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2020年

4月

02日

その921)「他人の感情」に「敏感な人」は、「自分の感情」には「鈍感」です。

 

 

 

 

「他人の感情」に「敏感な人」は、「自分の感情」には「鈍感」です。

 

 

 

 

僕は、そう思っています。

 

 

常に「他人の顔色」を伺い、「他人の感情」に敏感になって、そればかりに反応しすぎる。

 

 

「他人の感情」をとても重要視する傾向がある人は、「自分の感情」にも とても敏感に違いない、、

 

そう思われがちですが、、

 

 

実は、逆で、「自分の感情」は「無視」しがち です。

 

 

 

 

「自分の感情」よりも「他人の感情」が優先されるからです。

 

 

 

 

「他人の感情」を優先させて、「自分の感情」に我慢をさせて、耐えさせて

 

「それ」が とても大切なことである。 美徳である。

 

 

 

 

そういう風に、いろんな場面で 教えられます。

 

いつのまにか、誰からというわけでもなく、教えられてきました。

 

 

 

 

「それ」を まず、最初に話し合うこと。

 

 

 

 

これが「メンタルヘルス支援」です。

 

 

 

「他人の感情」を「自分の感情」より優先させない。

 

 

 

「そこ」をしっかりと話し合い。納得させることができるかどうか。

 

それが、「セラピー」の基本 なのです。

 

 

 

 

 

「保護者支援」でも「保育者のメンタルヘルス支援」でも

 

もちろん、「こどもたちの支援」も同じです。

 

 

 

 

 

 

1番最初に、「何」を話し合うのか。

 

 

 

そこが 重要なポイント なのです。

 

 

 

 

 

 

 

スタッフにも、後輩のソーシャルワーカーやカウンセラーにも

 

最初に 「何」を話し合った ?  と聞きます。

 

 

 

その「返答内容」で「支援」の結果は、おのずと見えてくるのです。(げんき)

 

 

 

 

 

2020年

3月

27日

その920)「世の中の流れ」よりも「自分の流れ」の方が正確です。

 

 

「世の中の流れが、今こうなっているので、これからは・・・・」

 

よく、そうした言葉を耳にします。

 

 

 

「世の中」が、こう流れているから、それに合わせて、それに乗って

 

「自分」も こう変わらなければならない。「わが社」も こう変わらなければならない。

 

ということです。

 

 

 

確かに、その通りです。 「流れ」に合わせること、流れに乗ることは 間違いではありません。

 

 

 

 

 

ただ、条件があります。

 

それは、「自分の流れ」を知った上で。 ということです。

 

 

 

 

これまで「自分が どう流れてきたのか」 

 

自分が通ってきた「道」を振り返った上で。 の話 なのです。

 

 

 

 

 

「世の中の流れ」など どんどん変わっていきます。

 

時に、今までとは「真逆」になったり、急激に「アップダウン」もあります。

 

今まであったものが一気になくなったり、今までなかったものが、一気に現れたり、

 

一斉に 人が集まったかと思うと、一気に誰もいなくなったり、

 

 

それが「世の中の流れ」です。

 

 

 

 

「世の中の流れ」に ただ 乗っかるということは、

 

 

台風で 増水した 今にも氾濫しそうな 濁流の中を

 

一気に流されている「流木」のようなものです。

 

 

 

「よし、いいぞ、好調だ」そう感じていても、次の瞬間には、壁に激突しています。

 

 

 

 

「自分の流れ」を知るということは、

 

 

これまで、自分が「物事」をどう捉えて、何をやろうとしてきたのか、

 

そのために どんな行動をして、今 どんな結果になっているのか。

 

 

自分は、何に反応しやすいのか、何に流されやすいのか

 

 

それを「知っている」ということです。

 

 

 

 

「自分の流れ」を自覚した上で、「世の中」の流れにのると

 

今は、流れずに 川岸でとどまっていたり、次の流れに乗ったり、

 

川の中央ではなく、川の端を流れながら、一気に 川の真ん中の流れにのることが できます。

 

 

 

 

 

 

「世の中の流れ」は わかりません。 絶えず変化し続けるからです。

 

でも、「自分の流れ」は、振り返ることで それを読み解くことはできます。

 

 

 

 

 

 

どちらが「自分の未来」を「正確」に教えてくれるか。

 

もちろん、「自分の流れ」です。(げんき)

 

 

 

 

 

2020年

3月

26日

その919)「ネガティブ情報」は聞けば聞くほど「メンタル不調」を悪化させるのです。

 

 

 

今日は、「メンタル不調時の保護者支援」のお話です。

 

 

 

3月の初めから、相談室にいらっしゃる保護者の方にお願いをしていたことがあります。

 

 

それは 「コロナの情報は見ないようにしてくださいね!」 です。

 

 

 

「新型コロナウイルス」についての「情報」を見ないようにしてください。

 

どうしても「情報」を取得したいのであれば、「活字」情報にしてください。 

 

というお願いです。

 

 

 

 

 

「活字」情報とは、「新聞」や「配布されるプリント」のようなものです。

 

 

「ネット」での「ニュース情報」ではありません。

 

 

 

そう、お願いして もう3週間が過ぎました。

 

 

 

 

ほとんどの保護者の方から

 

「不安で動けなくなることは、なかったですよ、先生」という元気な声を聞いて

 

本当に安心しました。

 

 

 

 

「ネガティブな情報」

 

 

ここでは、「新型コロナウイルス」の情報ですが、

 

これ自体が悪いわけでは ありません。

 

 

 

「これ」だけであれば、「単なるネガティブな情報」です。

 

 

問題なのは、この「情報」に「人の感情」が加わることです。

 

 

 

 

「ニュース」のように「事実」だけを淡々と伝える分は、まだ ましですが、

 

「情報番組」などで、コメンテーターなどが感情を込めて 自分の「ネガティブ感情」を加えられると、

 

その「単なる情報」は「不調を抱えた方」には悪影響になります。

 

 

 

それを毎日毎日 浴びれば 「不調」が悪化しないわけはないのです。

 

 

 

 

 

もちろん、予防のためや業務に関係するため 必要なこともあります。

 

 

それであれば、「活字情報」として取得して「目」からの「情報」に留めておくことです。

 

 

「耳」から入る「音声」や、話す人の「感情」まで受け取らないことです。

 

 

 

「テレビ」や「映像」を観るのであれば「好きな番組」だけを観ること。

 

あえて、憂鬱になったり、不安になるものを 選ぶ必要などありません。

 

 

 

 

「情報を得ないと 新型コロナウイルスに罹ってしまう」

 

 

そんなことは ないのです。

 

 

 

 

 

「不要な情報」ばかりに接していると、逆に「病気」になってしまいます。

 

 

 

世の中のキーワードは、「接触」から「非接触」に変わりつつあります。

 

 

「非接触」とは「余計なものには触れない」 なのです。(げんき)

 

 

 

2020年

3月

04日

その918)学童の先生が「今」注意しなければならない2つのこと。

 

 

このブログ記事を書いている「今」。

 

きっと、これまでとは違った形で保育をされていると思います。

 

 

一生懸命頑張っている学童指導員の先生方に、

 

「今こそ」注意しなければならない2つの点をお伝えできたらと思います。

 

 

1つは、「こどもたち」

 

もう1つは、「指導員の先生」みなさんについて です。

 

 

 

「こどもたち」については、「過覚醒」です。

 

大人でも、「今」は ストレスフルな状態です。

 

こどもたちにとっては、それは さらに大きなものです。

 

 

こうした「環境」が続くと、いつもピリピリした感じで緊張が抜けなくなったり、

 

怒りっぽくなったり、「対人関係」での問題が発生し、そうした中「孤立」してしまうことがあります。

 

そうしたものを「過覚醒」といいます。

 

 

 

昼間の「保育」の中で、ストレスが蓄積されてしまうと、家に帰ってからも

 

イライラが収まらなかったり、常に気持ちが高ぶったままの状態になることもあります。

 

 

 

保護者の方も、通勤や勤務で、かなりの「ストレス」を抱えているはずです。

 

時間が経てばたつほど、親も子も「ストレス」から互いをサポートしにくい環境が生まれてしまいます。

 

 

 

「今」できることは「保護者としっかり連携すること」です。

 

そして、もし

 

こどもたちが 苛立ち、気持ちが高ぶっていても 

 

それをしっかりと周囲が理解してあげることが大切です。

 

 

そして、「指導員」の先生方は「燃え尽き(バーンアウト)」です。

 

きっと「今」は、まだ大丈夫だと思います。

 

でも、この期間が長くなり、ふと「事態」が落ち着き、ようやく「日常」を取り戻そうとした時、

 

これまで、一生懸命がんばってきた反動で、突然、気が抜けたようになってしまいます。

 

 

これが「燃え尽き(バーンアウト)」です。

 

 

「燃え尽き」てしまうと、1、2日では 回復が難しくなります。

 

「週単位」での時間がかかってしまうのです。

 

 

 

 

・・・人が足りない、休んでられない。・・・

 

 

そうした「医療」「介護」「保育」の分野で働く方は、「今」が一番大変ですが、

 

だからこそ、「終息」して「落ち着いた頃」を「イメージ」しておくことが大切です。

 

 

 

 

「頑張って乗り切った後」に「自信」や「誇り」「希望」が生まれるのであれば

 

この経験も意味があるのですが、

 

 

「頑張って乗り切った後」に「離職」が生まれてしまうと

 

「今」の努力が、報われなくなってしまいます。

 

 

 

 

 「今」みんな「不安」を抱えながらも笑顔で 頑張っています。

 

 

『今』こそ、「想いやり」と「こころの余裕」を持つことが大切です。(げんき)

 

 

 

 

 

2020年

2月

29日

その917)「緊急事態」の時に初めて、「今までやってきたこと」が分かるのです。

 

 

 

「今までやってきたこと」

 

 

「今まで自分がやってきたこと」や「今まで組織がやってきたこと」

 

 

 

 

そうしたものは「普段」は気づくことができません。

 

もちろん、なんとなくは わかるかもしれませんが、ほとんど 曖昧なものです。

 

 

 

 

でも、それは「緊急な場面」が発生すると わかります。

 

