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2020年

1月

29日

その905)専門職は「具体的で定量的に評価できる」ものさしを持っているのです。

 

 

 

昨日の相談支援研修会の中で、大変面白いご質問を頂きました。

 

 

「元気先生、質問があるのですが、「人が誰かに相談する」というのは、

 

『友達や家族に相談する場合』と『専門職に相談する場合』と2種類あると思うのですが、

 

 

「専門職がくれる助言」と「友達や家族がくれる助言」って

 

そもそも その内容って そんなに大きな違いがあるのでしょうか? 

 

「専門職がくれる助言」には「プロならではの何か凄い助言」があるのでしょうか?」

 

 

というご質問内容でした。

 

 

 

 

この質問。とてもシンプルで率直だなあと感心しました。

 

「プロの相談支援」には、何か特別なテクニックが あるのですか?

 

ということですね。

 

 

 

友達や家族でも、非常に適切な支援や助言ができる人もいらっしゃいます。

 

また、相談援助職であっても、まだ経験が少なく戸惑う方もいらっしゃいます。

 

 

 

どちらだから、どうこうというのは、ありません。

 

よくその違いを「傾聴技術」や「受容的な態度」で表現することがありますが、

 

そうしたものを学ばなくとも、無意識のうちに理解している「友人や家族」もいます。

 

そうした「技術」や「態度」をもともと持っている人はいます。

 

 『聴く技術や態度』はその方の性格や気質に大きく左右される要素です。

 

 

 

「専門職」が行う「相談支援」には、

 

実は『型』のようなものがあるのです。

 

 

 

それは「具体的で定量的に評価できる」基準があるかどうか ということです。

 

 

 

 

 

現在行っている「支援」が うまくいっているのか どうか

 

きちんとした「改善」や「良い方向」へ向かっているのか どうか

 

その基準が「具体的で定量的に評価できる」かどうか ということです。

 

 

 

専門職は、「支援の ものさし」を 必ず持っている のです。

 

 

 

だいたい できるようになりましたね。

 

ずいぶん よくなりましたね。

 

前よりも 元気になった気がしますね。

 

 

では、ないということです。

 

 

 

もちろん、そのように相手の方に「言葉」でお伝えすることはあります。

 

 

ただ、自分のこころの中、頭の中では、

 

 

「毎朝 7時に起床。30分以内準備ができるようになった」

 

「20時以降スマホを見る回数が、3回以内に収まった」

 

「1つの遊びに集中できる時間が、10分を超えるようになった」

 

「先週まで1回だけだったけど、今週から3回できるようになった」

 

 

そうした「具体的で定量的に評価できる」ものさしを使って

 

「支援全体」を把握しているのです。

 

 

 

もちろん、ご本人を評価する際に「そのこと」を伝えることも あります。

 

伝えてあげることで、「自分が良くなっていること」を具体的にイメージでき、

 

また「意志」を強化することができるからです。

 

 

 

 

専門職だから、家族や友人だから

 

「傾聴の技術」「受容的な態度」を理解しているからではなく、

 

「見えないもの」を「見える化」して伝える力があるかどうか

 

実は、「そこ」が 一番大事なのです。

 

 

 

「見えないもの」を「見える化」するちから とは

 

「難しいこと」を「簡単」に表現する ちから。

 

 わかりやすく表現する力 です。

 

 

 

だから、保育者は「相談支援」に向いているのです。(げんき)

 

 

 

2020年

1月

28日

その904)すべてのものは「感謝」をしたら動き出すのです。

 

 

相談業務を行っていると 色んな相談があります。

 

 

「チャンスが回ってこない」

 

「人生が ちっとも前に進まない」

 

「お金が回ってこない」

 

「あの人が全然 変わらない」

 

 

色んな悩みがあるものです。

 

 

 

もちろん、本当に 大きな問題を抱えている場合もありますが、

 

ほとんどの場合は、「不平」や「不満」が多いのも事実です。

 

 

もちろん「不平」や「不満」をいうことが悪いわけでありません。

 

 

 

 

「不平」や「不満」

 

その ど真ん中にある思いは、1つ です。

 

 

それは「動かない」ということです。

 

 

 

 

「運」が動かない

 

「人生」が動かない

 

「お金」が動かない

 

「相手の気持ち」が動かない

 

 

 

共通しているのは「動かない」ということです。

 

「動かないこと」に不満を抱いて、イライラしているのです。

 

 

 

相談というのは「どうしたら動きますか」「どうやったら動かすことができますか」

 

ということです。

 

 

みんな「動かし方」を知りたいのです。

 

 

 

 

「動かす」方法は、実は簡単です。

 

それは「感謝すること」です。

 

 

 

 

「運」というのは、本当にありがたい。

 

「生きている」というのは、本当にありがたい。

 

「お金」って本当にありがたい。

 

「この人」がいてくれて 本当にありがたい。

 

 

そう感謝することです。

 

 

 

 

そうすれば、「それ」は動き出します。

 

それが「感動」です。

 

 

 

 

「感謝」すれば「動く」

 

それが「感動」だからです。

 

 

 

 

相談の場で 本当に大切なことは、

 

目の前の問題の裏にあるものが、どれだけ 大切で愛しいもの

 

感謝すべきものかを話しながら、お互いに確認すること です。

 

 

 

「感謝」すれば「動く」

 

 

それは「自分のこころ」だって 同じなのです。(げんき)

 

 

 

 

 

 

 

2020年

1月

26日

その903)学童保育は「居場所作り」ともう1つ大事なことがあります。

 

 

先週末に、学童保育指導者研修会がありました。その研修の中で こんな感想を頂きました。

 

 

 

「学童保育の役割は、こどもの居場所作りが大事だと言われており、実際そうですが、

 

ただ、いつも それ以外に何かあると思っていました。ただ ぼんやりしたもので具体的に

 

何かわかりませんでしたが、元気先生のお話で、大事なことが分かり本当に良かったです。」

 

 

という嬉しいご感想でした。

 

 

 

 

 

 

学童保育の役割は「こどもの居場所作り」である。

 

 

確かに、その通りです。

 

 

安全で、安心できる生活の場を作ることが「役割」です。

 

 

 

もちろん、保育所での保育も同じです。

 

「こどもの生活の場を作る」という点では、同じです。

 

 

ただ、「保育所保育」と「学童保育」には、明確な違いがあります。

 

というよりも 大きな違いです。

 

 

 

それは、「成長スピード」 です。

 

 

もちろん、身体もそうですが、何より変化が大きなものは「こころ」です。

 

 

 

 

間違いなく、例外なく まもなく「思春期」がやってきます。

 

いずれ、目の前にいるこどもたちも 確実に大人になっていきます。

 

その「大きな変化」がある その前 だということです。

 

 

 

その時期に何を体験しなければならないのか。

 

「学童期の保育」というのは、一体 何が必要なのか

 

そこを 真剣に考えておく必要があるのです。

 

 

 

もちろん、「居場所作り」は大切です。

 

この時期の「遊び」も「学び」も、絶対に大切なものです。

 

そこに異論は全くありません。

 

 

 

ただ、そこで どんな風に「こころ」が変化していくのか。

 

「こころ」の中に、何が生まれ、何が育っていくのか。

 

 

 

『そこを理解した上』でという「条件付き」での

 

「居場所作り」であり、「遊び」であり「学び」なのです。

 

それが「学童保育」だと僕は考えています。

 

 

 

 

僕が研修でお話をしている内容は、2つのベクトルから伝えています。

 

 

それは、幼児期保育から学童保育に向かっていく「上」へ向かう流れ

 

 

もう1つは、

 

大人のメンタルヘルスから高校生、中学生、小学生へと「下」に下がっていく流れ

 

 

その2つの方向から「学童期の保育」をお話しています。

 

 

 

「幼児期保育」から積み上げていく上で 大切なこと。

 

 

社会人、そして大人として生きていく中で、苦悩したり、人間関係で苦労したり、

 

そうした「大人のメンタルヘルス」にそれが どうつながっていくのか、

 

「未来・将来」から見た上で、築きあげていく 大切なこと。

 

 

その2つをお話しています。

 

 

働く大人のメンタル不調やハラスメントなどの問題。

 

学童期や思春期のいじめやこどものメンタルヘルスの問題。

 

 

そうしたものは、立ち止まった時には、すでに原型ができあがっています。

 

 

すごいスピードで走っている間には、気づくことはありません。

 

ただ、走っていたものが、ピタっと止まった瞬間。

 

 

立ち止まった瞬間に「できあがっていること」に気づくのです。

 

 

周囲も自分自身も「気づいてしまう」のです。

 

 

 

「急激な成長」の不思議なところは、

 

「止まって見える」「いつもと変わらない」ように見えるという点です。

 

 

 

 

「変わらない」というのは「変わっている」ということなのです。(げんき)

 

 

 

2020年

1月

24日

その902)求められているものは「専門知識」ではありません。

 

 

ソーシャルワーカーに求められているものは、「専門知識」ではありません。

 

その人が問題を解決できるよう「サポートする能力」です。

 

 

 

「専門知識」というものは、「それ自体」には意味はないのです。

 

 

「サポートする」ために使うことができて、

「サポート」の役に立たせることができて、初めて活きてくるものです。

 

 

 

ソーシャルワーカーになった時に、最初に叩き込まれるもの。

 

それが、この「考え方」です。

 

 

 

 

なぜ、『保育相談支援』が必要なのですか?

 

 

 

研修でも1番多く質問される内容であり、このサイトでも一番読まれている内容ですが、

 

なぜ、必要なのかの前に、最初に伝えておきたいことがあります。

 

 

 

 

それは、保育者は「サポートする能力」が高いということです。

 

「支援をする能力」をはじめから持っている ということです。

 

 

「相談支援」に向いているのです。

 

 

 

 

 

では、なぜ『保育相談支援』が必要なのか

 

 

保育の知識があるからでしょうか? 

 

こどもに関する「専門知識」があるからでしょうか?

