「新型コロナウイルス」感染拡大の影響で、研修講師の方がみんな困ること。
それは、『グループワーク』です。
僕も、90分や2時間の研修の場合は、ほとんど「グループワーク」はやらないのですが、
3時間を超え、4時間、5時間の研修になると だいたい「ポストイット」を使った
「グループワーク」を1時間ほど 組み込んでいました。
でも、現在の「コロナ」の状況では、到底できるはずもありません。
もちろん、完全に「アクリル板」で周囲を仕切ってしまえば、「グループ」になるのも
不可能ではないですが、やはり「マスク」をして、「アクリル板」に囲まれて・・・・
参加者の意識としては、少し テンションは下がってしまうはずです。
「グループワーク」はできない。
でも、「個人ワーク」はできる。
そんな時に 使えるのが「9マスシート」です。
いわゆる「マンダラシート」と呼ばれるもの。
この「9マスシート」を使って、今回は「ワーク」をやってみました。
(ちょっと今回 写真が NGだったので アップは出来ませんでしたが)
この「9マスシート」は、真ん中に「テーマ」を書いて
それについて、8個の「アイデア」や「考え」を書き出す シートです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=425x10000:format=png/path/sa0ffa718ed32e173/image/iec84556a490e97fd/version/1597266650/image.png)
やり方は、ど真ん中に「テーマ」
そして、周りの8つのマスに「行動」を書き出します。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=425x10000:format=jpg/path/sa0ffa718ed32e173/image/i41589a2025cce820/version/1597266694/image.jpg)
例えば、仮に 今回の研修が「メンタルヘルス」だったとしたら
ど真ん中の「テーマ」を「ストレスを減らす」にします。
そして、参加者に それぞれ 「自分自身のストレスを減らす行動」を
8つのマスに書き出してもらいます。
そこに、書き出す時の「ルール」
それは、「行動」であること です。
どうやったら「ストレス」が減るか、どうやって「ストレス」を減らすか
そのために、自分がやる「行動」だったり、これだったら減るだろうという「行動」を書きます。
こんな感じです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=425x10000:format=jpg/path/sa0ffa718ed32e173/image/i5661af95bba99e06/version/1597266767/image.jpg)
みなさんに書き出してもらった後に、講師の書いた「8マス」を紹介してもいいですし、
それぞれの方に 自分が書き出した「8マス」を発表してもらってもいいです。
「やり方」は色々できます。
僕は、今回、 この8マスの中に最初から順番を振っておきました。
そして、今回は 「テーマ」にあわせた8つの「行動」も事前に みなさんにお伝えしました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=426x10000:format=jpg/path/sa0ffa718ed32e173/image/i985735dd97c70fee/version/1597267556/image.jpg)
そして、その「行動」を書き出す時に、もっとも効果の高い「行動」から順番に
1から8までの「順位」を付けて、順番通りに 記入してもらいました。
「行動」に「優先順位」を付けてもらいました。
そして、僕が解説の中で、最も効果の高い「行動」を1から8までご紹介しました。
講師が解説した「順番」と 自分が書いた「順番」を比べて
同じであれば、〇をする
そうすると、「ビンゴ」としても使えます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=423x10000:format=jpg/path/sa0ffa718ed32e173/image/i34a1d71f50f65cda/version/1597267565/image.jpg)
ちなみに「ビンゴ」には、「商品」も準備しておきました。
「テーマ」を変えれば、どんな形でも使えるのが、
この「9マスシート」のいいところです。
みなさんなら、どう使いますか?
「グループワーク」の目的は、「他者の視点」を学ぶこと です。
話をしたり、コミュニケーションを楽しむことは、今回「コロナ」で難しいのですが、
せめて、「他者の視点」を学ぶことだけは やっておきましょう。
盛り上げ方は、講師である「あなた次第」です!(げんき)