「緊急事態」になると、「今までやってきたこと」が表に現れるのです。

 

 

 

その時初めて、「今までやってきたこと」の『本当の姿』がわかります。

 

 

 

 

『努力してきたのか』

 

 

『信頼されていたのか』

 

 

『他人の気持ちを大切にしていたのか』

 

 

 

 

それが わかります。

 

 

『本当の姿』を自分自身に突き付けられるのです。

 

 

 

 

でも、また「緊急事態」が終わると、人はその事を忘れてしまいます。

 

また「本当の姿」を忘れてしまい、今までと同じ に戻ってしまいます。

 

 

 

 

「緊急事態」の時こそ、

 

慌てずに「しっかりと見ておくこと」が大切なのです。(げんき)

 

 

 

2020年

2月

28日

その916)「体調が悪い時にやる仕事」を事前にセラピーで決めています。

 

 

人は、いつも 元気な訳ではありません。

 

体調が悪かったり、機嫌が悪い日だってあります。

 

やる気がなく、こころのコントロールが難しい日だってあります。

 

それは「仕事」だけでなく、「家事」や「子育て」全てに於いてです。

 

 

 

でも、それは あって 当然 なのです。

 

 

 

調子がいい日、絶不調の日があるのが、普通なのです。

 

雨の日もあれば、雪の日もあるし、台風だってあります。もちろん、快晴の日も。

 

それが、この「世界」です。

 

 

 

 

僕のところの「親と子のメンタルヘルス研究所」は、メンタル面での相談機関です。

 

保護者、こどもたち、そして 先生のための「相談機関」です。

 

 

 

いらっしゃる時は、すべて「調子の悪い時」です。

 

元気がなく、気分も体調もすぐれない時。

 

 

そうした時に、みなさん いらっしゃいます。

 

 

 

「相談」の場では、やってはいけないことが あります。

 

 

それは「モチベーションをアップさせようとする」ことです。

 

「やる気を起こさせる働きかけ」

 

 

 

これは、NG です。

 

 

 

 

「やる気を起こさせよう」としたり「モチベーションをアップさせよう」とすると

 

たちまち、心身共に 体調は悪化するのです

 

 

 

では、いったい どんなことをしているのでしょうか?

 

 

① 話を聴く

 

② 悪い日なりにできることを一緒に考える

 

 

 

この2つだけ です。

 

 

 

 

ただ、しっかりと向き合って、納得いくまでお話を伺います。

 

そして、調子が悪い日、気分が悪い日なりに できることを一緒に考えます。

 

 

 

ここで大切なのは、「何もしない」という選択をさせないことです。

 

 

「悪いなりにできること」を見つけて 1つだけでもやること。

 

 

そこが ポイント です。

 

 

 

気分が乗らない、体調が悪い、機嫌が悪いから 「何もしない」では、

 

次回も また同じことになります。というよりも、、、

 

その「何もしないこと」がさらに、その方を悪化させます。

 

 

 

「悪いなりにできること」を見つけること。

 

 

 

そうすると、「悪い日」にも 全く何もできないわけではなく、

 

「出来る事がある」ということに気づくのです。

 

 

 

 

 

 

そうすると、さらに

 

 

「体調が悪い時にやる仕事」

 

「体調が悪い時にやる家事」

 

「体調が悪い時にやる子育て」

 

 

という 自分なりの「ルーティン」ができあがっていきます。

 

 

 

 

 

雨の日に「傘をさす」ように、雪の日に「コートを着る」ように

 

「できること」が見つかるのです。

 

 

 

 

体調が悪いから何もしない。気分が悪いから何もできない。

 

 

それは、雨の中を、傘もささずに立っていて ずぶ濡れになっているのと同じです。

 

 

当然、体調も悪くなるのです。(げんき)

 

 

 

2020年

2月

26日

その915)「どの時間帯」に「なにをするのか」を常に明確にするのです。

 

 

昨日の保育者研修会の中で、

 

「職場内でよく、保育者同士の連携やチーム作りなどが大事だと言われるのですが、

 

そうした連携やチーム作りのポイントってありますか?ぜひ教えてください。」

 

 

というご質問を頂きました。

 

 

 

『保育士同士の連携』、『チーム作り』

 

 

とても大切なことです。

 

 

 

 

Q) 職場の中での職員同士の連携のポイントは、何ですか?

 

 

もし、こうした質問をされると、必ず最初に出てくる「キーワード」があります。

 

 

 

それは、「一人一人の考えを尊重すること」 です。

 

 

『一人一人の思いを大切にしましょう!』

 

 

 

きっと これが 一番最初に浮かぶのではないでしょうか?

 

 

 

もしかすると「考え」という表現ではなく、「能力」だったり、「想い」だったり、

 

そこは、なんでもいいのですが、

 

キーワードは「一人一人の」「それぞれの職員の」という『人』

 

に焦点が当てられるのではないでしょうか?

 

 

 

 

もちろん、「それぞれの職員の想い」を尊重することは大切です。

 

でも、、、この「キーワード」は、あくまでも 2番 なのです。

 

 

 

1番に考えなければならないものは、別にあるのです。

 

 

 

 

それは「時間帯」です。

 

 

 

 

「どの時間帯」に「なにをするのか」

 

これをまず最初に明確にし、それを共有すること。

 

 

 

これが一番 最初に考えること です。

 

 

 

 

 

「どの時間帯」に「なにをするのか」

 

 次に、

 

「どの場面」で「なにをするのか」

 

 

 

それを互いに理解し、イメージが共有できていないと連携することはできません。

 

もちろん、「チームワーク」が生まれることもありません。

 

 

 

 

 

①「どの時間帯」に「なにをするのか」

 

②「どの場面」で「なにをするのか」

 

③「誰」が「なにをするのか」

 

 

 

この順番で考えることで、初めて「チームワーク」は生まれるのです。

 

 

 

 

一人一人の考えを尊重する。思いを尊重する。能力を尊重するは、

 

3番目の「誰」が「なにをするのか」の中で考えること です。

 

 

 

 

「時間」の割り振りがうまい人は、「人」の割り振りも上手です。

 

 

「時間」を大切にすると「人」も大切にできるのです。(げんき)

 

 

 

2020年

2月

25日

その914)「見える化」は、すべて「100円ショップ」の〇シールを使って行います。

 

 

こどもたちの支援についての研修会で、よく頂くご質問があります。

 

それは、「元気先生が、こどもたちの支援で、一番多く使うツールは、何ですか?」

 

というご質問です。

 

 

 

 

「支援」で使うツール。

 

 

 

そう聞くと、何か 特別なチェックシートやフォーマットだったり、

箱庭やカードなど、そうしたものをイメージしそうですが、、

 

 

僕が最も使っている ツール。 それは、「カラーシール」です。

 

それも、100円ショップなどで売っているような カラーの 〇シール を使います。

 

 

僕が日常的に使っているもので、最も使用率が高いのは「シール」です。

 

 

それは支援に限ったことだけでなく、手帳などで、研修や重要な打ち合わせなども

 

青や赤、緑のシール(もちろん手帳用なので、小さいですが)などを使っています。

 

 

 

「見える化」の道具は、すべて「シール」を使っています。

 

 

 

ただ、「シール」といっても、形がなんでも良いわけではありません。

 

〇であること。 これを「条件」にしています。

 

 

 

こどもたち向けであれば、動物や花や★マークなどでもいいのでは??

 

そう思われる方もきっと いらっしゃるかと思います。

 

もちろん、それは それでOK! きっと楽しいと思います。

 

 

 

 

 

僕が、〇を「条件」にしているのは、

 

〇という形と色という組み合わせが 脳には入りやすいからです。

 

 

 

記憶に残りやすい。 イメージを浮かべやすい。

 

 

これが理由です。

 

 

 

カレンダーや表に「何か」がうまくできたり、完了したら そこに 〇シールを貼る。

 

使い方は、誰でも想像できる ごく普通の使い方です。

 

 

 

何かが出来たら ご褒美として 〇シールを貼る。

 

特別な使い方は、ありません。

 

 

 

 

『では、シールには、何か特別な効果があるのですか?』

 

 

 

もちろんあります。 それは、「自信を育ててくれる」ことです。

 

 

 

頭の中に「自分は出来るんだというイメージ」である「自信」を育てること

 

これが 最大の目的 なのです。

 

 

 

細かな数までは覚えていなくとも、たくさん貼られた〇の数を想像してもらう。

 

そのために、カラーシールを選んでいるのです。

 

 

 

 

「ことばがけ」を一番強化してくれるもの。サポートしてくれるもの。

 

それは「イメージ」です。

 

 

 

「頑張っているよね」という他者からの評価の言葉も、嬉しいものですが、

 

頑張っている自分を「自分なりに認めるためのツール」が、実は「人」には必要なのです。

 

 

 

「頑張っている証拠」

 

 

それを自分自身で自覚できるからこそ、「自信」は生まれるのです。

 

 

 

自覚できなければ、どんなに他者から評価されても

 

「自信」が生まれることはありません。

 

 

 

 

「信じる」ためには、その「根拠」や「理由」「証拠」が必要なのです。

 

 

それが「カラーシール」なのです。(げんき)

 

 

 

2020年

2月

24日

その913)保護者へのアドバイスには、必ず「期間」を設定します。

 

 

「保護者支援」には、様々なものがありますが、最もその「支援」で多いものが、

 

「こどもたち」に関するもの。「子育て支援」になります。

 

 

 

「保護者支援」と「子育て支援」は、基本的には同じです。

 

 

ただ、「保護者支援」には、「保護者自身」への支援や「家族全体」への支援も含まれます。

 

そう考えると、「子育て支援」よりも「保護者支援」の方が少し範囲は広くなります。

 

 

 

 

「保護者支援」の中で、保護者へ何らかのアドバイスをすることがあります。

 

 

その中で、最も多いのは、「行動」に関するものです。

 

 

「お家で、これをやってみてください。」

 

「しばらくの間は、寝る前に試してみてください。」

 

 

そうした「何か」をやってみてください というアドバイスです。

 

 

 

 

 

 

こうした「アドバイス」には、1つだけ 大事なポイントがあります。

 