 

 

そうではありません。

 

 

保護者に「元気や勇気を与えることができる」存在だからです。

 

 

「よし!頑張ろう」という元気や勇気を保護者に与えることができる存在なのです。

 

 

 

 

「子育て」は、楽しく しあわせな面が とても多いものですが、

 

それと同じくらい「不安」が生まれます。

 

 

必ず、「不安」は生まれます。

 

喜びが多ければ多いほど、同じ数だけ「不安」が生まれるのです。

 

 

 

その「不安」を乗り越えて、

 

よし頑張ろうと勇気を与えてくれるものが「子育て」には必要なのです。

 

 

 

「元気や勇気」を与えてくれて、いつも温かく見守ってもらえる存在。

 

 

 

それが、保育者の役割 であり、「保育相談支援」です。

 

 

 

 

なぜ、やらなければならないのか ではなく、

 

もともと その才能があり、高いサポート能力があるのです。

 

 

せっかくある能力は、役立てた方がいいのです。

 

 

 

 

 

保育者には、初めから「サポート能力」が備わっています。

 

 

気づいていないかもしれませんが。

 

 

 

だから今「保育の世界」にいるのです。(げんき)

 

 

2020年

1月

23日

その901)「メモする内容」というのは「違和感を感じていること」です。

 

 

「傾聴をする際に、どのような点に注意を向けて聴いたらいいでしょうか?

 

その際に、メモしたりすることは ありますか? 先生是非教えてください。」

 

 

昨日の保育者研修の中で、ご質問を頂きました。

 

 

 

人の話を聴く

 

 

それは、いったい どういう意味があるのでしょうか?

何が目的で、何を聴くのでしょうか?

 

 

 

話の内容、ストーリー、中身 ?

 

それとも その人が感じている想い、気持ち、感情?

 

状況によって様々です。

 

 

 

ただ、「相談支援」では、1つです。

 

 

 

それは、「相手の感情や気持ち」です。

 

 

 

それが最重要な項目であって、出来事や話の内容は補足情報 です。

 

 

 

ただ、「相手の感情や気持ち」といっても、複雑です。

 

話をされる中で、アップ・ダウンもあります。一方的な強い感情があったり、

 

相反する感情があったり、整理されていることは大変少ないものです。

 

 

 

整理されていない気持ちを表現する場が「相談」なので、それはそれでいいのです。

 

 

「感情や気持ち」の中で、さらに

 

正確に聴きとらなければならないもの。

 

 

それは「違和感を感じていること」です。

 

 

 

その人が、感じている「違和感」は、確実に すくい取ることが大切です。

 

 

メモする内容も、もちろん同じ。

 

「相手が違和感を感じていること」です。

 

 

 

 

「あの人、もう少し丁寧にやってくれたらいいんですけど」

 

 

「話が長すぎるんですよ」

 

 

「もう少し優しく説明してくれたらいいと思うのですが、」

 

 

 

話の中に出てくる「相手が感じている違和感」をスルーしないことです。

 

そうした想いは、さらっと流れていきます。

 

こちらが、そうなんだと思った時には、もう次の話の流れで それは消えていきます。

 

 

 

 

「違和感を感じていること」とは「改善ポイント」です。

 

 

 

「相談」というのは、「話全体」のことを指すのではなく、

 

「話」の中にある「改善ポイント」を共有する「場」という意味です。

 

 

「話」を共有するのではないのです。

 

 

そこを勘違いしてしまうと「話」がAさんからBさんに伝わっただけになります。

 

友達同士の雑談や仲間同士の話の場合であれば、それはそれでいいのですが、

 

「相談支援」は意味が違うのです。

 

 

 

 

「聴き上手」とは「違和感を感じる能力」なのです。(げんき)

 

 

 

 

2020年

1月

21日

その900)「相談支援職」だから「相談する」とは限らないのです。

 

 

「相談支援」には、1つ 大きな原則があります。

 

 

それは「知らない人には、相談しない」「知らない人だから、相談する」

 

 

という2つの相反するものです。

 

 

 

私の事を知らない、そうした人には「相談」できない。そう人もいれば、

 

私の事を知らないからこそ、「相談したい」という人もいる のです。

 

 

 

この2つの「相談」を、人は うまく使い分けることができます。

 

 

 

「もっと 私の事を知って欲しい」相談もあれば、

 

「私の事は知らなくてもいいので、この事だけを教えて欲しい」匿名相談もあるのです。

 

 

 

 

では、「保育相談支援」とは、どちらの意味を持つのでしょうか?

 

みなさんは、どちらだと思いますか?

 

 

 

まず、大前提として「匿名」ではない、知っている関係 です。

 

「保育相談支援」とは「知っている先生への相談」になります。

 

 

 

 

 

「保育相談支援」や「保育ソーシャルワーク」の研修には 実は、

 

「保育者に行う研修」。もう1つは「相談支援職に行う研修」2種類があります。

 

後者は、「相談支援員」や「ソーシャルワーカー」が対象となります。

 

 

 

 

「相談支援職」に相談する「相談」とは、いったい どういうものが多いのか。

 

 

それは「私の事は知らなくてもいいので、この事だけを教えて欲しい」匿名相談 です。

 

もちろん、ご相談者やご相談内容にもよりますが。

 

 

 

 

よく「相談支援職」向けの「保育相談支援」研修で、

 

「できる限り、保護者との関係を築きたいと思い、色々と先生や園を通じて

 

アプローチしているのですが、なかなか信頼関係がないのか、相談は少ないです。」

 

といった悩みを伺うことがあります。

 

 

 

 

それは「立ち位置」が違うからです。

 

 

 

「保育者」が行う「相談支援」と「相談支援職」が行う「相談支援」は、

 

そもそも 役割も意味も異なるものです。

 

 

 

「相談支援員だから、ソーシャルワーカーだから保護者が相談する」とは限らないのです。

 

 

 

 

 

「知らない人には、相談しない」 「知らない人だから、相談する」

 

この2つの意味を最初に理解することが、研修で一番最初に行う「ワーク」です。

 

 

 

「相談支援」の大原則を理解していないと、

 

常に「相談があまりないんです」と悩んでしまうのです。(げんき)

 

 

 

2020年

1月

20日

その899)「どうやって」という『方法』を考えるのは、3日後からです。

 

 

自分がなりたいものや達成したいこと。

 

そのための計画を立てたり、目標を考えたり、みなさんもきっと行っているはずです。

 

 

支援の計画や保育計画なども 同じです。

 

 

 

最初に自分の描く「理想」の姿。「ビジョン」を明確にするはずです。

 

でも、その後が なかなか うまくいきません。

 

 

 

「理想」は描けたけど、ビジョンも明確になったけど、

 

「どうやって実行したらいいか」その方法を考えると 迷って行き詰ってしまう。。。

 

 

そんな経験は ありませんか?

 

 

 

 

 

先週末、こどもたちの支援に関する研修会の中で

 

 

「支援の計画を立てる際の注意点を教えてください」という質問を頂きました。

 

 

 

 

●「計画を立てる」際に、手順として

 

①「理想の姿」を描いたり、「ビジョン」を明確にする。

 

② どうやって実行するかの「方法」を考える。

 

 

という形で決めていくはずです。

 

 

 

でも、、②の段階で どうしても つまづいてしまう。

 

その理由は、実は シンプルです。

 

 

 

それは、②に入る段階が「早い」のです。

 

 

 

「どうやって」という「方法」を考えるのは、少なくとも3日後から。

 

なるべく①と②の間隔を空けることです。

 

 

 

 

人は、「計画」を立てる段階で、すでに「早くスタートしたい」という衝動が起こります。

 

一刻も早く、「計画」を終えて(P)、実行したい、実行しなければならない(D)

 

そうやって 焦ってしまいます。

 

 

「実行しなければ 何も変わらない。何も起こらない」とわかっているからです。

 

 

だから、目標設定や理想的なビジョンを明確にすることは、そこそこにして、

 

早く『どうやって実行するのか』を考えたいのです。

 

 

 

 

そのこと自体は、決して 悪いことではありません。

 

ただ、少し タイミングが早いのです。

 

 

 

 

「理想的な絵を描く」と、細部まで「イメージ」が頭に浮かんできます。

 

 

自分自身が どんな行動をして、どんな服装で、どんな会話をしているのか、

 

その場面や空気感、目の前にいる人の雰囲気や表情、言葉など

 

頭の中に不思議と いろんなものが 浮かんできます。

 

 

 

すると、

 

「あっ、これは 是非 やっておきたい。」

 

「これは なくてもいいかな」  

 

「こうしてあげた方が、きっと嬉しいよね」と色んなアイデアも浮かんできます。

 

 

 

この「理想を描く」時点で「どうやって実行するのか」その方法も自然に浮かんくるのです。

 

 

 

①目標、ビジョンを決める → ②実行計画を立てる。ではなく、

 

 

①目標、ビジョンを考えながら、実行している姿を描く。→②具体的な方法を決める。

 

 

になります。

 

 

 

 

 

誰かの誕生日プレゼントを考える時、

 

プレゼントは どんなものにして、どうやって渡して、

 

すると相手がどんな表情をして どんな言葉発するのか、

 

そして、その時に 自分自身は どんな気持ちになるのか

 

 

そうやって ワクワク想像しながら、事前に「その日」を体験した後、

 

どこに買い物に行くか、いつ行くかを決めて、買いに行くはずです。

 

だから「買い物」に行っても 迷わず決めることができるのです。

 

 

 

 

 

「支援」の計画も同じです。

 

  

「迷う」ということは、まだ「イメージ」が固まっていないのです。

 

「プレゼント」を選ぶようにワクワクしながら考えたらいいのです。(げんき)

 

 

 

 

 

 

 

2020年

1月

18日

その898)「欠点」とは「最大の強み」なのです。

 

 

相談支援の場でも、園に入ってのコンサルテーションの場でも

 

何かのサポートや相手の持っている力を引き出す際には、情報が必要です。

 

 

まずは、今ある状況を「ヒアリング」ことが 最初に行う作業になります。

 

そうした「ヒアリング」作業を行う中で、いつも驚かれることがあります。

 

 

 

それは「欠点をどんどん教えてもらう」 からです。

 

 

 

「欠点」だったり、「苦手」なところだったり、「失敗」だったり、「嫌なところ」だったり

 

一番最初に集める情報が、そうした「ネガティブ」情報だから です。

 

 

 

もちろん、「人」だけでなく、「組織」や「集団」であっても 同じです。

 

 

 

「長所」や「良い点」は、聴きません。

 

