その938)「園内研修」とは「年に1回」やるものではなく、小刻みに継続的にやるものです。

 

 

通常、「園内研修」というのは、「年に1回」全体で行われるものです。

 

 

年に1回、なんらかの行事の後、職員が全員集まれる日をめがけて実施する。

 

 

それが「園内研修」です。

 

 

 

と、、、思われているようです。

 

 

 

 

確かに、何かの「発表」であったり「大会」や「総会」のような「イベント」であれば、

 

それも そういう形になるのかもしれません。

 

 

ただ、「園内研修」というのは、「イベント」ではありません。

 

 

 

「教育カリキュラム」なのです。

 

 

 

「小刻み」に「継続的」にやる。

 

この「継続的」にやることが、最も大事な「ポイント」なのです。

 

 

 

もちろん、「会議」や「勉強会」は定期的に行われているかと思いますが、

 

実際は、「研修」も、そういうものなのです。 「現場」で活かすためにやるものです。

 

1回聴いて、1回学んで、簡単に実践できるものではないのです。

 

 

 

 

これが、一般的な「社内研修」といわれるもので、

 

福祉職であれば、「介護職」や「看護職」などに関しては、定期的に行われている所も多いですが、

 

一部の保育所以外では、あまり「定期的に」行われていないのが現実です。

 

 

 

 

理由は、おそらく「講師」の問題です。

 

 

「講師」を毎回呼ぶ 予算的なものが組まれていなかったり、その調整が難しい。

 

また、そんな時間もない、というのが「理由」なのかもしれません。

 

 

 

 

でも、これは「今まで」のお話となり、これからは もっと変わっていきます。

 

 

 

この「新型コロナウイルス」の影響で、経済も含めて 様々なものがダメージを受けて

 

この国自体が、これまでの「考え方」を大きく転換せざるを得ない時期にきました。

 

色んなものが、ますます これから大きく変わるはずです。

 

 

 

 

その「キーワード」は、おそらく「大」から「小」です。

 

 

 

「大規模」から「もっと小規模」そして「個別」に変化すると思います。

 

もっともっと 小さい単位で行われる、個別的に、一人一人にあわせて、そうした流れになります。

 

 

 

この世の中の「流れ」には、きっと逆らうことはできないでしょう。

 

 

 

「研修」も同じです。 もっと もっと コンパクトなものが生まれると思います。

 

 

 

それを可能にしたのが「今」の「オンライン」の流れ です。

 

 

 

 

短時間で、思いついた時に、実施できる。

 

講師を段取りするのではなく、講師側が毎日 配信している「講義」に

 

好きな時に、気軽に参加できる。

 

 

 

そうやって、小刻みに学び、そして「現場」で使い、また、学ぶ。

 

こうやって「継続的」に行うのが、これからの「園内研修」です。

 

 

1人1人の「能力」は違います。だからこそ、1人1人伸ばす必要があるのです。

 

 

「研修する時間がない」ではなく「時間は作るもの」です。

 

 

 

もちろん、日本全国すべての園がそうなるとは 思ってはいませんが、

 

そうした「スタイル」が定着するのは間違いない「流れ」です。

 

 

 

僕も、自分なりの形で「仕組み」を「世の中」に残して、引退できたらなあと思っています。(げんき)

 

 

 


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