それは、「期間を設定する」ということです。

 

 

 

 

「期間を決めて、試してもらう」 これが 最も重要なポイントです。

 

 

 

 

「期間を決める」のは、なぜか。

 

 

それは、「うまくいったかどうか」を検証するため  です。

 

 

 

「やってみてと言われたけど、いつまでやればいいの。どこまでやればいいの。」

 

 

「うまくいくまで です。」では、

 

 

逆に「うまくいかない」のです。

 

 

 

 

「期間を設定して、その期間 試してみる」

 

そして、その期間が終了後に検証して、別の方法を試みる。

 

 

 

 

それが 簡単に言えば「保護者支援のPDCA」 です。

 

 

 

 

そして、もう1つ 大切なのは、

 

 

 

やってもらうこと、試してもらうことは、

 

「3分以内」で完了できる内容 であること です。

 

 

やってもらう内容にも、小さな「期間」を設定するのです。

 

 

 

この時間は、短ければ短いほど、継続できます。

 

 

理想は、「1分以内」でできること。

 

どんなに長くかかっても「5分」までです。

 

10分だと長すぎます。

 

 

 

 

僕が、保護者の方へアドバイスするものは、

 

 

「1分以内」にできることを「3日間」試してもらう。を基本にしています。

 

 

 

もちろん、人によって、様々「期間設定」は変わりますが。

 

 

 

 

 

「1分以内」にできることを「3日間」続けることができると、

 

そこには「自信」が生まれます。

 

 

 

 

「自信」とは、「試してみる」(行動)×「期間」(時間)なのです。(げんき)

 

 

 

 

2020年

2月

20日

その912)「柔らかい相談支援」と「システマティックな相談支援」があるのです。

 

 

昨日の保育者研修会が終わった後で、

 

「相談支援の専門職になりたいんです」と保育士の先生がご相談にいらっしゃいました。

 

 

そのご相談の中で、

 

「保育士が今やっている相談支援と、相談を専門職としている人の相談支援と 

 

違いってどんな点がありますか?是非 知りたいです。」

 

というご質問を頂きました。

 

 

 

「相談支援」を使い分けている点 ですね。

 

 

これが僕なりの答えになります。

 

 

 

 

「相談支援」というと分かりにくくなるので、ここでは「相談」としておきます。

 

みなさんは、今、友達でも誰でもいいですが、相談されたとします。

 

 

 

「ねえ、ちょっと聞いてよ。ぜんぜん 旦那が話をちゃんと聞かないのよ。。

 

ほんと、どうしようもない人なのよ。。どうしたらいいと思う??」

 

 

のような内容を相談をされました。

 

 

そして、もう1つは、

 

 

「友達と一緒に、こどもを連れて 公園にいった際に、たまたま 友達のこどもの手を

 

引いた際に、腕に ものすごい青いアザを見つけたんです。 すぐ、友達に知らせたけど

 

なんだか、笑っていて 大丈夫、大丈夫っていうんです。。

 

その表情に少し違和感を感じて、これって、虐待??って感じたのですが、

 

こんな時、どうしたらいいですか?」

 

 

という相談を受けたとします。

 

 

 

『最初の相談』 と 『後の相談』

 

受けた瞬間に どう感じますか?

 

 

 

 

おそらく ほとんどの方は

 

 

① そもそも これは「質」が違う。

 

② やり方を変えなければならない。

 

③ 自分で「できる範囲」は限られている。

 

 

そんなことを 瞬間的に思ったのではないでしょうか?

 

 

 

話を聞いてあげるだけで、スッキリするだろう「相談」と

 

「判断」を誤ると、問題が悪化したり、取り返しがつかなくなる「相談」

 

 

 

 

瞬間的に「柔らかい相談」と「システマティックな相談」

 

どちらかを選択して切り替えて、使い分ける。

 

 

「相談支援」には、この「判断」が伴うのです。

 

 

 

 

「そうなんだ、もっと聞かせてよ」そういいながら、

 

相手の不満や思いを吐き出してもらい スッキリさせるためには、「柔らかい相談」が一番 あっています。

 

 

 

でも、この「相談」の中には、もしかすると「こどもの命」に関わることがあるかもしれない。

 

でも、それは断定できない。そうした際には「論理的」「系統」立てた形で、相談を展開しなければなりません。

 

 

 

 

 

「相談支援業」というのは、このどちらも対応できる「専門職」です。

 

このどちらについても、「技術」が必要になるのです。

 

 

 

後で、重大な事案に変化する可能性がある「相談」

 

 

そうした「相談」にいち早く気づいて、

 

自分の頭の中で、①②③④と順番に展開できる「システム」を持っていないと

 

誰であっても こうした「相談」は怖いものです。

 

 

 

僕がお引き受けをしている「ご相談」の多くは、後者のような「相談」になります。

 

というよりも、こうした「ご相談」の専門機関です。

 

 

 

 

自分の中に、①②③④という「システム」がなければ、

 

やっぱり、僕だって「不安」を感じます。

 

 

だから「システム」の更新と点検を日々繰り返しているのです。(げんき)

 

 

2020年

2月

19日

その911)「保育士」が辞めない職場を作るための「保育ストレスチェック2020年版」について

現在ご提供予定の「保育ストレスチェック2020年版」につきましては、事前園内ワーク(研修付き)のサービスとしてご提供予定となっておりましたが、コロナウイルス感染拡大防止のためサービスのご提供を一時中止することとなりました。

 

お問合せ並びに資料請求等も含めて、2020年5月のゴールデンウイーク明けからに予定変更となりました。改めてご案内を差し上げたいと思います。どうぞご理解頂けますようよろしくお願いいたします。(2020年3月15日)

2020年

2月

07日

その910)「話」をした後「で、どうするの?」が言えるようになるかどうかが大事。

 

 

あなたは、今 誰かに「何か」を話しています。

 

お願いなのか、それとも助言なのか、それとも クレームなのか。

 

それは わかりません。

 

 

そして、相手に「話」をした後で、「で、 あなた どうするの?」

 

 

そう 言えるか、どうか

 

言える関係かどうか

 

 

みなさん、「その点」を気にしたことは ありますか?

 

 

 

 

自分が「何か」を話して、

 

その後、相手に「で、あなた どうするの?」といえる関係。

 

 

 

友達や恋人同士、夫婦、家族など まさに「身近な関係」です。

 

 

 

もちろん、会社でも 起こるかもしれません。

 

上司が部下に、先輩が後輩に対して「で、お前は、どうするんだ」のような 少し上からになりますが、

 

この関係も 相手にとっては、「近い関係」であることには変わりありません。

 

 

 

「話」を聞いた後、その内容を受け取った後

 

「相手」がどう行動するのか。どう考えるのか。

 

 

「行動」や「気持ち」の変化。

 

それがあって、初めて「話」というのは、完結するのです。

 

 

 

話したら終わり。

 

 

相手の思いをちゃんと理解して しっかり話せた。そう思って満足したとしても

 

その後、相手の「行動」も「気持ち」も 1つも変わらなければ

 

 

その「話」は、完結していないのです。

 

 

 

 

 

 

「相談支援」を職業としている方のスーパーバイズの場面で確認していること。

 

 

 

それは、「で、あなた どうするの?」が言えるかどうかです。

 

 

もちろん、こんな「ラフ」話し方ではないですが、、

 

 

 

 

「今、私がお話した内容で、何か感じたことは ありますか?」

 

「今、お話をしましたが、この後どうされますか?」

 

「これから どうしたいですか?」

 

 

 

その一言を 躊躇することなく、伝えることができるかどうか

 

 

実は、そこが大事なのです。

 

 

 

その質問をした後に 相手から返ってきた 「答え」

 

それを すべて 受け入れること。

 

これが「受容」です。

 

 

 

 

「今、話したのに、何も変わらないわけ??」

 

「今の話は なんだったんだよ??」

 

「せっかく アドバイスしたのに、この人に話しても無理だわ」

 

という思いが浮かんだのであれば、「受容」ではないのです。

 

 

 

 

「相手を受け入れる」とは、

 

その前に こちら側の「アクション」が必要なのです。

 

 

 

相手に対して、何らかの「アクション」をした上で、

 

相手が変化しようが、しまいが そのまま受け入れること。

 

 

それが「相手を受け入れる」ということ なのです。(げんき)

 

 

 

 

 

2020年

2月

04日

その909)「関心」「時間」「信頼」がなければ話を聞かないのが「人」です。

 

 

昨日の学童保育指導員研修会で

 

「先生、こどもが まったく指導員の話を聞かないんです、、でもよくよく見ると

 

その子の保護者の方も似ているんです。そうしたものって 似るのですか?」

 

 

というご質問を頂きました。

 

 

 

 

学童期のこどもたちが「話」を聞かない。

 

ある意味 当然といえば 当然です。 不思議なことではありません。

 

 

理由は、実に簡単。 

 

 

「興味」が多い。好奇心旺盛 だから です。

 

 

 

では、大人は どうなのか。

 

実は、大人も そう 変わらないのです。

 

 

 

 

 

「人」が話を聞くためには、3つの条件が必要です。

 

 

 

「関心」「時間」「信頼」 この3つ です。

 

 

 

●その話題に「関心」があるのか。興味があるのか。

 

●そもそも 聞く「時間」が、今あるのか。

 

●「話」をする相手を信頼しているのか。興味があるのか。

 

 

 

この3つ です。

 

 

 

この3つの条件、1つでも 外れると 人は「話」を聞きません。

 

もちろん、聞く振りをするかもしれませんが、

 

「話」を聞く体勢には、なっていないのです。

 

 だから「話」は入らないのです。

 

 

「聞く」体勢が出来て初めて、「話」は相手に届くのです。

 

 

 

 

この3つを すぐさま 感じる力。

 

それが「場の空気」を読む力 です。

 

 

 

 

<相手の「聞き方」と 自分の「話し方」>

 

 

相手の「聞き方」を作っている要素が、「関心」「時間」「信頼」だったら、

 

自分の「話し方」を作っているのは、なんでしょうか?