 

まずは、「欠点」を伺うのです。

 

 

 

その際に、注意しなければならない点があります。

 

 

それは「批判」や「悪口」「影口」ではないということです。

 

 

そうしたものは、自分の「感情」の吐き口としてのものであり、何ひとつ役に立ちません。

 

 

 

そうではなく、あくまでも 前向きな「改善」につながるものという意味での「欠点」です。

 

 

 

 

 

「欠点」には、「最大の強み」が隠れていることが多いのです。

 

 

 

世の中には、「失敗作」から生まれた商品が 山のようにあります。

 

人の成功や成長も、ほとんどの場合、「あの失敗」のおかげで ということがよくあります。

 

 

 

「長所」を伸ばしましょう。

 

「良い点」を伸ばしましょう。

 

 

というのも 正しいのですが、

 

その前に「欠点」をしっかりと把握しておくことで 人は大きく成長することができます。

 

 

 

「欠点」を逆手にとり、活かす。

 

そこに 意識を向けているのです。

 

 

 

 

「長所」も「欠点」も 本人のコントロールが及ばないものです。

 

「無意識」にやっていること だからです。

 

 

「無意識」にやっていることには、パワーがあります。

 

「欠点」を活かすとは、その裏にある「無意識」を活かすことです。

 

 

 

それが理解できると「気になる子」の支援は楽しくなるのです。(げんき)

 

 

 

2020年

1月

17日

その897)「辞めたくない職場」にするコツは、実は 簡単です。

 

 

昨日、保育者研修が終わった後に、ご参加頂いた園長先生から

 

「職員が辞めない職場、辞めたくない職場にするには どのような方法がありますか?」

 

とご相談を頂きました。

 

 

 

人財がどうしても不足しがちな、保育や介護の業界では 本当に切実な悩みです。

 

もちろん、様々な施策というものが必要にはなりますが、、、

 

 

 

最も簡単ですぐにやれることが、1つあります。

 

 

 

 

 

それは、「先輩の味方ではなく、後輩の味方になる」 

 

そんな職場にすることです。

 

 

 

 

どんな職場でも 必ず 「考え方の違い」や「意見の違い」があります。

 

例えば、先輩と後輩が こどもたちの指導方法について もめているとします。

 

 

「先輩の味方」になるのか、「後輩の味方」になるのか

 

板挟みになる そんな場面です。

 

 

 

 

そうした場合に、通常は、

 

①「先輩の側」に回る。「先輩」の味方になる。

 

②「間」をとって、両方の意見を尊重する。

 

 

この2つの どちらかを 選択するはずです。

 

 

 

みなさんなら どうですか?

 

 

この2つを選択する職場だったとしたら「普通の職場」になります。

 

 

「普通の職場」というのは、「替えが効く」ということです。

 

「別の職場」を選ぶという選択肢が生まれます。

 

そこから「辞めたくない」という意識が生まれることは まずありません。

 

 

 

 

「辞めたくない職場」

 

 

これまでも たくさんの現場を見てきたのですが、多くの場合

 

③「後輩の側」に回る。「後輩」の味方になる。

 

 

を選択することが 実は 多いのです。

 

 

 

もし、先輩の側に回ったり、味方についたりすると

 

逆に その先輩から後で 「●●さんの側についてあげて」と言われたり、

 

園長先生から、「そうした際には、後輩の側についてね」と言われます。

 

 

 

 

もちろん、「こどもの指導法」などで 明らかに「先輩の言い分」が正しい場合もあります。

 

そうした場合であっても、後輩の考え方を代弁してあげたり、良い点を見つけてあげます。

 

 

みなさんが、もし その後輩だったら どう感じますか?

 

きっと 「ここで頑張ろう」 そうした想いが沸き起こってくるはずです。

 

 

 

 

誰でも そうですが、自分と誰かの意見が違っている時に、

 

周りの人が「自分」ではなく、「相手」の方につくと 嫌な気持ちになります。

 

それが、自分より年下の「後輩」や経験が少ない「後輩」だと なおさらです。

 

 

「なんで 私の方につかないのよ」 そう思ってしまうのです。

 

 

 

 

 

大事なのは実は 「そこ」ではないのです。

 

 

 

後輩の思いをしっかりと受け止めてくれる職員がいること。

 

そこが「大事」なのです。

 

 

 

後輩の側に他の職員がついてくれると 安心する。

 

 

 

これが「辞めたくない職場」の根元に流れている「マインド」なのです。

 

 

そこを園長先生が理解し、リーダーの先生が理解をするだけで

 

「辞めたくない職場」は、実は 簡単に作ることができるのです。(げんき)

 

 

 

2020年

1月

16日

その896)「こどもの無限の可能性」を広げるために必要なもの

 

 

こどもには、無限の可能性があります。

 

「その秘めた才能を伸ばしていきましょう。それを支えるのが大人の役割です。」

 

そうしたメッセージもよく耳にします。

 

 

 

無限の可能性の中から、キラリと光る その子だけの「才能」

 

それを 親や先生、周りのいろんな人たちが引き出してあげることは素敵なことです。

 

 

 

その時に、1つだけ忘れてはならないことが あります。

 

 

 

それは「コツコツとがんばり続ける能力」 です。

 

 

 

「コツコツとがんばり続けることが」できるように支える。

 

「コツコツがんばる能力」も同時に育てる ということです。

 

 

 

その子だけが持つ能力」と「コツコツがんばり続ける力

 

 

これが「セット」になって初めて 力を発揮できるのです。

 

 

 

 

この2つの力を育てる「大人の能力」

 

実は、こどもの「無限の可能性」は、支える「大人」次第なのです。

 

 

 

①こどもの秘めた「才能」に気づき、伸ばすことが得意な「大人」

 

②こどもに「コツコツとがんばり続ける力」を育てることが得意な「大人」

 

③この「両方」とも 得意な「大人」

 

④この「両方」とも、苦手な「大人」

 

 

大きく分けると、4つのパターンに分かれるのです。

 

まさに「コーチ」です。 こどもの才能が開花するかは「コーチ」次第です。

 

 

 

 

もちろん、③の「両方」ともに得意な「大人」であれば最高です。

 

「才能」を伸ばす力を持ち、「継続」させる力を持った大人が支えると

 

きっと ぐんぐん こどもは成長するはずです。

 

 

①や②のように、どちらかは、得意だけれど、どちらかは苦手。

 

そうした場合であっても大丈夫です。得意な方を自分が担当して、苦手な方を

 

他の「得意」な人に担当してもらえばいいのです。 

 

 

 

では、④の「両方」とも苦手な「大人」は、どうしたらいいのでしょうか?

 

こどもの「才能」を引き出すことができないのでしょうか?

 

 

 

そんなことは ありません。

 

ちゃんと「方法」はあるのです。

 

 

 

それは「常に笑顔で見守ってあげること」です。

 

 

 

才能を引きだそうとか、継続させる力を育てようとか そんなことは考えず、

 

ただ、笑顔で 見守ってあげるのです。

 

 

 

その時に大切のは、「大好きだよ」という想いをもって見守ることです。

 

 

 

お母さんは、●●ちゃんのことが大好きだよ。

 

先生は、●●ちゃんのことが大好きだよ。

 

 

口に出すのではなく、そうした想いをもって 笑顔で見守るのです。

 

 

まさに「おひさま」のような存在になるのです。

 

 

 

 

 

「才能」を引き出す「大人」は、成長のプロセスで必ず出会うことができます。

 

「継続」を教えてくれる「大人」は、成長のプロセスで必ず出会うことができます。

 

 

 

でも、、、

 

 

『いつも笑顔で温かく見守って、愛してくれる存在』

 

 

それは、そうそう 現れるものではありません。

 

 

そうした「存在」になったらいいのです。

 

 

 

 

「才能」を大きく伸ばすために最終的に必要なのは「愛」だからです。

 

 

 

 

 

「太陽」があるから、育つのです。(げんき)

 

 

2020年

1月

15日

その895)「あまり見たくない事実」の中にしか「解決策」はありません。

 

 

昨日の保育ソーシャルワーク研修の中で、

 

「解決策を探す時、先生は、一番最初にどういう部分を見ますか?

とても興味があるので、教えてください」

 

というご質問をいただきました。

 

 

 

「今日は、2時間の研修なので、グループワークはないのですが、長時間の研修で、

グループワークを行うと 今頂いたご質問が グループワークのテーマになります。」

 

 

そう、お伝えした後に

 

 

 

「解決策」というのは「あまり見たくない事実」の中にしか、実は ありません。

 

そう お答えしました。

 

 

 

考える際に、1番最初に「見るべき所」というのは「見たくもない事実」です。

 

 

そこから目をそらすと、「何」も見えないのです。

 

 

 

 

刑事ドラマなどの「殺人現場」でもそうですが、状況証拠よりもまず最初に見るのは、

 

「なくなられた方のご遺体」になります。そこを1番最初に見ないと 何もわかりません。

 

 

 

「あまり見たくない事実」

 

「聞きたくもない事実」

 

 

「そこ」をまず避けて、無難なところから入ると、ほとんどの場合 解決しません。

 

 

 

 

 

 

「見たくもない」「聞きたくもない」

 

 

 

そう思ってしまう理由は、「そこ」に その人の「感情」が込められているからです。

 

その人の「ネガティブな感情」が込められているから、

 

こちら側が「それ」を感じて苦しくなるので、目をそらしてしまうのです。

 

 

 

 

その「ネガティブな感情」を解消する方法が「解決策」です。

 

そこに目を向けないのであれば、「解決策」は箱に入ったままです。

 

 

 

虐待事案やDV事案の面談を担当することもありますが、

 

 

そうした面談で一番大切なことは、

 

「勇気を振り絞って話してくれた事実」に目をそむけないこと です。

 

「支援をする側」が逃げないこと。これが大原則です。

 

 

 

 

 

これは「自分自身」についても 当てはまります。

 

 

 

 

自分を変えるためには、自分の「ネガティブな感情」に目を向けなければなりません。

 

こころの中にある「思い出したくない事実」「見たくもない事実」「話したくもない事実」

 

その中にしか「解決策」はないからです。

 

 

 

 

自分の「ネガティブな感情」に向き合える人は、物事を「解決する力」を持っています。

 

