その989)「安定」しないのは「支援の速度」が「遅いから」です。

 

 

昨日は、このブログでもよくご紹介をしています 定期的に行っている「ZOOM座談会」の日でした。

 

 

昨日の「座談会」も特に 事前にテーマを決めずに、近況報告をしながらの質問会のような形式となりました。

 

そんな中、ご参加頂いた方の中で、2名の方が 同じような質問をされました。

 

 

 

「支援中の方がいるのですが、なかなか うまくいかないんです。安定しないんです。」

 

 

というご相談。

 

 

もう1人の方も

 

 

「鉄は熱いうちにうて、ではないですが、なかなかご相談者の方の行動に結びつかずに悩んでいます。どうしたらいいですか?」

 

 

というご相談でした。

 

 

 

 

「うまくいかない」

 

「安定しない」

 

 

内容はそれぞれですが、問題の「核」となっているものは「同じ」です。

 

 

 

「元気先生なら どうされますか?」 と質問されたので

 

 

 

「もっと スピードを上げます!。もっと高速にします。」とお伝えしました。

 

 

 

 

「うまくいかない」「安定しない」のは、

 

 

「スピード」が遅いから です。

 

もっと正確に言えば、「支援のスピードが遅い」ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、この世界には「安定」について

 

1つの「法則」が存在しています。

 

 

 

 

 

 

それは「高速で動くものは、安定する」という「法則」です。

 

 

「速ければ安定する。遅ければ倒れる」 ということです。

 

 

 

 

みなさん、自転車乗れますか?

 

 

自転車をゆっくりゆっくりと 漕いでみてください。

 

きっと、フラフラして倒れそうになりませんか?

 

それは「遅いから」です。

 

 

 

「ペダルを早く漕ぐ」から「安定して走れる」のです。

 

 

 

 

駒なら どうですか?

 

 

「安定している駒」は、常に「高速」で回っています。

 

 

もう止まりそうな「駒」は、ゆっくりと回りながら フラフラしています。

 

 

「遅ければ倒れる」のです。

 

 

 

 

飛行機だって、そうです。遅ければ、落ちます。

 

 

 

「仕事」だって、「経営」だって、「判断」だって

 

何でも、そうです。「速ければ安定し、遅ければ倒れる」のです。

 

 

 

「支援」というのも 全く同じです。

 

 

 

 

 

「支援」そのものは、ゆっくりと丁寧に行っていいのです。

 

 

ただ、

 

「支援の回数」や「接点(接触頻度)」などは常に「速くすること」を心がけることです。

 

 

 

そして、「支援の取り掛かり」も「早くすること」です。

 

 

 

 

「速くする」 そして 「早くする」

 

 

そうすれば「問題の解決スピード」は、一気に速くなるのです。

 

 

 

 

定期的な支援も

 

 

 

「それでは、来月またお会いしましょう」

 

「それでは、また2週間後に 」

 

 

 

これが「相談支援」の業界の「常識」です。

 

 

「カウンセリング」も「相談支援」も そんな感じではないですか?

 

 

 

だから「うまくいかない」のです。「安定しない」のです。

 

 

 

「面談」の場で、ガンガン高速で回転していた「駒」も

 

2週間後の「面談」では、もう傾いて 止まっているのです。

 

 

 

 

 

僕は、毎月常に40人くらいの方の「支援」を同時に行っています。

 

もう「駒」ではありません。「皿回し」の状態です。

 

 

どんどん「回っているお皿」の回転スピードは落ちていきます。

 

だから、回っている「たくさんのお皿」を見ながら、

 

 

すぐに移動して、そして「皿を回す」。

 

また全体を見て、「回転が遅い皿」を見つけたら、

 

 

すぐに その「皿」を回し始めるのです。

 

 

 

これが「僕の支援のスタイル」になります。

 

 

 

「支援」で大事なのは、それでは2週間後というような「期日」ではありません。

 

「止まる前に回す」という「スピード感」なのです。(げんき)