 

 

 

もちろん、同じです。

 

 

 

「関心」「時間」「信頼」 です。

 

 

 

●相手の関心や興味を引く「話し方」

 

●その場の「時間」にあわせた「時間調整」

 

●その内容が本当なのかという「信頼性」

 

この3つが必要になるのです。

 

 

 

「聞かない」のには、理由があります。

 

 

 

興味もないし、時間もない、それってホントか?

 

大人だって、みんな そう思って「人の話」を聞いているはずです。(げんき)

 

2020年

2月

03日

その908)「職員間の理解」を深める「簡単な園内研修」の作り方(その2)

 

 

 職場で簡単にできる「園内研修」の作り方(その2)をご紹介いたします。

 

 前回お話をさせて頂いたのは、「職員間の理解」を深めるでした。

 

 

今回も「理解を深める」がテーマですが、「深める」のは「業務について」です。

 

 研修のやり方は、最初に「質問用紙」を配布し、5分くらいで回答し、グループで発表する簡単なワークです。

 

 

 

普段、普通に使っている「言葉」。 無意識に使っている「言葉」。

 

 

その「言葉」の意味や定義をはっきりさせて「共通理解を深める」が研修です。

 

 

 

様々、先生方だけで出来る「園内研修」をご提案した中で、園長先生から

 

もっとも「終わった後の効果」が高かったと好評だったのが、この「研修内容」です。

 

 

例えば

 

 

●こどもの気持ちに立つ。

 

●保護者の期待に応える。

 

リーダーとしての自覚。

 

●安全を徹底する

 

●衛生管理する

 

●保護者支援とは

 

 

 

 

無意識に 会議や打ち合わせの中で 出てくる「言葉」

 

 

こうした「言葉」というのは、ほとんどの場合、「周囲」が話しているのを耳にしてなんとなく 自分自身の中に その言葉が入ってきて、本当の意味を理解することもなく使っていることが多いのではないでしょうか?

 

 

 

「同じ表現」を使っている。

 

でも、その意味は 人によって「若干異なる」

 

そうしたことは、組織や集団の中では、よくあることです。

 

 

 

この「言葉」の意味や定義をはっきりさせ 共通理解することが 目的です。

 

 

 

まず、A4用紙の紙に お題を3つ 用意します。

 

 

例えば、先ほどの

 

 

①こどもの気持ちに立つとは。

 

②保護者の期待に応えるとは。

 

③リーダーとしての自覚とは。

 

 

この3つだったとします。

 

 

 

その各お題の下には、4つの質問項目があります。

 

 

■何(What)? 

 

■なぜ(Why)?

 

■いつ(When)?

 

■誰(Who)?    の4つです。

 

それぞれのお題について、この4つを それぞれの先生に書いてもらいます。

 

 

■何(What)?とは、 そもそも それって「何」なの? どういうこと?を短く1行で書きます。

 

■なぜ(Why)? それって 「なぜ」必要なの? 何のため?を短く1行で書きます。

 

■いつ(When)? それって「いつ」やるの? 「いつ」やるのがいいの?を短く1行で書きます。

 

■誰(Who)? それは「誰」がやるの?「誰」がやったら効果的なの?を短く1行で書きます。

 

 

 

「3つのお題」について、「4つの質問」に答える。

 

回答時間は、5分でも10分でも構いません。 この紙には「氏名」は書きません。

 

 

 

それを「職員」に配り、そして 回答してもらった後に、

 

その解答した紙を シャッフルして 2、3人に分けた「職員グループ」に配布します。

 

そして みんなが書いた 各お題の回答の中で、最も良いなあと思われる1行を選び、

 

グループとして、発表します。

 

 

私たちの班が選んだものを発表します。

 

こどもの気持ちに立つとは、

 

■何(What)? ・・こどもの嬉しい、悲しい、寂しい、楽しいを感じること

 

■なぜ(Why)?・・一緒に喜んだり悲しんでくれる人を感じることでこころが育つ

 

■いつ(When)?・・保育の場の中でも特に1対1になった時

 

■誰(Who)?・・保育士だけでなく、園の職員 全部  を選びました。」

 

 

のように発表します。そして、その選んだ理由(良いなあと思った点)も発表します。

 

 

 

中には、すごい びっくりするような回答もあるかもしれません。

 

もちろん、すごい まさにそのとおりという回答もあります。

 

 

 

普段、無意識に使っている「言葉」を 他の先生が どのように考えているのかを理解し、

園全体で「言葉」に対して「共通理解」を持つことが この「ワーク」のねらいです。

 

 

 

その結果、園全体の「保育観」を共有することができます。(げんき)

 

 

2020年

1月

31日

その907)「話して教える」ではなく『話して気づかせる』を忘れないことです。

 

 

「相談支援」もそうですが、「研修講師」であっても、使う道具は「ことば」です。

 

「話す」と「聴く」という この2つが 『仕事の道具』です。

 

 

世の中にある ほとんどの仕事が、「話す」と「聴く」を使いますが、

 

保育士や学童の先生、ソーシャルワーカーや支援員の先生などは、

 

特に、「ことば」が一番重要な仕事の「道具」になります。

 

 

 

 

「話して 伝える」そのための道具が「ことば」ですが、使い方には、2通りあります。

 

 

一つは、『話して 教える』  もう1つは、『話して 気づかせる』

 

この2通り です。

 

 

もちろん、どちらも 大変重要な方法なのですが、

 

どちらが難しいかといえば、もちろん 『話して 気づかせる』です。

 

 

 

「話す」ことは、簡単にできても 相手に『気づかせる』ことは 大変です。

 

『気づかせる』ということは、相手を理解していないと 出来ないから です。

 

 

 

 

 

「話して 教える」ということは、相手のことを知らなくても できます。

 

話したい内容や情報さえ、こちらにあれば 一方的に伝えることは可能です。

 

 

 

でも、『話して 気づかせる』になると、相手の直接情報(個人情報)を知らなくても

 

最低限のその人が置かれている状況や今抱えているだろう悩み などを理解していなければ、

 

「気づいてもらいたい何か」を「話し手」が想像することはできません。

 

 

 

このことに気づいて欲しい。

 

 

こんな気持ちになって欲しい。

 

 

 

「それ」が浮かばなければ、「気づかせるメッセージ」にはならないのです。

 

 

 

 

「話す」という行動を起こす前に 大切なのは、「相手を理解する」こと。

 

「相手のことを まずは受け入れる」「相手のことを好きになること」が大切です。

 

 

 

 

「話して」から好きになる のではないのです。

 

 

「話す前」に 好きになるのです。(げんき)

 

2020年

1月

30日

その906)「保育ソーシャルワーク」の3つのパターンをご紹介します。

 

 

ここ、半年くらいの間で、「保育ソーシャルワーク」についてのご質問やお問合せが本当に増えてきました。 

 

園や市町村からのお問合せだけでなく、学生の方や現在現場から離れている保育士の先生からも相談のメールを頂いたり、直接面談してご相談を伺ったり、研修出張の合間を縫って、全国各地で「ご相談会」も行っています。

 

出張先の帰りの羽田空港では、ほぼ毎回 2名ずつ面談を行っています。

 

 

 

 

ひとえに「保育ソーシャルワーク」といっても 3つのパターンがあります。

 

 

① 保育士をサポートする「保育ソーシャルワーク」

 

② 保護者をサポートする「保育ソーシャルワーク」

 

③ こどもをサポートする「保育ソーシャルワーク」

 

 

簡単に分類すると この3つです。

 

① 保育士をサポートする「保育ソーシャルワーク」

 

この相談支援の対象は、保育士の先生です。

 

もちろん、その中には園長先生や管理職の先生、その他の専門職の先生も含まれます。

 

 

一番 重要な役割は「保護者と保育士」「保護者と園」との信頼関係強化をサポートする。

 

それが役割です。基本的には裏方としての存在のため、保護者との面談などを行うことはなく、あくまでも 安心できる保育を支えるために行う「ソーシャルワーク」です。

 

 

②  保護者をサポートする「保育ソーシャルワーク」

 

この相談支援の対象は、保護者の方になります。

 

もちろん、現在通園児の保護者がメインとなりますが、こどもを預ける前の保護者、地域の保護者など 対象は大きく広がります。

 

 

一番重要な役割は、「保護者の代弁機能」です。

 

保護者が直接伝えることができない「想い」や「不安」の解消。実際の昼間の保育に対する不安の解消や園や

 

保育者には相談できない内容の「相談」(連絡帳の内容)など。

 

様々です。「保護者」を対象としたアンケートを実施し、ソーシャルワーカーのみで、集計結果を出し、それを保護者や園に報告をしながら、双方の間に入ります。

 

ただし、あくまでも「保護者」の立場を尊重しながら対応することが大切です。

 

 

③ こどもをサポートする「保育ソーシャルワーク」

 

この相談支援の対象は「こどもたち」になります。

 

もちろん、こどもが直接相談に来ることはないため、関わる大人からの相談になります。

 

 

家庭での虐待の疑いがあれば、相談支援の対象は、保育士の先生となり、

 

園の暴力や虐待の疑いがあれば、相談支援の対象は、保護者となります。

 

 

ここで行う「保育ソーシャルワーク」は、メンタルヘルス要素が非常に強くなり、

 

専門的な研修や経験が必要です。またハラスメント、DVなど 様々な専門知識も必要となります。 

 

僕が行っているのが この「保育ソーシャルワーク」です。

 

 

 

①だけ、②だけ、 ①+③、②+③、すべて

 

形や契約体系は 実際 の契約主体によって様々ですが、基本はこの3パターンです。

 

 

 

「保育ソーシャルワーク」を目指される方への研修というのは、この3パターンの具体的な実践方法や内容、

ツールの使い方になりますが、

 

 

もっとも 一番 皆さんが心配される「本当の悩み」というのは、

 

「雇用先(働く場)」があるのかどうか という点です。

 

 

 

もちろん、「ボランティアで入ります。報酬は、なくても構いませんよ。」

 

それであれば、地域の園から ものすごい数のご依頼が殺到します。

 

でも、それであれば 続きません。

 

 

 

そうした悩みを持っている時に、一番 考えなければならないのが、

 

 

 

いったい、自分自身は「保育ソーシャルワーカー」という看板を背負って、

 

どのように、保育の世界で貢献したいのか、どんな問題を解決するサポートがしたいのか

 

自分の「テーマ」を「1つ」に絞り込むこと(専門領域を決めること)が大切なのです。

 

その点が、「医療」や「介護」現場のソーシャルワークとの大きな違いになります。

 

「なんでもご相談にのります」では、うまくいかなくなるのです。

 

 

「保育現場での●●に特化したソーシャルワーカー」になるのです。(げんき)

 

 

2020年

1月

29日

その905)専門職は「具体的で定量的に評価できる」ものさしを持っているのです。

 

 

 

昨日の相談支援研修会の中で、大変面白いご質問を頂きました。

 

 

「元気先生、質問があるのですが、「人が誰かに相談する」というのは、

 

『友達や家族に相談する場合』と『専門職に相談する場合』と2種類あると思うのですが、

 

 

「専門職がくれる助言」と「友達や家族がくれる助言」って

 

そもそも その内容って そんなに大きな違いがあるのでしょうか? 