「解決力」とは「光を当てる」能力なのです。(げんき)

 

2020年

1月

13日

その894) ただ聞いて欲しいだけの「相談」 解決策が欲しい「相談」

 

 

「相談」には、2つのものが あります。

 

 

「相談」の種類では ありません。

 

「相談」の種類というのは、「親子関係」や「金銭」「社内の人間関係」「男女の問題」「ハラスメント」など、

「お話」のテーマです。

 

 

 

そうした「種類」ではなく「目的」です。

 

 

 

それは、「ただ聞いて欲しいだけ」の相談。

 

もう1つは 「解決策が欲しい」相談。

 

この2つ です。

 

 

 

 

「聞いて欲しいだけ」の相談の目的は、ただ受け止めて欲しい ということです。

 

私の気持ちをわかってくださいね、 です。

 

受け止めてくれるだけでいいのです。 話を聞いてくれるだけで いいのです。

 

 

 

「解決策が欲しい」相談の目的は、次の1歩 です。

 

 

具体的に 次に 何をやったらいいのか。そのヒントが欲しいのです。

 

もちろん、「解決策が欲しい」相談であっても、自分の気持ちを受け止めて欲しい。考えを理解して欲しい。

 

それは当然あります。 その上で、「次の1歩」のヒントが欲しいのです。

 

 

 

この2つの「相談」

 

求めていることを間違ってしまうと、相手の中には、悶々としたものが残ります。

 

 

 

ただ、話を聞いて欲しいだけなのに、「解決策」を提案されると

 

自分が間違っているということなのですか? 自分を否定されていると感じてしまいます。

 

 

 

逆に、「解決策」や「次のヒント」が欲しいのに、ただ、話を聞かれるだけだと

 

結局、何も 得るものがなかった。時間の無駄だったと、感じてしまいます。

 

 

その見極めが難しいのです。

 

 

 

 

では「相談」を受ける側は、どんな態度で臨んだらいいのでしょうか?

 

「相談」では、「3つのメッセージ」をお届けするようにします。

 

 

 

①「聞かせてください」

 

②「教えてください」

 

③「手伝わせてください」

 

 

この3つの「メッセージ」です。

 

 

 

①最初の「聞かせてください」は、「お話」をです。

 

 

「話を聞いてあげる」のではありません。こちらから 是非「お話」を聞きたい。そう伝えることです。

 

お願いしているのは、あくまでもこちら です。

 

 

 

②次の「教えてください」は、「気持ち」をです。

 

 

その時の「気持ち」を是非 教えてくださいというメッセージです。

 

でも 直接的な表現は使いません。

 

「相当 不安だったでしょうね。。」「ほんと 苦しかったでしょうね、、」

 

私は、お話を伺って「そう」感じました。というメッセージをお伝えすると

 

共感してくれたと感じてもらったり、もし 他の想いがあればお話ししてくれます。

 

 

 

③最後は「手伝わせてください」です。

 

何か、私でよろしければお手伝いさせて頂くことは ありませんか?

 

そう、お伝えします。これは「直接的」な表現です。

 

 

 

 

お話を伺う際には、この3つの「メッセージ」を相手にお届けします。

 

そうすると、③の「手伝わせてください」で 

 

 

「話を聞いて欲しかっただけ」なのか

 

「解決策」や「次の1歩のヒント」が欲しいのか

 

それが「明確」になります。

 

 

 

 

「私は、このままでいいでしょうか?」や「お話を聞いてくれただけで十分です」

 

であれば、「ご相談の目的」は、「受け止めて欲しかった」であり、

 

 

 

「こんな時にはどうしたらいいですか?」や「他に方法ってありますか?」

 

であれば、「ご相談の目的」は、「次の1歩が知りたい」ということです。

 

 

 

 

 

どちらの「相談」であっても、大切なことは

 

「お願いをしている」のは、「こちら」であるという姿勢 です。

 

 

 

誰もが持つ「相談」のイメージは、「上」です。

 

 

 

上司への相談、先輩への相談、親への相談、役所への相談、

 

 

「相談」は「上」というイメージが、無意識の中には存在しています。

 

それを 1番最初に壊してしまうのです。(げんき)

 

 

 

 

2020年

1月

12日

その893)「行動回数をメモすること」で「ある程度」の予測は可能です。

 

 

先日、児童支援を行う機関の職員会議に参加させて頂きました。

その際に、支援の記録を拝見させて頂いたのですが、そこで少しだけ感じることがありました。

 

 

それは、「内容はわかるが、回数がわからなということです。

 

 

 

これまでの経緯や現在まで起こった具体的なやり取りや内容は、大変よくわかりました。

 

ただ、「行動の回数」がよくわからなかった のです。

 

 

 

 

「支援の記録」というのは「過去の記録」である。

 

 

そう思われていることが 多いのですが、、実は 若干違います。

 

 

 

「過去の記録」であり、「未来の予測」です。

 

 

 

「支援の記録」を読めば、これまでの事はわかる だけでなく、

 

「これから3か月くらい」に起こることも ある程度 予測できる。

 

 

これが、「支援の記録」の本来の役割 なのです。

 

 

 

 

「行動」×「回数」という公式 があります。

 

 

 

 

この「行動」が「同じ行動」であれば、この公式は「現状維持」「変化なし」です。

 

 

でも、この「行動」が「新しい行動」であれば、この公式は「変化」になります。

 

 

 

「どんな行動」を「何回」(どれくらいの回数)行っているのか。

 

 

 

 

「支援記録」から読み解く事というのは、 ただそれだけ です。

 

 

「行動」×「回数」を読み解いた後、はじめて そこに関わる「人」を見ます。

 

 

 

「行動」に関わる人。「回数」に関わる人。

 

その「人」とは、一体どんな人なのだろうか。 そこを見るのです。

 

 

「行動」×「回数」に最も影響を与えるのは、他でもない「人」だからです。

 

 

 

 

「行動」×「回数」 そして「人」

 

 

 

これを見るだけで、ある程度の期間の「結果の予測」は可能です。

 

もちろん、突然現れる 「新たな人との出会い」などは 予測はできませんが。

 

 

 

本当にちょっとした 小さな事なのですが、

 

「行動回数」をメモしておくこと が大切です。

 

 

 

「行動回数をメモしておく」だけで、一目置かれます。(げんき)

 

 

 

 

 

2020年

1月

11日

その892)「保育者研修」の本当の目的は、「自分自身」に興味を持ってもらうことです。

 

 

僕が実施をしている「保育者研修」の内容は、様々です。

 

メインは、「保護者支援」と「こどもたちの支援」ですが、「保育ソーシャルワーク」「保育者向けメンタルヘルス研修」「学童保育指導員のための保育研修」などがあります。

 

 

 

「保育者研修」の目的とは、いったい何でしょうか?

 

もし、こう質問されたら、皆さんなら どう答えますか?

 

 

 

 

「知識を学び、現場で活かすことです。」

 

「保育者の能力を高め、園全体で、その学びを共有することです。」

 

いろんな答えが きっと返ってくると思います。

 

 

 

 

参加する先生の目的は、人それぞれ です。

 

だから、どれもが「正解」です。

 

 

 

参加される先生 ご自身が、今日は これを学んで帰りたい。

 

そう思ったことを手に入れることが 「目的」だから です。

 

 

 

 

では、講師の側の「目的」とは、いったい何でしょうか?

 

 

どういう「目的」を持って、何を感じてもらいたい。

 

どういう風になってもらいたい。

 

「何」を思っているのでしょうか?

 

 

 

 

他の講師の先生の「目的」は、僕にはわかりません。

 

でも、自分自身の「研修の目的」は、もちろん あります。

 

 

 

 

それは、「自分への感度をあげる」ということです。

 

 

「自分に対するセンサーのスイッチをONにする」

 

 

これが「保育者研修の目的」です。

 

 

 

 

自分自身を好きになり、自分自身に興味を持ってもらうこと。

 

これが「本当の目的」なのです。

 

 

 

 

どんな研修でも、そこでは「知識」や「ノウハウ」を学ぶことができます。

 

 

研修会場では「なるほど!」と思って、やる気を持って 園に戻っても、

 

ほとんどの場合、他の先生と共有したり 学んだものを活かしたり、

 

そうした「活かすための行動」には、つながりにくいものです。

 

 

 

でも、それは、受講した先生の「能力の問題」では、ありません。

 

 

 

 

 

1人の先生が受講して、それを「園全体」で共有するということは、

 

それだけ難しいことなのです。

 

 

 

 

僕は、研修の2時間を通して、先生方に

 

自分自身が「無意識」に行っている保育が、どれだけ重要であり、

 

どれだけ こどもたちや保護者に影響を与えているかを お話ししています。

 

 

 

メッセージは、「今のままのやり方でいいよ」 です。

 

そして、明確な「根拠」と未来につながる「方法」をお話ししています。

 

 

 

 

それをお伝えすると、先生方の中には、大きな自信が生まれます。

 

そうすると、「自分自身の保育」に敏感になるのです。

 

 

 

 

これが「自分への感度をあげる」ということ。

 

「自分に対するセンサーのスイッチをONにする」ということです。

 

 

 

 

1人の先生の「感度」があがり、自分センサーのスイッチがONになると、周囲に大きな影響を与え始めます。

 

 

それは、周囲に伝わり、伝染しはじめるのです。

 

これが「園内共有」の始まりです。

 

 

 

 

 

 

「自分自身を好きになり、自分自身に興味を持つこと」

 

これが「研修」の本当の目的なのです。(げんき)

 

 

 

 

2020年

1月

10日

その891)「保育所」の壁面飾りや行事には、どんな意味があるのですか?

 

 

学生の方からメールを頂きました。

 

 

「保育所には、壁面飾りがあったり、いろんな行事がありますが、それぞれの内容は

なんとなく分かるのですが、なぜ必要なのでしょうか?教えてください。」

 

 

というご質問でした。

 

 

 

 

「壁面飾り」は、季節や行事によっても変わります。

 

また「運動会」や「発表会」、その他 たくさんの行事が園では行われます。

 

 

それぞれの行事の内容は、こどもたちに教え、指導していくという意味では様々な理由があります。

 

 

 

もちろん、「壁面飾り」や「行事」だけでは ありません。

 

遊び道具だったり、絵本だったり、運動の道具だったり、

 

そうしたものにも、1つ1つ ちゃんと意味があります。

 

 

 

「環境」といえば、そうしたものだけでなく、「人」もそうです。

 

先生や保護者、地域の人たち、そうした「人」も含めて すべてが「環境」です。

 

 

 

 

では、なぜ そうしたものが必要なのでしょうか?

