【誰でも通園制度】「せんせい、ぼくを見て」在園児の「見てほしいサイン」の正体 〜行動の裏にある不安と関わり方〜

 

 

でも通園制度が始まり、
クラスの中に「はじめまして」のこどもが増えていきます。

 

その中で、在園児にこんな変化はありませんか?

 

 

●甘えが増えた

 

●わざと困らせる行動が出てきた

 

●以前より落ち着きがなくなった

 

 

現場ではよくこう言われます。

 

「最近、この子ちょっと手がかかるんです」

 

でも、ここに大切な視点があります。

 

 

それは「問題行動」ではなく
「見てほしい」というサインかもしれないということです。

 

 

■なぜ在園児は「不安」になるのか?

 

こどもにとって保育園は、

 

「安心できる場所」
「自分の居場所」

 

です。

 

そこに新しいこどもが増え、
先生の関わりが分散すると…

 

「あれ?せんせい、ぼくのこと見てる?」

 

という小さな「不安」が生まれます。

 

 

■カギになるのは「こころのセンサー」

 

こどもの脳には、

 

不安や危険を感じ取るセンサー(扁桃体)

 

があります。

 

 

このセンサーはとても敏感で、

  • いつもと違う空気
  • 先生の関わりの変化
  • 自分への注目の減少

 

こういった「ちょっとした変化」にも反応します。

 

 

■不安が「行動」になるとき

 

扁桃体が「不安」を感じると、

 

こどもはそれを言葉ではなく

 

行動」で表現します

 

 

例えば…

  • わざとふざける
  • 注意を引く行動をする
  • 甘えが強くなる
  • トラブルを起こす

大人から見ると「困った行動」ですが、

 

 

こどもからすると
「気づいてほしい」というメッセージです。

 

 

 

■「ダメ!」の前に見るべきこと

 

忙しいとつい、

 

「それやめて!」


「なんでそんなことするの!」

 

と言ってしまいますよね。

 

 

でもその前に、ほんの少しだけ立ち止まってみてください。

 

「この子、今なにを伝えようとしてる?」

 

この視点があるだけで、関わりは大きく変わります。

 

 

 

■3つの対応のポイントをご紹介

 

■対応のポイント①:先に「安心」を届ける

 

 

行動を止める前に大切なのは、

 

安心を先に満たすこと

 

例えば…

  • 名前を呼ぶ
  • 目を見て声をかける
  • そっと近くに行く

これだけでも、

 

「先生は自分を見てくれている」

 

という感覚が戻ってきます。

 

 

 


■対応のポイント②:「気づいているよ」を伝える

 

 

こどもは、

「見られていること」で安心します

 

 

だからこそ、

  • 「さっき○○してたね」
  • 「ちょっと気になってたんだよ」
  • 「○○したかったんだよね」

と、「気づいていること」を言葉にする

 

 

これがとても大切です。

 

 

 


■対応のポイント③:行動ではなく「気持ち」を見る

 

 

例えば、

 

「ふざけないで!」ではなく

 

 

「ちょっと寂しかったのかな?」

 

 

この関わりは、

 

こどもの「内側」に届きます

 

 

 

■実は、一番大切なこと

 

在園児が求めているのは、

 

特別な関わりではありません

 

 

「自分はちゃんと見てもらえている」という感覚です。

 

 

制度が変わり、


環境が変わり、


保育の形も変わっていきます。

 

でも、変わらないものがあります。

 

それは、

 

どもは「見てほしい」「わかってほしい」存在であること

 

 

です。

 

困った行動が出たときこそ、

 

「この子、今なにを感じているんだろう?」

 

と問いかけてみてください。

 

 

その一歩が、

 

安心につながり


行動が変わり


クラス全体の安定につながります。

 

(げんき)

 

 

 

次のブログ記事は、「伝え方のコツ」です。

こちらです。


【執筆者プロフィール】

 

岸本  元気感情開放療法セラピスト

保育士・精神保健福祉士)

 

感情のブロック」を解き放つ「感情開放のスペシャリスト」

 

福岡にある、相談支援機関「親と子のメンタルヘルス研究所」所長。

メンタル不調を抱える保護者や保育者に特化した感情開放療法セラピストとして活動。不安を開放するだけでなく「人生そのもの」を大きく前進させることを目的とした「人生の流れを変える感情のスペシャリスト」。年間120本を超える全国での講演・研修は、エンターテイメントで培った「こころに響くことば」と、専門職としての「確かな知見」が融合した唯一無二の内容として知られる。 詳しいプロフィールは、こちら