 

「専門職がくれる助言」には「プロならではの何か凄い助言」があるのでしょうか?」

 

 

というご質問内容でした。

 

 

 

 

この質問。とてもシンプルで率直だなあと感心しました。

 

「プロの相談支援」には、何か特別なテクニックが あるのですか?

 

ということですね。

 

 

 

友達や家族でも、非常に適切な支援や助言ができる人もいらっしゃいます。

 

また、相談援助職であっても、まだ経験が少なく戸惑う方もいらっしゃいます。

 

 

 

どちらだから、どうこうというのは、ありません。

 

よくその違いを「傾聴技術」や「受容的な態度」で表現することがありますが、

 

そうしたものを学ばなくとも、無意識のうちに理解している「友人や家族」もいます。

 

そうした「技術」や「態度」をもともと持っている人はいます。

 

 『聴く技術や態度』はその方の性格や気質に大きく左右される要素です。

 

 

 

「専門職」が行う「相談支援」には、

 

実は『型』のようなものがあるのです。

 

 

 

それは「具体的で定量的に評価できる」基準があるかどうか ということです。

 

 

 

 

 

現在行っている「支援」が うまくいっているのか どうか

 

きちんとした「改善」や「良い方向」へ向かっているのか どうか

 

その基準が「具体的で定量的に評価できる」かどうか ということです。

 

 

 

専門職は、「支援の ものさし」を 必ず持っている のです。

 

 

 

だいたい できるようになりましたね。

 

ずいぶん よくなりましたね。

 

前よりも 元気になった気がしますね。

 

 

では、ないということです。

 

 

 

もちろん、そのように相手の方に「言葉」でお伝えすることはあります。

 

 

ただ、自分のこころの中、頭の中では、

 

 

「毎朝 7時に起床。30分以内準備ができるようになった」

 

「20時以降スマホを見る回数が、3回以内に収まった」

 

「1つの遊びに集中できる時間が、10分を超えるようになった」

 

「先週まで1回だけだったけど、今週から3回できるようになった」

 

 

そうした「具体的で定量的に評価できる」ものさしを使って

 

「支援全体」を把握しているのです。

 

 

 

もちろん、ご本人を評価する際に「そのこと」を伝えることも あります。

 

伝えてあげることで、「自分が良くなっていること」を具体的にイメージでき、

 

また「意志」を強化することができるからです。

 

 

 

 

専門職だから、家族や友人だから

 

「傾聴の技術」「受容的な態度」を理解しているからではなく、

 

「見えないもの」を「見える化」して伝える力があるかどうか

 

実は、「そこ」が 一番大事なのです。

 

 

 

「見えないもの」を「見える化」するちから とは

 

「難しいこと」を「簡単」に表現する ちから。

 

 わかりやすく表現する力 です。

 

 

 

だから、保育者は「相談支援」に向いているのです。(げんき)

 

 

 

2020年

1月

28日

その904)すべてのものは「感謝」をしたら動き出すのです。

 

 

相談業務を行っていると 色んな相談があります。

 

 

「チャンスが回ってこない」

 

「人生が ちっとも前に進まない」

 

「お金が回ってこない」

 

「あの人が全然 変わらない」

 

 

色んな悩みがあるものです。

 

 

 

もちろん、本当に 大きな問題を抱えている場合もありますが、

 

ほとんどの場合は、「不平」や「不満」が多いのも事実です。

 

 

もちろん「不平」や「不満」をいうことが悪いわけでありません。

 

 

 

 

「不平」や「不満」

 

その ど真ん中にある思いは、1つ です。

 

 

それは「動かない」ということです。

 

 

 

 

「運」が動かない

 

「人生」が動かない

 

「お金」が動かない

 

「相手の気持ち」が動かない

 

 

 

共通しているのは「動かない」ということです。

 

「動かないこと」に不満を抱いて、イライラしているのです。

 

 

 

相談というのは「どうしたら動きますか」「どうやったら動かすことができますか」

 

ということです。

 

 

みんな「動かし方」を知りたいのです。

 

 

 

 

「動かす」方法は、実は簡単です。

 

それは「感謝すること」です。

 

 

 

 

「運」というのは、本当にありがたい。

 

「生きている」というのは、本当にありがたい。

 

「お金」って本当にありがたい。

 

「この人」がいてくれて 本当にありがたい。

 

 

そう感謝することです。

 

 

 

 

そうすれば、「それ」は動き出します。

 

それが「感動」です。

 

 

 

 

「感謝」すれば「動く」

 

それが「感動」だからです。

 

 

 

 

相談の場で 本当に大切なことは、

 

目の前の問題の裏にあるものが、どれだけ 大切で愛しいもの

 

感謝すべきものかを話しながら、お互いに確認すること です。

 

 

 

「感謝」すれば「動く」

 

 

それは「自分のこころ」だって 同じなのです。(げんき)

 

 

 

 

 

 

 

2020年

1月

26日

その903)学童保育は「居場所作り」ともう1つ大事なことがあります。

 

 

先週末に、学童保育指導者研修会がありました。その研修の中で こんな感想を頂きました。

 

 

 

「学童保育の役割は、こどもの居場所作りが大事だと言われており、実際そうですが、

 

ただ、いつも それ以外に何かあると思っていました。ただ ぼんやりしたもので具体的に

 

何かわかりませんでしたが、元気先生のお話で、大事なことが分かり本当に良かったです。」

 

 

という嬉しいご感想でした。

 

 

 

 

 

 

学童保育の役割は「こどもの居場所作り」である。

 

 

確かに、その通りです。

 

 

安全で、安心できる生活の場を作ることが「役割」です。

 

 

 

もちろん、保育所での保育も同じです。

 

「こどもの生活の場を作る」という点では、同じです。

 

 

ただ、「保育所保育」と「学童保育」には、明確な違いがあります。

 

というよりも 大きな違いです。

 

 

 

それは、「成長スピード」 です。

 

 

もちろん、身体もそうですが、何より変化が大きなものは「こころ」です。

 

 

 

 

間違いなく、例外なく まもなく「思春期」がやってきます。

 

いずれ、目の前にいるこどもたちも 確実に大人になっていきます。

 

その「大きな変化」がある その前 だということです。

 

 

 

その時期に何を体験しなければならないのか。

 

「学童期の保育」というのは、一体 何が必要なのか

 

そこを 真剣に考えておく必要があるのです。

 

 

 

もちろん、「居場所作り」は大切です。

 

この時期の「遊び」も「学び」も、絶対に大切なものです。

 

そこに異論は全くありません。

 

 

 

ただ、そこで どんな風に「こころ」が変化していくのか。

 

「こころ」の中に、何が生まれ、何が育っていくのか。

 

 

 

『そこを理解した上』でという「条件付き」での

 

「居場所作り」であり、「遊び」であり「学び」なのです。

 

それが「学童保育」だと僕は考えています。

 

 

 

 

僕が研修でお話をしている内容は、2つのベクトルから伝えています。

 

 

それは、幼児期保育から学童保育に向かっていく「上」へ向かう流れ

 

 

もう1つは、

 

大人のメンタルヘルスから高校生、中学生、小学生へと「下」に下がっていく流れ

 

 

その2つの方向から「学童期の保育」をお話しています。

 

 

 

「幼児期保育」から積み上げていく上で 大切なこと。

 

 

社会人、そして大人として生きていく中で、苦悩したり、人間関係で苦労したり、

 

そうした「大人のメンタルヘルス」にそれが どうつながっていくのか、

 

「未来・将来」から見た上で、築きあげていく 大切なこと。

 

 

その2つをお話しています。

 

 

働く大人のメンタル不調やハラスメントなどの問題。

 

学童期や思春期のいじめやこどものメンタルヘルスの問題。

 

 

そうしたものは、立ち止まった時には、すでに原型ができあがっています。

 

 

すごいスピードで走っている間には、気づくことはありません。

 

ただ、走っていたものが、ピタっと止まった瞬間。

 

 

立ち止まった瞬間に「できあがっていること」に気づくのです。

 

 

周囲も自分自身も「気づいてしまう」のです。

 

 

 

「急激な成長」の不思議なところは、

 

「止まって見える」「いつもと変わらない」ように見えるという点です。

 

 

 

 

「変わらない」というのは「変わっている」ということなのです。(げんき)

 

 

 

2020年

1月

24日

その902)求められているものは「専門知識」ではありません。

 

 

ソーシャルワーカーに求められているものは、「専門知識」ではありません。

 

その人が問題を解決できるよう「サポートする能力」です。

 

 

 

「専門知識」というものは、「それ自体」には意味はないのです。

 

 

「サポートする」ために使うことができて、

「サポート」の役に立たせることができて、初めて活きてくるものです。

 

 

 

ソーシャルワーカーになった時に、最初に叩き込まれるもの。

 

それが、この「考え方」です。

 

 

 

 

なぜ、『保育相談支援』が必要なのですか?

 

 

 

研修でも1番多く質問される内容であり、このサイトでも一番読まれている内容ですが、

 

なぜ、必要なのかの前に、最初に伝えておきたいことがあります。

 

 

 

 

それは、保育者は「サポートする能力」が高いということです。

 

「支援をする能力」をはじめから持っている ということです。

 

 

「相談支援」に向いているのです。

 

 

 

 

 

では、なぜ『保育相談支援』が必要なのか

 

 

保育の知識があるからでしょうか? 