 

 

 

それは、「能力7割、環境3割」 だから です。

 

 

 

この能力は、才能ともいえます。

 

 

 

 

 

どんなに能力がある子も、才能がある子も 自分だけではそれを発揮することはできません。

 

 

そこには、必ず それを引き出すための「何か」が必要になります。

 

それが「環境」です。

 

 

 

これは「人」や「行事」、「道具」すべて含めてです。

 

 

 

 

まず最初に「環境」を作ることで、秘めている「能力」を引き出します。

 

その割合が、「能力7割、環境3割」なのです。

 

 

 

 

ここで 間違ってはいけないことは、「能力」が先ではありません。

 

「環境」が先だということです。

 

 

 

 

「環境」を作ることによって、はじめて「能力」が発揮されるのです。

 

 

 

「人の才能」とは「能力7割、環境3割」です。

 

「環境」の力が3割。秘めていた「能力」が7割なのです。

 

 

 

 

 

 

「壁面飾り」や「行事」「遊び道具」が、すべてのこどもたちに

 

同じように働きかけることは、まずありません。

 

 

それぞれのこどもにとっては、「見え方」も「意味」も違うのです。

 

 

 

 

ある子は、「遊び道具」がきっかけで、能力を発揮するかもしれません。

 

ある子は、「壁面飾り」がきっかけで、能力を発揮するかもしれません。

 

ある子は、「鉄棒」がきっかけで、能力を発揮するかもしれないのです。

 

 

 

 

様々な「能力」を引き出すために、様々な「環境」を整える。

 

そして、そこから一人一人の「才能」や「個性」を引き出していく。

 

 

 

 

それが「保育現場」にある「壁面飾り」や「行事」の役割なのです。

 

 

 

 

 

 

いろんな「モノ」や「人」「景色」の影響によって、人は作られます。

 

これは、大人もこどもも 同じなのです。(げんき)

 

 

 

 

2020年

1月

09日

その890)「言葉がけ」がうまい先生とは、どんな先生ですか?

 

 

 

「言葉がけが、うまい先生というのは、どんな先生でしょうか?」

 

 

「言葉がけ」についてご質問のメールを頂きました。

 

 

 

みなさんは、どう思いますか?

 

きっと、みなさんの園にも そんな「言葉がけ」が上手な先生がいらっしゃると思います。

 

 

 

 

そもそも 「言葉がけ」というのは、どんな目的で行うのでしょうか?

 

 

 

答えは、とてもシンプルです。

 

「相手に行動を起こしてもらう」そのために行う「働きかけ」です。

 

 

 

 

 

「行動」というのは、何も 身体を動かす「行動」だけでなく、

 

こころの中で想像したり、考えたり、心理的な「行動」も含まれます。

 

 

 

相手の言葉に感じて、動き出す。

 

まさに「感動」です。

 

 

 

 

 

以前、ブログ記事の その292 でも書かせて頂いたのですが、

 

「言葉がけ」と「ことばがけ」は、全く違うものです。

 

 

 

 

「ことばがけ」とは、相手に「イメージ」を生み出させるものです。

 

 

 

 

 

例えば、小学校2年生のクラスの担任の先生がいたとします。

 

このクラスには、とても かわいい女の子がいて、たくさんの男の子が気になっています。

 

 

 

ある時、先生がふと お昼休みの教室で

 

「●●(その女の子)は、サッカーが好きみたいだね」 そうつぶやいたとします。

 

 

すると 翌日から、お昼休みに教室で遊んでいた何人かの男の子は、外で サッカーをはじめました。

 

 

 

 

 

 

もう1つ別のお話を。

 

 

ある園の園長先生が、保護者が集まる場で こういいました。

 

「うちの園では、おやつは 一つ一つ 手作り です。」

 

 

 

すると、保護者は、みんな 

 

「他の園は、おやつは 手作りではないんだ」 そう感じるはずです。

 

 

 

「おやつは、一つ一つ 手作り です。」 だと

 

「おやつは、手作りなんだ。結構 先生は大変だな」そう感じるかもしれません。

 

 

 

 

 

たった1つの「言葉」が加わることで、

 

「メッセージ」は、全く異なるものになります。

 

 

 

 

それでは、ご質問頂いた「言葉がけ」がうまい先生とは どんな先生ですか?ですが、

 

 

「相手にイメージさせるもの」を分かって、話しているかどうか です。

 

 

 

 

自分が相手に何か「言葉」をかけると

 

その「言葉」から、相手が どんな「イメージ」を描くのか

 

それを分かっている のです。

 

 

 

 

もっといえば、相手が「イメージ」を描いた後に行う「行動」も見えています。

 

 

 

 

まさに「ことばがけ」 になります。

 

 

 

 

もう1つ 特徴的な点があるとしたら、「行動」を前提にしていることです。

 

 

 

 

「本は、読み終わったら 元の場所に戻そうね。」

 

 

これは、「本を読む」ということが前提の言葉がけ です。

 

まだ本人は読むかどうかも わからないのに、 先にそれを言われると

 

「元の場所に戻す」というイメージが残ってしまうので、本を読んでしまいます。

 

 

 

 

 

 

「開封後は、お早めにお召し上がりください」も同じです。

 

まだ買うかどうかも わからないのに、先にそれを言われると

 

「お早めにお召し上がりください」というイメージが残ってしまうので、

 

思わず、商品を手にとってしまうのです。

 

 

これは、よく CMや広告で使わる「手法」です。

 

 

 

 

 

「相手」が、どんな「イメージ」を描くだろうか

 

そう考えるためには、そこには「相手への想い」が必要になります。

 

 

 

 

 

「言葉」に「想い」が加わると、「ことば」に変わるのです。(げんき)

 

2020年

1月

07日

その889)「話を切り出すタイミング」がうまくなるには どうしたらいいですか?

 

 

2020年もスタートしました。新年あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年も みなさん元気に素晴らしい1年にしてくださいね!(げんき)

 

 

 

 

 

年末にお返事が遅れていました、たくさんの質問メールに返信をお送りしていました。その中に、

 

 

「話を切り出すタイミングが、自分は上手ではありません。

 

どうやったら、話すタイミングが良くなりますか? 先生 教えてください。」

 

 

というご質問のメールを頂きました。

 

 

 

 

「話を切り出すタイミング」

 

 

 

相談であれ、提案であれ、支援であれ なんでもそうなのですが、

 

 

「その話を受け入れるかどうか」というのは、

 

「話の中身」というよりも、ほとんどの場合「話のタイミング」次第です。

 

 

 

どんなに 良い内容であっても 

 

相手に聞く姿勢が出来ていなければ、相手に言葉が入るはずはありません。

 

それはきっと誰でも経験があると思います。

 

 

 

 

では、「話を切り出すタイミング」とは、何でしょうか?

 

 

もし そう質問すると きっと

 

「時」と「場所」です。

 

そうした答えが返ってくると思います。

 

 

 

もちろん、「正解」です。

 

 

「話をしてもいい時」「話をしてもいい場所」「話が入る時」「話が聞ける場所」

 

 

「タイミング」とは、「時」と「場所」だからです。

 

 

 

「今なら大丈夫!」 そこに気づける力が、大事になります。

 

 

 

この「時」と「場所」がうまく組み合わさったものが、「機嫌のよい時」になります。

 

 

「話を切り出すタイミング」とは「機嫌のよい時」である。

 

誰もが 経験的に その事をわかっています。

 

 

 

 

 

 

では、ご質問にお答えいたします。

 

 

「話を切り出すタイミング」がうまくなるためには「相手を好きになること」です。

 

 

 

 

相手に興味を持ち、好感を持ち、こころを開くこと です。

 

 

 

 

話を切り出そうとして、常に「時」と「場」を探し続けていると、、、

 

それは 相手にはわかります

 

 

 

「何、そわそわしているんだろう」 そうしたイメージを与えます。

 

 

「絶対、なにかあるな」 そう相手に思わせてしまうのです。

 

 

 

そうした状況で 相手に「何か」を伝えると、

 

伝える内容よりも先に「不安感」が相手に届いてしまいます。

 

 

 

すると、どんなに良い提案や相談であっても、「ちょっと考えてみるよ」と保留されてしまいます。 

 

 

「聞く姿勢」は出来ていても、「受け入れる姿勢」が出来ていない のです。

 

 

そうすると、「やっぱり、タイミングが悪かったんだ」とまた反省することになります。

 

 

 

 

 

「タイミング」とは、「時」と「場所」です。

 

そして「相手の機嫌」です。

 

 

 

 

でも、、、それよりも大事なことは、

 

「相手のことを好きかどうか」です。

 

 

 

 

自分の事を嫌だなと思っている人の「提案」や「相談」は、

 

どんな「タイミング」であっても、まず入ることは ありません。

 

 

それが、「人の気持ちです。

 

 

 

 

 

 

「話のタイミングがうまい人」は「人を好きになること」も上手です。

 

 

 

「相手のことを好きになる」と

 

「言葉」に「見えないパワー」が加わることを知っているからです(げんき)

 

 

 

 

 

2019年

12月

18日

その889)「見ている人」を「見る」から実力がつくのです。

 

 

今月は、今まで経験したことがなかったのですが、1か月で17本の研修がありました。

1日に午前と夕方のダブルの研修も、3回ありました。ありがたいことです。

 

 

 

 

 

研修会の中では、たくさんの質問を頂きますが、

 

その中で、最も多く頂く 質問があります。

 

 

それは「こどもの見方」です。

 

 

 

「こどものどういうところを見たら、いいですか?」

 

「こどものどういう点をみたら、いいですか?」

 

 

これは、保育士の先生であっても、学童の先生であっても 同じです。

 

 

みんな「こどもの見方」が知りたいようです。

 

 

 

 

では、問題です。

 

 

目の前に 1人の男の子がいます。

 

その子を、3人の先生が見ているとします。

 

A先生、B先生は、その子を見ています。

 

でも、C先生は、その子を見ている「2人の先生」を見ています。

 

 

A先生、B先生、C先生。 途中から急激に成長する先生はどの先生でしょうか?

