。「皿回し」の状態です。
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どんどん「回っているお皿」の回転スピードは落ちていきます。
だから、回っている「たくさんのお皿」を見ながら、
すぐに移動して、そして「皿を回す」。
また全体を見て、「回転が遅い皿」を見つけたら、
すぐに その「皿」を回し始めるのです。
これが「僕の支援のスタイル」になります。
「支援」で大事なのは、それでは2週間後というような「期日」ではありません。
「止まる前に回す」という「スピード感」なのです。(げんき)