 

こどもに関する「専門知識」があるからでしょうか?

 

 

そうではありません。

 

 

保護者に「元気や勇気を与えることができる」存在だからです。

 

 

「よし!頑張ろう」という元気や勇気を保護者に与えることができる存在なのです。

 

 

 

 

「子育て」は、楽しく しあわせな面が とても多いものですが、

 

それと同じくらい「不安」が生まれます。

 

 

必ず、「不安」は生まれます。

 

喜びが多ければ多いほど、同じ数だけ「不安」が生まれるのです。

 

 

 

その「不安」を乗り越えて、

 

よし頑張ろうと勇気を与えてくれるものが「子育て」には必要なのです。

 

 

 

「元気や勇気」を与えてくれて、いつも温かく見守ってもらえる存在。

 

 

 

それが、保育者の役割 であり、「保育相談支援」です。

 

 

 

 

なぜ、やらなければならないのか ではなく、

 

もともと その才能があり、高いサポート能力があるのです。

 

 

せっかくある能力は、役立てた方がいいのです。

 

 

 

 

 

保育者には、初めから「サポート能力」が備わっています。

 

 

気づいていないかもしれませんが。

 

 

 

だから今「保育の世界」にいるのです。(げんき)

 

 

2020年

1月

23日

その901)「メモする内容」というのは「違和感を感じていること」です。

 

 

「傾聴をする際に、どのような点に注意を向けて聴いたらいいでしょうか?

 

その際に、メモしたりすることは ありますか? 先生是非教えてください。」

 

 

昨日の保育者研修の中で、ご質問を頂きました。

 

 

 

人の話を聴く

 

 

それは、いったい どういう意味があるのでしょうか?

何が目的で、何を聴くのでしょうか?

 

 

 

話の内容、ストーリー、中身 ?

 

それとも その人が感じている想い、気持ち、感情?

 

状況によって様々です。

 

 

 

ただ、「相談支援」では、1つです。

 

 

 

それは、「相手の感情や気持ち」です。

 

 

 

それが最重要な項目であって、出来事や話の内容は補足情報 です。

 

 

 

ただ、「相手の感情や気持ち」といっても、複雑です。

 

話をされる中で、アップ・ダウンもあります。一方的な強い感情があったり、

 

相反する感情があったり、整理されていることは大変少ないものです。

 

 

 

整理されていない気持ちを表現する場が「相談」なので、それはそれでいいのです。

 

 

「感情や気持ち」の中で、さらに

 

正確に聴きとらなければならないもの。

 

 

それは「違和感を感じていること」です。

 

 

 

その人が、感じている「違和感」は、確実に すくい取ることが大切です。

 

 

メモする内容も、もちろん同じ。

 

「相手が違和感を感じていること」です。

 

 

 

 

「あの人、もう少し丁寧にやってくれたらいいんですけど」

 

 

「話が長すぎるんですよ」

 

 

「もう少し優しく説明してくれたらいいと思うのですが、」

 

 

 

話の中に出てくる「相手が感じている違和感」をスルーしないことです。

 

そうした想いは、さらっと流れていきます。

 

こちらが、そうなんだと思った時には、もう次の話の流れで それは消えていきます。

 

 

 

 

「違和感を感じていること」とは「改善ポイント」です。

 

 

 

「相談」というのは、「話全体」のことを指すのではなく、

 

「話」の中にある「改善ポイント」を共有する「場」という意味です。

 

 

「話」を共有するのではないのです。

 

 

そこを勘違いしてしまうと「話」がAさんからBさんに伝わっただけになります。

 

友達同士の雑談や仲間同士の話の場合であれば、それはそれでいいのですが、

 

「相談支援」は意味が違うのです。

 

 

 

 

「聴き上手」とは「違和感を感じる能力」なのです。(げんき)

 

 

 

 

2020年

1月

21日

その900)「相談支援職」だから「相談する」とは限らないのです。

 

 

「相談支援」には、1つ 大きな原則があります。

 

 

それは「知らない人には、相談しない」「知らない人だから、相談する」

 

 

という2つの相反するものです。

 

 

 

私の事を知らない、そうした人には「相談」できない。そう人もいれば、

 

私の事を知らないからこそ、「相談したい」という人もいる のです。

 

 

 

この2つの「相談」を、人は うまく使い分けることができます。

 

 

 

「もっと 私の事を知って欲しい」相談もあれば、

 

「私の事は知らなくてもいいので、この事だけを教えて欲しい」匿名相談もあるのです。

 

 

 

 

では、「保育相談支援」とは、どちらの意味を持つのでしょうか?

 

みなさんは、どちらだと思いますか?

 

 

 

まず、大前提として「匿名」ではない、知っている関係 です。

 

「保育相談支援」とは「知っている先生への相談」になります。

 

 

 

 

 

「保育相談支援」や「保育ソーシャルワーク」の研修には 実は、

 

「保育者に行う研修」。もう1つは「相談支援職に行う研修」2種類があります。

 

後者は、「相談支援員」や「ソーシャルワーカー」が対象となります。

 

 

 

 

「相談支援職」に相談する「相談」とは、いったい どういうものが多いのか。

 

 

それは「私の事は知らなくてもいいので、この事だけを教えて欲しい」匿名相談 です。

 

もちろん、ご相談者やご相談内容にもよりますが。

 

 

 

 

よく「相談支援職」向けの「保育相談支援」研修で、

 

「できる限り、保護者との関係を築きたいと思い、色々と先生や園を通じて

 

アプローチしているのですが、なかなか信頼関係がないのか、相談は少ないです。」

 

といった悩みを伺うことがあります。

 

 

 

 

それは「立ち位置」が違うからです。

 

 

 

「保育者」が行う「相談支援」と「相談支援職」が行う「相談支援」は、

 

そもそも 役割も意味も異なるものです。

 

 

 

「相談支援員だから、ソーシャルワーカーだから保護者が相談する」とは限らないのです。

 

 

 

 

 

「知らない人には、相談しない」 「知らない人だから、相談する」

 

この2つの意味を最初に理解することが、研修で一番最初に行う「ワーク」です。

 

 

 

「相談支援」の大原則を理解していないと、

 

常に「相談があまりないんです」と悩んでしまうのです。(げんき)

 

 

 

2020年

1月

20日

その899)「どうやって」という『方法』を考えるのは、3日後からです。

 

 

自分がなりたいものや達成したいこと。

 

そのための計画を立てたり、目標を考えたり、みなさんもきっと行っているはずです。

 

 

支援の計画や保育計画なども 同じです。

 

 

 

最初に自分の描く「理想」の姿。「ビジョン」を明確にするはずです。

 

でも、その後が なかなか うまくいきません。

 

 

 

「理想」は描けたけど、ビジョンも明確になったけど、

 

「どうやって実行したらいいか」その方法を考えると 迷って行き詰ってしまう。。。

 

 

そんな経験は ありませんか?

 

 

 

 

 

先週末、こどもたちの支援に関する研修会の中で

 

 

「支援の計画を立てる際の注意点を教えてください」という質問を頂きました。

 

 

 

 

●「計画を立てる」際に、手順として

 

①「理想の姿」を描いたり、「ビジョン」を明確にする。

 

② どうやって実行するかの「方法」を考える。

 

 

という形で決めていくはずです。

 

 

 

でも、、②の段階で どうしても つまづいてしまう。

 

その理由は、実は シンプルです。

 

 

 

それは、②に入る段階が「早い」のです。

 

 

 

「どうやって」という「方法」を考えるのは、少なくとも3日後から。

 

なるべく①と②の間隔を空けることです。

 

 

 

 

人は、「計画」を立てる段階で、すでに「早くスタートしたい」という衝動が起こります。

 

一刻も早く、「計画」を終えて(P)、実行したい、実行しなければならない(D)

 

そうやって 焦ってしまいます。

 

 

「実行しなければ 何も変わらない。何も起こらない」とわかっているからです。

 

 

だから、目標設定や理想的なビジョンを明確にすることは、そこそこにして、

 

早く『どうやって実行するのか』を考えたいのです。

 

 

 

 

そのこと自体は、決して 悪いことではありません。

 

ただ、少し タイミングが早いのです。

 

 

 

 

「理想的な絵を描く」と、細部まで「イメージ」が頭に浮かんできます。

 

 

自分自身が どんな行動をして、どんな服装で、どんな会話をしているのか、

 

その場面や空気感、目の前にいる人の雰囲気や表情、言葉など

 

頭の中に不思議と いろんなものが 浮かんできます。

 

 

 

すると、

 

「あっ、これは 是非 やっておきたい。」

 

「これは なくてもいいかな」  

 

「こうしてあげた方が、きっと嬉しいよね」と色んなアイデアも浮かんできます。

 

 

 

この「理想を描く」時点で「どうやって実行するのか」その方法も自然に浮かんくるのです。

 

 

 

①目標、ビジョンを決める → ②実行計画を立てる。ではなく、

 

 

①目標、ビジョンを考えながら、実行している姿を描く。→②具体的な方法を決める。

 

 

になります。

 

 

 

 

 

誰かの誕生日プレゼントを考える時、

 

プレゼントは どんなものにして、どうやって渡して、

 

すると相手がどんな表情をして どんな言葉発するのか、

 

そして、その時に 自分自身は どんな気持ちになるのか

 

 

そうやって ワクワク想像しながら、事前に「その日」を体験した後、

 

どこに買い物に行くか、いつ行くかを決めて、買いに行くはずです。

 

だから「買い物」に行っても 迷わず決めることができるのです。

 

 

 

 

 

「支援」の計画も同じです。

 

  

「迷う」ということは、まだ「イメージ」が固まっていないのです。

 

「プレゼント」を選ぶようにワクワクしながら考えたらいいのです。(げんき)

 

 

 

 

 

 

 

2020年

1月

18日

その898)「欠点」とは「最大の強み」なのです。

 

 

相談支援の場でも、園に入ってのコンサルテーションの場でも

 

何かのサポートや相手の持っている力を引き出す際には、情報が必要です。

 

 