 

 

 

 

では、もう1つ問題です。

 

 

ある女の子をお母さんが叱っています。

 

その親子を 3人の先生が見ています。

 

A先生とB先生は、そのお母さんと一緒に その女の子を見ています。

 

C先生は、その女の子を見ている「お母さんと2人の先生」を見ています。

 

 

A先生、B先生、C先生。 途中から急激に成長する先生はどの先生でしょうか?

 

 

 

 

僕の答えは、簡単です。

 

もちろん、C 先生 です。

 

 

 

 

「こどもの見方」とは、実は 2つのことから出来ています。

 

 

 

1つは、「何」を見るのか

 

もう1つは、「何」を質問するのか

 

 

 

この2つ です。

 

 

 

実は、「見方」とは「見る」と「質問する」の2つで構成されているのです。

 

 

 

 

誰でもそうですが、最初の頃は

 

こどもの「何」を見ていいのか、「何」を質問していいのか わかりません。

 

 

 

それは、当然です。「サンプルデータ」がないからです。

 

 

そう、「経験知」です。

 

 

 

これから 100人のこどもを見て「経験知」を得るのか、

 

それとも 100人のこどもを見た先生の「経験知」を得るのか、

 

 

どちらが早く成長できるかは、自ずとわかるはずです。

 

 

 

A先生、B先生は、1、2、3と 1つずつ経験していきます。

 

でも、C先生は、101、102、103 と「100+●」で積み上げていくのです。

 

 

 

「こどもを見ている先生」を見て学び、

 

そのうち「他の先生」を見るのではなく、「こどもを見る」ことに専念する。

 

そして、また「こどもを見ている他の先生」を見るようになる。

 

 

 

こうして「指導者」になるのです。(げんき)

 

 

 

 

 

 

2019年

12月

12日

その888)「こどもの支援」と「保護者の支援」のやり方を教えてください。

 

もう、今年も終わりに近づいてきましたね。 まもなく福岡に帰ります。

それにしても、今年は本当にたくさんの研修の機会を頂き、たくさんの先生とお会いできました。いい1年でした。

 

 

 

 

昨日の保育者研修会の中で、

 

「こどもの支援と保護者の支援は、違いますか? 是非やり方を教えてください。」

 

というご質問を頂きました。

 

 

 

 

 

「こどもの支援」と「保護者の支援」

 

 

対象がまったく異なるので、「支援」の方法は違います。

 

もちろん、「支援」の内容は「人」によっても異なるため

 

同じ「やり方」で行うことは、まず ありません。

 

 

 

 

「支援」に「同じ」ものはない。

 

「支援」に「同じやり方」は、ないのです。

 

 

 

 

ただ、、「支援」の際に相手に伝える「メッセージ」

 

その「メッセージ」に込めている「想い」

 

それは、こどもたちであっても、大人であっても 実は「同じ」です。

 

 

 

 

 

そこには、「ずっと、ずっと 長く 相手のこころの中に残りますように」

 

という「想い」を込めています。

 

 

 

 

「相手のこころの中に、深く深く残りますように」

 

そんな「想い」を込めているのです。

 

 

 

 

 

 

「支援」とは、「支え」「応援する」ということです。

 

 

 

 

常に、その方の傍にいなくとも、いつか 何か大きな不安やピンチに見舞われた時、

 

 

「そういえば、あの時、先生は こう言っていた」

 

 

そうやって、思い出してもらい、たとえ傍にいなくても、頭の中に浮かんだ姿から

 

元気や勇気をもらい、目の前にある不安に向き合うことができる。

 

 

 

それが「支援」であり、「支援」の中でかけた「ことば」のちから なのです。

 

 

 

 

「ことば」というのは、残念ながら、

 

色々と工夫したり、演出したり、そうした手を加えれば加えるほど、

 

人のこころには、残らないものです。

 

 

 

「ことばの持つちから」が、発揮されず、

 

本当に大事なときに、思い出せなくなるのです。

 

 

 

 

 

それは「想い」がのっていないから です。

 

 

 

 

「言葉」は「想い」がのって、はじめて「ことば」になります。

 

 

 

 

 

ずっと 相手のこころの中に 深く 深く 残っている。

 

僕は、そうした「支援」や「メッセージ」を目指しています。

 

 

 

 

 

ずっと、ずっと 年齢を重ねた後でも、 ふと 思い出したり、

 

あの頃は、こどもだったけど、大人になった今でも ふと 思い出す。

 

目指すのは、そうした「支援」です。

 

 

 

 

 

こどもの時に読んだ絵本を、お母さんになった時に こどもたちに読んであげるように

 

こどもたちが、親になった時に こどもにかけられる「ことば」を目指しているのです。

 

 

 

 

目指しているのは、「絵本のような」支援なのです。(げんき)

 

2019年

12月

11日

その887)「プロセス」が楽しくないのに「結果」が楽しいはずはありません。

 

 

 

「苦しいことを乗り越えて、困難を乗り越えてこそ、素晴らしい結果が待っているんだ」

 

 

そうした考え方があります。

 

 

 

確かに、そうだなあと思う所もあります。

 

もちろん、そうした経験を自分自身も体験したこともあります。

 

 

スポーツの世界だと、確かにそういう風に思える所もあるのかもしれません。

 

 

 

保育所やこども園、幼児期の教育の中でも

 

そうした想いの元に、「カリキュラム」を組んで 様々な「運動」や「体操」などに

 

取り組まれている園もあります。

 

 

苦しいことを乗り越えて、できるようになった喜び、できた結果は

 

きっと 素晴らしいことだと思います。

 

 

 

 

ただ、1つだけ忘れてはいけないこと があります。

 

 

それは、「苦しいこと」と「素晴らしい結果」は、結び付かない ということです。

 

 

直接の関係はない のです。

 

 

 

 

「苦しいこと」を乗り越える=「素晴らしい結果」では ないからです。

 

 

 

 

 

「素晴らしい結果」というものが、どういうものかは 人それぞれですが、

 

「結果」が自分が想像していた「素晴らしいもの」とはかけ離れてしまう場合もあるのです。

 

 

 

 

 

「プロセスを楽しむ」と「結果を楽しむこと」ができる。

 

 

それは、あります。

 

 

 

 

理由は、簡単です。

 

 

 

ずっと、物事に『楽しく取り組むこと』が出来ているからです。

 

 

 

他者からみたら、仮に「失敗」に見えても

 

当の本人からすると「その結果も楽しめる」

 

 

これが、最終的に「素晴らしい結果」を手にするのです。

 

 

 

 

大切なのは、「楽しめるかどうか」です。

 

 

 

もちろん、何かを手に入れるためには、「困難」は付き物です。

 

 

その「困難」を楽しめるかどうか、

 

苦しいプロセスを楽しく取り組めるかどうか、

 

 

 

保育や教育の目的は「楽しむ能力」を育てること だからです。

 

 

 

 

 

こどもたちに「困難」を体験させる時

 

一番 大きな影響を与えるもの。

 

 

それは、与える大人が持っている「楽しませる能力」なのです。(げんき)

 

 

 

 

 

2019年

12月

06日

その886)世の中に「同じ」保育所は、1つもないのです。

 

 

たとえば、複数の園を運営している法人があったとします。

 

 

その法人では、3つの園を運営しています。

 

 

そこでの「理念」や「方針」、「保育」や「教育」のカリキュラムは「同じ」です。

 

 

では、その3つの園は、「同じ」でしょうか?

 

その3つの園で体験できることは、「同じ」でしょうか?

 

 

 

 

答えは、もちろん 「NO」です。

 

 

「同じ」であるはずが、ありません。

 

 

 

日本全国、たくさんの園がありますが、もちろん 1つとして「同じ」園は存在しません。

 

 

 

 

理由は、簡単です。

 

 

「同じ人」ではない からです。

 

 

 

 

こどもたち、1人1人 全く違います。 「同じ子」は、いません。

 

先生も同じです。1人1人 違います。「同じ先生」は、いません。

 

 

 

 

「同じ人」がいないのならば、1つ1つの園は、まったく違うものになります。

 

 

 

 

『そんなこと、わかっているよ』

 

そんな声が聞こえてきそうです。

 

 

 

 

では、1つ 質問をします。

 

 

「保育」や「教育」にとって、一番重要なものは 何でしょうか?

 

 

「保育」や「教育」にとって、1番 活用し、その力を発揮しなければならないもの。

 

それは 何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

答えは、もちろん 「環境」 です。

 

 

「環境のちから」です。

 

 

 

 

人やモノ、空間など、ありとあらゆるものを最大限に活用し、

 

それを活かして、多くの体験を生み出し、生きている喜びを感じてもらうこと。

 

 

 

これが、一番 大事なこと  です。

 

 

 

『1人1人のこどもの「個性」を活かし、いかに他の子と組み合わせて

 

ちからを発揮させるか。』

 

 

『1人1人の先生の「個性」を活かし、いかに他の先生と組み合わせて

 

ちからを発揮させるか。』

 

 

 

『1人1人のこどもの「個性」を活かし、いかに先生の「個性」と組み合わせて

 

ちからを発揮させるか。』

 

 

『1つ1つの設備や施設、空間の「特性」を活かし、いかに こどもたちと組み合わせて

 

ちからを発揮させるか。』

 

 

 

 

それが「保育者」が常に考えていなければならないこと だからです。

 

 

 

世界中、どんな場所を探しても、今ある「組み合わせ」は、どこにもありません。

 

 

 

「今いる こどもたち」

 

 

「今いる 先生」

 

 

「今ある 環境」

 

 

 

唯一無二の「世界でたった1つの組み合わせ」 です。

 

 

 

 

その「組み合わせ」を最大限に活用し、

 

多くの「体験」と「しあわせ」を生み出すことができる人。

 

 

 

その人のことを「先生」と呼びます。

 

 

 

 

「先生」というのは、「教える人」ではありません。

 

「教える人」は、「教師」と呼ばれます。

 

 

 

 

「先生」とは「先を生み出す人」です。

 

 

「今あるものを活かし、未来を作り出す人」なのです。(げんき)

