【誰でも通園制度】「伝えたのに伝わっていない」をなくす 保護者とのズレを防ぐ伝え方 〜「正しく言う」より「届くように言う」〜

■こんな経験ありませんか?

  • 丁寧に説明したのに、後日クレームになる
  • しっかり伝えたはずなのに「聞いてない」と言われる
  • 悪気はないのに、なぜか誤解される

 

それは、「伝え方」が悪いわけではありません。

 

「伝わる設計」になっていないのです。 

 

■なぜ「ズレ」が起きるのか?

 

実は、理由はシンプルです。

 

 人は「事実」ではなく「感情」で受け取るからです。

 

 

例えば、こんな場面。

 

先生:「今日はお友だちとトラブルがありました」

 

これは「事実」としては正しいです。

 

 

でも、、保護者の心の中では

 

 

「え、うちの子が悪いの?」


「ちゃんと見てもらえてたの?」

 

 

 

と、不安や防衛反応が先に立ちます。

 

 

「扁桃体」が先に反応するからです。

 

 

■「ズレ」を防ぐ「3ステップ」

 

 

伝えるときは、「順番」がとても大切です。

 


安心を先に届ける

 

いきなり事実を言わない。

 

まずは


「大丈夫ですよ」という土台をつくる

 

例)
「大きなケガなどはなく、安心してくださいね」

 

 


事実をシンプルに伝える

 

 

そのうえで、出来事を短く。

 

例)
「その中で、おもちゃの取り合いがありました」

 

 


意味づけを添える

 

 

最後に、「その子の成長」として伝える。

 

 

 

例)
「お友だちと関わろうとする姿が増えてきていますね」

 

 

 

■NGパターン(順番ミス)

 

❌「トラブルがありました → でも大丈夫です」

 

 

 これ(事実→安心)だと


最初に「不安スイッチ」が入ってしまいます。

 

 

 

■OKパターン(順番が命)

⭕「大丈夫です → トラブル → 成長」

 

(安心→事実→成長)

 

 

 この順番だけで


受け取り方は、180度変わります。 

 

■たった一言で変わる

 

例えば…

 

❌「噛みつきがありました」

 

( 強い言葉で扁桃体も不安が支配)

 


⭕「びっくりされるかもしれませんが、ケガはなく安心してくださいね。お友だちとの関わりの中で、気持ちが強く出てしまう場面がありました」

 

 

 

 同じ事実でも


「受け取り方」が全く変わります。

 

 

 

■本当に大切なこと

 

保護者が求めているのは

 

 

「正確な報告」ではなく


「安心できる理解」です。

 

 

ズレを防ぐために必要なのは

 

 

✔ 正しく伝えることではなく


届く順番で伝えること です。(げんき)

 

次のブログ記事は、こちらです。

 

 


【執筆者プロフィール】

 

岸本  元気感情開放療法セラピスト

保育士・精神保健福祉士)

 

感情のブロック」を解き放つ「感情開放のスペシャリスト」

 

福岡にある、相談支援機関「親と子のメンタルヘルス研究所」所長。

メンタル不調を抱える保護者や保育者に特化した感情開放療法セラピストとして活動。不安を開放するだけでなく「人生そのもの」を大きく前進させることを目的とした「人生の流れを変える感情のスペシャリスト」。年間120本を超える全国での講演・研修は、エンターテイメントで培った「こころに響くことば」と、専門職としての「確かな知見」が融合した唯一無二の内容として知られる。 詳しいプロフィールは、こちら