まずは、今ある状況を「ヒアリング」ことが 最初に行う作業になります。

 

そうした「ヒアリング」作業を行う中で、いつも驚かれることがあります。

 

 

 

それは「欠点をどんどん教えてもらう」 からです。

 

 

 

「欠点」だったり、「苦手」なところだったり、「失敗」だったり、「嫌なところ」だったり

 

一番最初に集める情報が、そうした「ネガティブ」情報だから です。

 

 

 

もちろん、「人」だけでなく、「組織」や「集団」であっても 同じです。

 

 

 

「長所」や「良い点」は、聴きません。

 

 

まずは、「欠点」を伺うのです。

 

 

 

その際に、注意しなければならない点があります。

 

 

それは「批判」や「悪口」「影口」ではないということです。

 

 

そうしたものは、自分の「感情」の吐き口としてのものであり、何ひとつ役に立ちません。

 

 

 

そうではなく、あくまでも 前向きな「改善」につながるものという意味での「欠点」です。

 

 

 

 

 

「欠点」には、「最大の強み」が隠れていることが多いのです。

 

 

 

世の中には、「失敗作」から生まれた商品が 山のようにあります。

 

人の成功や成長も、ほとんどの場合、「あの失敗」のおかげで ということがよくあります。

 

 

 

「長所」を伸ばしましょう。

 

「良い点」を伸ばしましょう。

 

 

というのも 正しいのですが、

 

その前に「欠点」をしっかりと把握しておくことで 人は大きく成長することができます。

 

 

 

「欠点」を逆手にとり、活かす。

 

そこに 意識を向けているのです。

 

 

 

 

「長所」も「欠点」も 本人のコントロールが及ばないものです。

 

「無意識」にやっていること だからです。

 

 

「無意識」にやっていることには、パワーがあります。

 

「欠点」を活かすとは、その裏にある「無意識」を活かすことです。

 

 

 

それが理解できると「気になる子」の支援は楽しくなるのです。(げんき)

 

 

 

2020年

1月

17日

その897)「辞めたくない職場」にするコツは、実は 簡単です。

 

 

昨日、保育者研修が終わった後に、ご参加頂いた園長先生から

 

「職員が辞めない職場、辞めたくない職場にするには どのような方法がありますか?」

 

とご相談を頂きました。

 

 

 

人財がどうしても不足しがちな、保育や介護の業界では 本当に切実な悩みです。

 

もちろん、様々な施策というものが必要にはなりますが、、、

 

 

 

最も簡単ですぐにやれることが、1つあります。

 

 

 

 

 

それは、「先輩の味方ではなく、後輩の味方になる」 

 

そんな職場にすることです。

 

 

 

 

どんな職場でも 必ず 「考え方の違い」や「意見の違い」があります。

 

例えば、先輩と後輩が こどもたちの指導方法について もめているとします。

 

 

「先輩の味方」になるのか、「後輩の味方」になるのか

 

板挟みになる そんな場面です。

 

 

 

 

そうした場合に、通常は、

 

①「先輩の側」に回る。「先輩」の味方になる。

 

②「間」をとって、両方の意見を尊重する。

 

 

この2つの どちらかを 選択するはずです。

 

 

 

みなさんなら どうですか?

 

 

この2つを選択する職場だったとしたら「普通の職場」になります。

 

 

「普通の職場」というのは、「替えが効く」ということです。

 

「別の職場」を選ぶという選択肢が生まれます。

 

そこから「辞めたくない」という意識が生まれることは まずありません。

 

 

 

 

「辞めたくない職場」

 

 

これまでも たくさんの現場を見てきたのですが、多くの場合

 

③「後輩の側」に回る。「後輩」の味方になる。

 

 

を選択することが 実は 多いのです。

 

 

 

もし、先輩の側に回ったり、味方についたりすると

 

逆に その先輩から後で 「●●さんの側についてあげて」と言われたり、

 

園長先生から、「そうした際には、後輩の側についてね」と言われます。

 

 

 

 

もちろん、「こどもの指導法」などで 明らかに「先輩の言い分」が正しい場合もあります。

 

そうした場合であっても、後輩の考え方を代弁してあげたり、良い点を見つけてあげます。

 

 

みなさんが、もし その後輩だったら どう感じますか?

 

きっと 「ここで頑張ろう」 そうした想いが沸き起こってくるはずです。

 

 

 

 

誰でも そうですが、自分と誰かの意見が違っている時に、

 

周りの人が「自分」ではなく、「相手」の方につくと 嫌な気持ちになります。

 

それが、自分より年下の「後輩」や経験が少ない「後輩」だと なおさらです。

 

 

「なんで 私の方につかないのよ」 そう思ってしまうのです。

 

 

 

 

 

大事なのは実は 「そこ」ではないのです。

 

 

 

後輩の思いをしっかりと受け止めてくれる職員がいること。

 

そこが「大事」なのです。

 

 

 

後輩の側に他の職員がついてくれると 安心する。

 

 

 

これが「辞めたくない職場」の根元に流れている「マインド」なのです。

 

 

そこを園長先生が理解し、リーダーの先生が理解をするだけで

 

「辞めたくない職場」は、実は 簡単に作ることができるのです。(げんき)

 

 

 

2020年

1月

16日

その896)「こどもの無限の可能性」を広げるために必要なもの

 

 

こどもには、無限の可能性があります。

 

「その秘めた才能を伸ばしていきましょう。それを支えるのが大人の役割です。」

 

そうしたメッセージもよく耳にします。

 

 

 

無限の可能性の中から、キラリと光る その子だけの「才能」

 

それを 親や先生、周りのいろんな人たちが引き出してあげることは素敵なことです。

 

 

 

その時に、1つだけ忘れてはならないことが あります。

 

 

 

それは「コツコツとがんばり続ける能力」 です。

 

 

 

「コツコツとがんばり続けることが」できるように支える。

 

「コツコツがんばる能力」も同時に育てる ということです。

 

 

 

その子だけが持つ能力」と「コツコツがんばり続ける力

 

 

これが「セット」になって初めて 力を発揮できるのです。

 

 

 

 

この2つの力を育てる「大人の能力」

 

実は、こどもの「無限の可能性」は、支える「大人」次第なのです。

 

 

 

①こどもの秘めた「才能」に気づき、伸ばすことが得意な「大人」

 

②こどもに「コツコツとがんばり続ける力」を育てることが得意な「大人」

 

③この「両方」とも 得意な「大人」

 

④この「両方」とも、苦手な「大人」

 

 

大きく分けると、4つのパターンに分かれるのです。

 

まさに「コーチ」です。 こどもの才能が開花するかは「コーチ」次第です。

 

 

 

 

もちろん、③の「両方」ともに得意な「大人」であれば最高です。

 

「才能」を伸ばす力を持ち、「継続」させる力を持った大人が支えると

 

きっと ぐんぐん こどもは成長するはずです。

 

 

①や②のように、どちらかは、得意だけれど、どちらかは苦手。

 

そうした場合であっても大丈夫です。得意な方を自分が担当して、苦手な方を

 

他の「得意」な人に担当してもらえばいいのです。 

 

 

 

では、④の「両方」とも苦手な「大人」は、どうしたらいいのでしょうか?

 

こどもの「才能」を引き出すことができないのでしょうか?

 

 

 

そんなことは ありません。

 

ちゃんと「方法」はあるのです。

 

 

 

それは「常に笑顔で見守ってあげること」です。

 

 

 

才能を引きだそうとか、継続させる力を育てようとか そんなことは考えず、

 

ただ、笑顔で 見守ってあげるのです。

 

 

 

その時に大切のは、「大好きだよ」という想いをもって見守ることです。

 

 

 

お母さんは、●●ちゃんのことが大好きだよ。

 

先生は、●●ちゃんのことが大好きだよ。

 

 

口に出すのではなく、そうした想いをもって 笑顔で見守るのです。

 

 

まさに「おひさま」のような存在になるのです。

 

 

 

 

 

「才能」を引き出す「大人」は、成長のプロセスで必ず出会うことができます。

 

「継続」を教えてくれる「大人」は、成長のプロセスで必ず出会うことができます。

 

 

 

でも、、、

 

 

『いつも笑顔で温かく見守って、愛してくれる存在』

 

 

それは、そうそう 現れるものではありません。

 

 

そうした「存在」になったらいいのです。

 

 

 

 

「才能」を大きく伸ばすために最終的に必要なのは「愛」だからです。

 

 

 

 

 

「太陽」があるから、育つのです。(げんき)

 

 

2020年

1月

15日

その895)「あまり見たくない事実」の中にしか「解決策」はありません。

 

 

昨日の保育ソーシャルワーク研修の中で、

 

「解決策を探す時、先生は、一番最初にどういう部分を見ますか?