 

 

2019年

12月

03日

その885)「相談」とは「答えを得るため」ではないのです。

 

 

 

「相談」とは、「答えを得る」ために行うもの。

 

 

ふつう、そう考えがち です。

 

 

 

「相談」とは、「答えを得る」ための「行動」であり「場」。

 

 

そう、考えると

 

 

「ご相談者」は、その場で、必死に「答え」を得ようとします。

 

「支援者」は、その場で、必死に「答え」を出そうとします。

 

そして「答え」が出なかった「相談」は、あまり良くなかった という結果になります。

 

 

 

 

もし仮に、その「場」で「答え」が出たとしても、

 

その一瞬は、素晴らしいアイデアだ! となるかもしれません。

 

 

 

でも、相談の帰り道。 帰りの車の運転中や、帰りの電車の中で、

 

 

その「場」で出た「答え」に、

 

だんだんと「ほんとにこれでいいんだろうか」

 

そんな疑問を持ち始めます。

 

 

 

 

 

「相談」とは、新しい「視点」をえるための「場」です。

 

 

「答え」ではなく「視点」です。

 

 

 

もし、「ご相談者」も「支援者」も、そう思って その「時間」を過ごしたとしたら、

 

もっと、リラックスしながら、いろんなアイデアが 出るはずです。

 

 

 

自分が今 悩んでいるものを いろんな角度から見てみる。

 

自分が今 抱えている不安を 他の人が見ると どう見えるのだろうか。

 

 

 

 

「他人の視点」をえるための「場」

 

「他人の視点」から「ヒント」をえる「場」

 

 

 

そう考えると、「相談」の「場」は、もっと「自由」でのびのびとしたもの になるはずです。

 

 

 

 

 

 

「相談の場って、緊張しますよね」

 

 

誰もが、感じる その思いとは逆に、もっと楽に自由な「場」になると

 

 

そこには「安心感」が生まれます。

 

 

 

 

「安心感」というのは、「答え」が出たから生まれるものでは ありません。

 

 

「なんだ、そう考えたらいいんだ」

 

 

そうやって、抱えているものを気楽に感じることができるから生まれるのです。(げんき)

 

 

 

2019年

11月

29日

その884)「人の印象」は、「顔別」または「タイプ別」にファイルされているのです。

 

 

今まで一度も会ったことのない、知らない人からのメール。

 

 

SNSが盛んな今日この頃では、そうした事も珍しくはありません。

 

 

 

今まで会ったこともないし、知らない。

 

もちろん、何の情報もない場合、その「メール自体」で「相手のこと」を判断しなければなりません。

 

 

 

人と会った時には、「第一印象」というものがありますが、

 

「メール」であっても、同じです。「第一印象」が必ずあります。

 

 

 

書かれた内容や文面を読みながら、少しずつ 頭の中で 相手の姿を描く。

 

自分の中に「相手の像」をイメージし始めます。

 

 

 

もちろん、会ったこともないので、顔は知りません。

 

(SNSで顔写真がある場合もありますが、突然送ってきた手紙という想定でお話をします。)

 

 

 

そうした場合には、自分なりに「相手のイメージ」を想像しなければなりません。

 

「顔」が描けないと、人は対話できないからです。

 

 

 

その際に、使うのが、頭の中にある「過去の人物ファイル」です。

 

「顔別」なのか「タイプ別」なのか、人によって異なりますが、

 

それぞれの人の頭の中には、「人物ファイル」があるのです。

 

 

 

「ああいうタイプの人」

 

 

「あの人みたいな感じの人」

 

 

そうした「印象」ごとの「人物ファイル」です。

 

 

 

 

この文面から感じられるのは、あの人みたいな雰囲気。

 

この内容を読むと、ああいうタイプの人を想像する。

 

 

もちろん、人によって、そのイメージは異なりますが、

 

そうやって、自分なりに「過去に出会った人」と「印象」をすり合わせながら、

 

相手のイメージや印象を決めているのです。

 

 

 

もちろん、会ってみると「やっぱりね」と印象がピッタリの時もあるし、

 

まったく、メールから感じた印象とは違う場合もあります。

 

もちろん、当たり前なのですが。

 

 

 

 

会ったことのない人に、自分の印象を正確に伝えることは 難しいものです。

 

 

 

文章であたえる印象よりも、

 

相手の中にある「人物ファイル」の方がはるかに情報が多く、具体的なものなので、

 

そちらのイメージの方が圧倒的に強いからです。

 

 

 

 

自分なりには、丁寧に書いたつもりでも、相手から見れば、

 

「過去の嫌いな人」と似ているという点だけで、嫌な印象を持たれる場合もあります。

 

それは、こちらでは どうすることもできないのです。

 

 

 

 

「メールの文面」を考えるのに、悩むことはあります。 それは、大切です。

 

 

でも、「メール」で悩むのは やめましょう。

 

 

 

 

「メッセージ」を正確に伝えることは、努力次第でできますが、

 

「印象」だけは、「相手次第」なのです。(げんき)

 

 

 

 

 

2019年

11月

28日

その883)「試す」「使用する」「継続する」が『改善』のプロセスです。

 

 

こどもたちに「何か」を練習させたい。「何か」を教えたい。

 

 

そうした時に、どうしたら一番 効果が上がるのか?

 

 

よく、保護者の方や先生から ご相談を受けることがあります。

 

 

 

特に「気になる行動」を『改善』したい。

 

 

そんな場合には、どうやったら できるようになるのか、どうやったら継続できるか

 

やっぱり、色々と悩んでしまうものです。

 

 

 

 

そんな時には、1度 『改善』のプロセスを 見直してもらっています。

 

 

 

何かの「行動」を定着させる、「継続」するためには、3つのプロセスがあります。

 

 

それは、『試す』⇒『使用する』⇒『継続する』 というプロセス です。

 

 

これが出来て初めて、『改善』されます。

 

 

 

まず、初めてのことなので、必ず 『最初に試す』という「行動」が必要です。

 

最初の1歩。 とりあえず 1回やってみる。試してみる です。

 

 

 

 

そして、次に、もう1回 それをやってみる、何度か『使用する』ことが必要です。

 

1回だけではなく、何度か使ってみる、『使用する』という「経験」です。

 

 

 

その『使用する』が、うまくスケジュールされたり、流れとして「仕組み化」されると

 

『継続する』ことができます。 無意識になり、自然になる プロセス です。

 

 

 

 

この3つの流れができると「新しい行動」が身についたり、「改善」できるのです。

 

 

 

 

『PDCAサイクル』『スモールステップ』など、様々な「用語」はありますが、

 

 

要は、これだけの話 です。

 

 

そんなに 難しく考えなくても、誰でも みんな 自分の中でわかっているのです。

 

 

 

 

 

この「プロセス」の中で、「支援者」の役割というのはどういうものですか?

 

「支援者」は、この「プロセス」で、どんな『役割』を担ったらよいのですか?

 

 

 

 

 

「相談支援」研修の中でも、よく質問を頂きます。

 

 

 

 

 

「支援者」の役割は、「数値」の管理です。

 

 

「回数」の管理や「期間」の管理。

 

そうした「数値」を提案したり、管理するのが役割なのです。

 

 

 

「試す」のは、どの時期がいいのか。最初は、何回やったらいいのか。

 

 

次に「使用する」までに、どのくらいの「期間」を空け、次は「何回」やったらいいのか。

 

 

そして、その「使用する」回数を、どのくらいの「期間」で「何回」ずつ続けたらいいのか。

 

 

 

そうした「数値」の管理をするのが「支援者」の仕事なのです。

 

 

 

『試す』⇒『使用する』⇒『継続する』

 

 

これを説明すると、誰もが「わかる、わかる! そのくらい知っているよ」となります。

 

 

では、そこに必要な「数値」は、どうですか? となると

 

とたんに、難しくなります。「わからない、、、経験ありません、、、」となるのです。

 

 

 

 

『改善』の方法は、誰もが知っているのです。

 

 

知らないのは、実は「数」なのです。(げんき)

 

 

 

2019年

11月

27日

その882)「学童保育」と「保育所の保育」の違いを教えてください。

 

 

先日の学童保育者研修の中で、もう1つ 大事な質問がありました。

 

 

「学童の保育と保育所の保育の違い,指導者の心構えがあれば是非教えてください」

 

 

という内容です。

 

 

 

「学童期の保育」と「保育所での保育」

 

 

「年齢」と「成長スピード」という違いは、ありますが、

 

もう1つ 大きな 「違い」があります。

 

 

 

 

それは、「サードプレイス」ということです。

 

第3の場所 です。

 

 

 

保育所のこどもたちにとっての生活の場は、「家庭」と「保育所」の2つです。

 

 

 

では、学童に通うこどもたちは、どうでしょうか?

 

「家庭」と「学校」と「学童」 この3つになります。

 

 

 

もちろん、習い事をしているなど 4つも5つもある子もいるかもしれませんが、

 

ここでは、大きく分けた「生活の場」という括りで考えてみます。

 

 

 

「生活の場」が2つあるということは、

 

その2つの「場」を使い分けることも あります。

 

自分なりに「バランス」を取る必要があるのです。

 

 

 

では、「生活の場」が3つあるということは、どうなるのか。

 

もちろん、その3つの「場」を使い分け、「バランス」を取っているのです。

 

 

 

 

大人もそうです。

 

「家庭」と「職場」でバランスを取り、そこに「趣味の場」を加えたりして

 

気持ちを使い分け、心身のバランスを取っています。

 

 

 

学童期のこどもたちは、「家庭」と「学校」と「学童」で自ら「バランス」を取っています。

 

 

 

もし、この3つのどこかで「不安」や「問題」があったとしたら、

 

それを、この3つのどこかの「場」で「バランス」を取って解消するのです。

 

 

 

それは、時に「トラブル」となって表面化することもあります。

 

 

 

 

「家庭」の不安が、「学校」でのトラブルとして 表面化したり、

 

「学校」の問題が、「学童」でのトラブルとして 表面化する。

 

そうしたことは、日常茶飯事 なのです。

 

 

 

 

2つの「場」と3つの「場」の違いは、

 

その「不安」や「問題」の原因となるものが、わかりにくくなる ということです。

 

 

 

 

「学童」内でトラブルがあったからといって、

 

それが「学童」での「問題」とは限らないのです。

 

 

 

 

「トラブル」とは、「バランス」を取るための「行為」です。

 

 

 

抱えている「心配ごと」や「不安」の「バランス」を取る大切な行為なのです。

 

 

 

そのことを理解した上で、この子が どのように「バランス」を取っているのかを

 

感じ、見守ることが、「学童保育」の指導者の心構えになります。

 

 

 

 

「トラブル」は、「問題」ではありません。

 

 

「バランス」を取る「行為」です。

 

 

 

先生は、今 この子が、何の「バランス」を取っていると思いますか??

