その1002)本当に成果が出る「園内研修」を作るなら「1年間で1テーマ」に限る!

 

 

お盆休みに入る前に、3人の園長先生と「ZOOM」で打ち合わせをしました。

 

打ち合わせは、「研修会」についてのものだったのですが、

 

 

その後、園独自で行う「園内研修」や「勉強会」についての

 

ちょっとした相談会のような感じになりました。

 

 

 

「来年の園内研修というか、職員の勉強会のようなものを どうしようかと

 

今から検討しているんですが、元気先生は、どんな風に作れば、最も成果が出ると

 

思いますか? 何か アドバイス頂けましたら。」

 

 

という ご相談がありました。

 

 

 

 

保育所や幼稚園、こども園や学童では、

 

定期的に「園内研修会」や「職員勉強会」を開催していると思います。

 

 

年に数回、様々な「テーマ」で話し合ったり、時に「外部講師」を呼んだり、

 

仮に、年に数回は、難しくても 毎月の「職員会議」とセットで行ったりなど 様々だと思います。

 

 

 

 

「保育」の現場では、本当に 学ばなければならないことが多く、

 

特に「衛生面」や「安全面」に関わることは、

 

こどもたちの「いのち」に関わることなので、しっかりと学んでおく必要があります。

 

 

 

「勉強会」や「研修会」は、本当に大事なもの です。

 

 

 

 

さて、ご質問頂いた 「最も成果が出る」 ですが、

 

その点だけを考えると「選択肢」は、1つに絞られます。

 

 

 

 

それは、「1年間」で「1テーマ」です。

 

 

それ以外の「選択肢」は、ありません。

 

 

 

ただ、年に1回だとしたら、単なる「1回1テーマ」になってしまいますので、

 

そこから「成果」は期待できません。

 

 

 

あくまでも、1年間で 複数回の実施。 

 

 

それも「1テーマ」

 

 

これが「基本」になります。

 

 

 

まさに、「1点集中」 です。

 

 

 

 

 

「複数回って、何回くらいがいいですか?」 

 

「そうですね。最低 3回です」 そうお答えしました。

 

 

 

 

「3回 1セット」

 

まるで、筋トレみたいな感じになりますが、少なくとも、3回は、必要になります。

 

 

 

●1回目は、「目標を決めて、どうやるか決める」

 

 

「目標」と「やり方」を決める。

 

 

 

 

●2回目は、「やったことの結果を話し、修正箇所を決める」

 

 

「実行」と「振り返り」

 

 

 

●3回目は、「修正した内容の成果を検討し、今後どう継続するかを決める」

 

 

「継続」するための「仕組み」を作る。

 

 

 

 

 

この流れで進めるためには、少なくとも、最低「3回」は必要になるのです。

 

 

 

 

「テーマ」は、それぞれの「園」の「課題」なので、なんでも構いません。

 

 

 

「安全面」でも「衛生面」でも

 

「コミュニケーション」でも、「新型コロナ対策」でも

 

「メンタルヘルス」でも

 

 

 

どんな「テーマ」であったとしても、

 

この3つのステップで行えば、自ずと「PDCA」は回っていきます。

 

 

 

 

1年間をかけたものなので、

 

「緊急を要するテーマ」や「時期が限られたテーマ」は、なかなか成果を出しにくいのですが、

 

 

 

「事故防止対策」や「事務業務の改善」などの

 

大きな「テーマ」であれば、終わった後の「成果」も大きなものになります。

 

 

 

 

これを「会議」としてではなく、「研修会」として行うから

 

「成果」が出るのです。

 

 

 

 

 

 

 

そして、大切なことは「1点集中」

 

何を「選択」し、何に「集中」するか です。

 

 

 

「大きな成果」とは『選択と集中』から生まれるのです。(げんき)