とても興味があるので、教えてください」

 

というご質問をいただきました。

 

 

 

「今日は、2時間の研修なので、グループワークはないのですが、長時間の研修で、

グループワークを行うと 今頂いたご質問が グループワークのテーマになります。」

 

 

そう、お伝えした後に

 

 

 

「解決策」というのは「あまり見たくない事実」の中にしか、実は ありません。

 

そう お答えしました。

 

 

 

考える際に、1番最初に「見るべき所」というのは「見たくもない事実」です。

 

 

そこから目をそらすと、「何」も見えないのです。

 

 

 

 

刑事ドラマなどの「殺人現場」でもそうですが、状況証拠よりもまず最初に見るのは、

 

「なくなられた方のご遺体」になります。そこを1番最初に見ないと 何もわかりません。

 

 

 

「あまり見たくない事実」

 

「聞きたくもない事実」

 

 

「そこ」をまず避けて、無難なところから入ると、ほとんどの場合 解決しません。

 

 

 

 

 

 

「見たくもない」「聞きたくもない」

 

 

 

そう思ってしまう理由は、「そこ」に その人の「感情」が込められているからです。

 

その人の「ネガティブな感情」が込められているから、

 

こちら側が「それ」を感じて苦しくなるので、目をそらしてしまうのです。

 

 

 

 

その「ネガティブな感情」を解消する方法が「解決策」です。

 

そこに目を向けないのであれば、「解決策」は箱に入ったままです。

 

 

 

虐待事案やDV事案の面談を担当することもありますが、

 

 

そうした面談で一番大切なことは、

 

「勇気を振り絞って話してくれた事実」に目をそむけないこと です。

 

「支援をする側」が逃げないこと。これが大原則です。

 

 

 

 

 

これは「自分自身」についても 当てはまります。

 

 

 

 

自分を変えるためには、自分の「ネガティブな感情」に目を向けなければなりません。

 

こころの中にある「思い出したくない事実」「見たくもない事実」「話したくもない事実」

 

その中にしか「解決策」はないからです。

 

 

 

 

自分の「ネガティブな感情」に向き合える人は、物事を「解決する力」を持っています。

 

「解決力」とは「光を当てる」能力なのです。(げんき)

 

2020年

1月

13日

その894) ただ聞いて欲しいだけの「相談」 解決策が欲しい「相談」

 

 

「相談」には、2つのものが あります。

 

 

「相談」の種類では ありません。

 

「相談」の種類というのは、「親子関係」や「金銭」「社内の人間関係」「男女の問題」「ハラスメント」など、

「お話」のテーマです。

 

 

 

そうした「種類」ではなく「目的」です。

 

 

 

それは、「ただ聞いて欲しいだけ」の相談。

 

もう1つは 「解決策が欲しい」相談。

 

この2つ です。

 

 

 

 

「聞いて欲しいだけ」の相談の目的は、ただ受け止めて欲しい ということです。

 

私の気持ちをわかってくださいね、 です。

 

受け止めてくれるだけでいいのです。 話を聞いてくれるだけで いいのです。

 

 

 

「解決策が欲しい」相談の目的は、次の1歩 です。

 

 

具体的に 次に 何をやったらいいのか。そのヒントが欲しいのです。

 

もちろん、「解決策が欲しい」相談であっても、自分の気持ちを受け止めて欲しい。考えを理解して欲しい。

 

それは当然あります。 その上で、「次の1歩」のヒントが欲しいのです。

 

 

 

この2つの「相談」

 

求めていることを間違ってしまうと、相手の中には、悶々としたものが残ります。

 

 

 

ただ、話を聞いて欲しいだけなのに、「解決策」を提案されると

 

自分が間違っているということなのですか? 自分を否定されていると感じてしまいます。

 

 

 

逆に、「解決策」や「次のヒント」が欲しいのに、ただ、話を聞かれるだけだと

 

結局、何も 得るものがなかった。時間の無駄だったと、感じてしまいます。

 

 

その見極めが難しいのです。

 

 

 

 

では「相談」を受ける側は、どんな態度で臨んだらいいのでしょうか?

 

「相談」では、「3つのメッセージ」をお届けするようにします。

 

 

 

①「聞かせてください」

 

②「教えてください」

 

③「手伝わせてください」

 

 

この3つの「メッセージ」です。

 

 

 

①最初の「聞かせてください」は、「お話」をです。

 

 

「話を聞いてあげる」のではありません。こちらから 是非「お話」を聞きたい。そう伝えることです。

 

お願いしているのは、あくまでもこちら です。

 

 

 

②次の「教えてください」は、「気持ち」をです。

 

 

その時の「気持ち」を是非 教えてくださいというメッセージです。

 

でも 直接的な表現は使いません。

 

「相当 不安だったでしょうね。。」「ほんと 苦しかったでしょうね、、」

 

私は、お話を伺って「そう」感じました。というメッセージをお伝えすると

 

共感してくれたと感じてもらったり、もし 他の想いがあればお話ししてくれます。

 

 

 

③最後は「手伝わせてください」です。

 

何か、私でよろしければお手伝いさせて頂くことは ありませんか?

 

そう、お伝えします。これは「直接的」な表現です。

 

 

 

 

お話を伺う際には、この3つの「メッセージ」を相手にお届けします。

 

そうすると、③の「手伝わせてください」で 

 

 

「話を聞いて欲しかっただけ」なのか

 

「解決策」や「次の1歩のヒント」が欲しいのか

 

それが「明確」になります。

 

 

 

 

「私は、このままでいいでしょうか?」や「お話を聞いてくれただけで十分です」

 

であれば、「ご相談の目的」は、「受け止めて欲しかった」であり、

 

 

 

「こんな時にはどうしたらいいですか?」や「他に方法ってありますか?」

 

であれば、「ご相談の目的」は、「次の1歩が知りたい」ということです。

 

 

 

 

 

どちらの「相談」であっても、大切なことは

 

「お願いをしている」のは、「こちら」であるという姿勢 です。

 

 

 

誰もが持つ「相談」のイメージは、「上」です。

 

 

 

上司への相談、先輩への相談、親への相談、役所への相談、

 

 

「相談」は「上」というイメージが、無意識の中には存在しています。

 

それを 1番最初に壊してしまうのです。(げんき)

 

 

 

 

2020年

1月

12日

その893)「行動回数をメモすること」で「ある程度」の予測は可能です。

 

 

先日、児童支援を行う機関の職員会議に参加させて頂きました。

その際に、支援の記録を拝見させて頂いたのですが、そこで少しだけ感じることがありました。

 

 

それは、「内容はわかるが、回数がわからなということです。

 

 

 

これまでの経緯や現在まで起こった具体的なやり取りや内容は、大変よくわかりました。

 

ただ、「行動の回数」がよくわからなかった のです。

 

 

 

 

「支援の記録」というのは「過去の記録」である。

 

 

そう思われていることが 多いのですが、、実は 若干違います。

 

 

 

「過去の記録」であり、「未来の予測」です。

 

 

 

「支援の記録」を読めば、これまでの事はわかる だけでなく、

 

「これから3か月くらい」に起こることも ある程度 予測できる。

 

 

これが、「支援の記録」の本来の役割 なのです。

 

 

 

 

「行動」×「回数」という公式 があります。

 

 

 

 

この「行動」が「同じ行動」であれば、この公式は「現状維持」「変化なし」です。

 

 

でも、この「行動」が「新しい行動」であれば、この公式は「変化」になります。

 

 

 

「どんな行動」を「何回」(どれくらいの回数)行っているのか。

 

 

 

 

「支援記録」から読み解く事というのは、 ただそれだけ です。

 

 

「行動」×「回数」を読み解いた後、はじめて そこに関わる「人」を見ます。

 

 

 

「行動」に関わる人。「回数」に関わる人。

 

その「人」とは、一体どんな人なのだろうか。 そこを見るのです。

 

 

「行動」×「回数」に最も影響を与えるのは、他でもない「人」だからです。

 

 

 

 

「行動」×「回数」 そして「人」

 

 

 

これを見るだけで、ある程度の期間の「結果の予測」は可能です。

 

もちろん、突然現れる 「新たな人との出会い」などは 予測はできませんが。

 

 

 

本当にちょっとした 小さな事なのですが、

 

「行動回数」をメモしておくこと が大切です。

 

 

 

「行動回数をメモしておく」だけで、一目置かれます。(げんき)

 

 

 

 

 

2020年

1月

11日

その892)「保育者研修」の本当の目的は、「自分自身」に興味を持ってもらうことです。

 

 

僕が実施をしている「保育者研修」の内容は、様々です。

 

メインは、「保護者支援」と「こどもたちの支援」ですが、「保育ソーシャルワーク」「保育者向けメンタルヘルス研修」「学童保育指導員のための保育研修」などがあります。

 

 

 

「保育者研修」の目的とは、いったい何でしょうか?

 

もし、こう質問されたら、皆さんなら どう答えますか?

 

 

 

 

「知識を学び、現場で活かすことです。」

 

「保育者の能力を高め、園全体で、その学びを共有することです。」

 

いろんな答えが きっと返ってくると思います。

 

 

 

 

参加する先生の目的は、人それぞれ です。

 

だから、どれもが「正解」です。

 

 

 

参加される先生 ご自身が、今日は これを学んで帰りたい。

 

そう思ったことを手に入れることが 「目的」だから です。

 

 

 

 

では、講師の側の「目的」とは、いったい何でしょうか?

 

 

どういう「目的」を持って、何を感じてもらいたい。

 

どういう風になってもらいたい。

 

「何」を思っているのでしょうか?

 

 

 

 

他の講師の先生の「目的」は、僕にはわかりません。

 

でも、自分自身の「研修の目的」は、もちろん あります。

 

 

 

 

それは、「自分への感度をあげる」ということです。

 

 

「自分に対するセンサーのスイッチをONにする」

 

 

これが「保育者研修の目的」です。

 

 

 

 

自分自身を好きになり、自分自身に興味を持ってもらうこと。

 

これが「本当の目的」なのです。

 

 

 

 

どんな研修でも、そこでは「知識」や「ノウハウ」を学ぶことができます。

 

 

研修会場では「なるほど!」と思って、やる気を持って 園に戻っても、

 

ほとんどの場合、他の先生と共有したり 学んだものを活かしたり、

 

そうした「活かすための行動」には、つながりにくいものです。

 

 

 

でも、それは、受講した先生の「能力の問題」では、ありません。

 

 

 

 

 

1人の先生が受講して、それを「園全体」で共有するということは、

 

それだけ難しいことなのです。

 

 

 

 

僕は、研修の2時間を通して、先生方に

 

自分自身が「無意識」に行っている保育が、どれだけ重要であり、

 

どれだけ こどもたちや保護者に影響を与えているかを お話ししています。

 

 

 

メッセージは、「今のままのやり方でいいよ」 です。

 

そして、明確な「根拠」と未来につながる「方法」をお話ししています。

 

 

 

 

それをお伝えすると、先生方の中には、大きな自信が生まれます。

 

そうすると、「自分自身の保育」に敏感になるのです。

 

 

 

 

これが「自分への感度をあげる」ということ。

 

「自分に対するセンサーのスイッチをONにする」ということです。

 

 

 

 

1人の先生の「感度」があがり、自分センサーのスイッチがONになると、周囲に大きな影響を与え始めます。

 

 

それは、周囲に伝わり、伝染しはじめるのです。

 

これが「園内共有」の始まりです。

 

 

 

 

 

 

「自分自身を好きになり、自分自身に興味を持つこと」

 

これが「研修」の本当の目的なのです。(げんき)