 

 

「それ」を感じ、気づくことができると「保育」は面白くなるのです。(げんき)

 

2019年

11月

26日

その881)「学童期の問題」というのは実は「宝の山」なのです。

 

 

昨日の学童保育指導者研修の中で、こんな質問をいただきました。

 

 

「学童期って、本当にトラブルや問題が多く、不安定な時期で、指導者側も

 

 

不安になったり、気持ちが落ち込んでしまう時があります。

 

 

どういう風に、こどもと向き合ったらいいでしょうか?教えてください。」

 

 

というご質問でした。

 

 

 

「学童期」は、問題やトラブルが 本当にたくさん生じる時期です。

 

これは、先生も保護者も、みんな同じように感じていると思います。

 

 

 

 

「問題」「トラブル」

 

 

こうしたものと向き合った時に、人は「解決」「解消」をイメージします。

 

 

 

「問題」「トラブル」は、「解決」「解消」しなければならない。

 

 

そう思ってしまいます。

 

 

 

実は、これが「不安」になる大元の「考え方」です。

 

 

 

 

確かに、現実問題として発生している以上、

 

その「問題」や「トラブル」を「解決」したり「解消」しなければなりません。

 

そのままには、できません。

 

 

 

ただ、「対応」する際に、

 

 

「このトラブルは将来、きっと役に立つだろう」

 

「この問題は、この子を大きく成長させるかもしれない」

 

 

 

そうした「想い」があるか、どうか

 

これが「学童期の保育」の一番重要なポイント になるのです。

 

 

 

 

 

こどもの「トラブル」や「問題」を解決したら、きっと ホッとするでしょう。

 

 

 それが、「これ以上 めんどうな事にならなくて良かった。」

 

という「自分ベクトル」に向けられたものなのか、

 

 

 

それとも、

 

 この「問題」が解決して、安心しているこどもを見て

 

「良かったね。これで少し大きくなったね。成長したね。」

 

そうした「こどもベクトル」の想いがあるのかどうか。

 

 

 

指導者は、自分のこころの中を一度 点検してみるのです。

 

 

 

最初は、誰でもみんな「トラブル」や「問題」が自分に降りかかってくるのを恐れてしまう。

 

そんな気持ちが、一番強いと思います。

 

 

 

 

 

でも、それでいいのです。

 

 

 

自分の正直な想いに気づいた後、

 

「こどもにとって良かったんだ」 そう思うことができたなら、

 

 

 

「学童期」の「問題」や「トラブル」は、「宝の山」になります。

 

 

 

 

この時期にしか体験できないもの。

 

その連続が「学童期」です。

 

 

 

 

 

「幼児期の保育」は、「包む(つつむ)」がテーマです。

 

そして「学童期の保育」で、「拡げる」のです。(げんき)

 

 

 

2019年

11月

25日

その880)「いつでも相談OK」をやめると「相談」の満足度が上がる。

 

 

昨年(2018年)の1月から、1つ。 止めたものがあります。

 

 

それは、「いつでも ご相談 OK」 です。

 

「いつでも 相談できなくなった」のです。

 

 

 

 

これまでは、相談業務は、ご希望の日時に行っていました。

 

午前の枠。午後の枠。そして夜の枠。

 

平日の枠。土日の枠。

 

 

決まった枠の中で、空いている時間があれば、そこに相談のご予約が入れられる。

 

そんな仕組みで「相談業務」を行っていました。

 

 

 

それを今は、「毎週火・木曜日の午後2時から6時まで」に変更しました。

 

 

週に2回。それも午後からの4時間の枠だけになりました。

 

 

通常、50分の面談のため、すべて埋まっても、4人まで となります。

 

 

 

「いつでもOK」から「週に2回。4時間の「枠」に変更。

 

 

 

そうしたことで、どんなことが 発生したと思いますか?

 

 

それは、「満足度があがった」のです。

 

 

 

御相談にいらした方は、もちろんですが、相談を受けるスタッフ側も です。

 

 

 

 

双方に「考える時間」「準備をする時間」が生まれたからです。

 

 

 

 

「相談」というのは、実は「こころの準備」ができているかどうかで、

 

スッキリ感も満足度も 全く違ったものになります。

 

 

 

思いついた瞬間に、勢いで、バタバタと相談すると

 

話も方向性もまとまらず、なんとなく解決したような してないような

 

そんな「時間」になってしまいます。

 

 

 

 

「いつでもOK」で、すぐに予約ができる。

 

一見、これは とても楽で、便利に見えるのですが、

 

 

今週は予約枠が埋まっていて、来週まで 待たなければならない。

 

そういう状況になると、そこで「寝かせる時間」が生まれます

 

 

 

もちろん、メールの相談は いつでもOKなので、悶々とするようでしたら、

 

メールでお送り頂くと、すぐにお返事をお送りしています。

 

 

 

この「寝かせる時間」があるか、ないかで 

 

「面談時」に話される内容の「客観性」に大きな違いが生まれるのです。

 

 

 

 

すべての「相談機関」がうまくいくかどうかは、わかりませんが、

 

当研究所の「保護者向けのご相談」は、時間を決めることで うまくいっています。

 

 

 

 

ちなみに、一般の方からのご相談受付は行っておりません。

 

提携園の保護者の方からのご相談。または医療機関からのご紹介のみとなっております。

 

 

 

保育ソーシャルワーカーの方へ。

 

一度「ご相談時間の枠」を検証してみるのも いいかもです。(げんき)

 

 

 

 

 

2019年

11月

22日

その879)「何を」と「どのように」は、明確にしておくことが大切です。

 

 

「面談中に話を聴く際に、どういう点に注意をしたらいいでしょうか?」

 

 

カウンセラーやセラピスト、ソーシャルワーカーの先生からよく頂く質問の1つです。

 

 

 

相談の中に出てくる話を構成しているものは、大きく分けると2つになります。

 

 

1つは、「何をしたらいいか」

 

もう1つは、「どのようにしたらいいか」

 

この2つ です。

 

 

 

「何をしたらいいのか」わからない。(やること)

 

「どのようにしたらいいのか」わからない。(方法)

 

 

 

大きく分けると、この2つになります。

 

 

 

 

よく、面談技術の中で、「傾聴」について書かれています。

 

 

相手の気持ちを察しながら、うなづいたり、表情を読み取りながら聴いたり、

 

もちろん、大切なことです。

 

 

 

ただ、「聴き方」ばかりに集中しすぎて、話の内容がずれている。

 

そんな「面談」をよく見かけることもあります。

 

 

 

相手は、「どのようにしたらいいのか」を尋ねているのに、

 

聴く側が、「何をしたらいいのか」を力説している。

 

 

 

「質問」と「返答」が異なっているケースです。

 

 

 

「何をしたらいいのかは、わかっています。

 

ただ、どのようにしたらいいのかが わからないから質問しているのです。」

 

 

相手のこころの中では、きっと そんな思いが浮かんでいるはずです。

 

 

 

 

 

こうした「ズレ」が起こりやすいのは、

 

 

相手から質問された「どのように」の答えが浮かばないから、

 

とっさに「何を」が出てしまう。

 

 

こちらに「答え」が準備されていない時 です。

 

 

 

でも、返答しなければならない、だからとっさに「何を」を解説してしまう。

 

そういう時に起こりやすいのです。

 

 

 

 

「どのように」 その方法がわからない時には、

 

「どのようにしたらいいのかは、すぐには思い浮かばないのですが」

 

そう答えたらいいのです。

 

 

 

 

その方が、あらためて「何を」を説明されるより、より信頼感は増します。

 

 

 

「面談」で大切なのは、「素直に聴き、素直に答えること」です。

 

 

 

「こちらは、専門家なんだ。」 

 

 

そう思った瞬間から、「面談」は「解説の場」に変わってしまいます。

 

 

 

 

「面談」で緊張しているのは、実は「聴く側」なのです。(げんき)

 

2019年

11月

16日

その878)「分け方」の裏側にある「考え方」に常に目を向けることです。

 

 

「分け方」を見れば、その人の「変え方」がわかる。

 

「分け方」とは「考え方」です。

 

 

 

園を訪問したり、行事に参加したり、集団活動に加わる際に、

 

必ず目を向けるのが、この「分け方」です。

 

 

 

 

普段の生活の中で、人は様々「分けている」のですが、

 

その「分け方」は無意識に行っていて、じっくりとその裏側にある「考え」に

 

目を向けることは、まずありません。

 

 

 

 

「分け方」

 

 

例えば、

 

・「髪型」を右から分けるのか、左から分けるのか。

 

 

・ホールケーキを人数分 均等に分けるのか、それとも 身体の大きさによって分けるのか。

 

 

・集団行動する際に、「男女」で分けるのか、それとも「学年」で分けるのか。

 

 

・キャリーバックの中を「用途別」「重さ別」に分けるのか、「使う日時別」に分けるのか。

 

 

 

 

「分ける」という行為は、本当にたくさんありますが、そこには必ず「考え」があります。

 

 

 

 

この「分ける」という行為。

 

実は、「トラブル」を生み出す元にもなります。

 

 

 

 

・なぜ うちのこどもだけ 色が違うのか。

 

・なぜ うちのこどもだけ 大きさが違うのか。

 

・なぜ うちのこどもは、こちらのグループにいるのか。

 

 

保護者の立場からみると、「分け方」には、そうした不満が生まれることもあります。

 

 

 

 

大人の世界でも そうです。

 

・なんで あいつが 課長なんだ。

 

・なんで あいつだけ 楽しているんだ。

 

・なんで あいつだけ 休んでいるんだ。

 

・なんで あいつ あっちのグループに入っているんだ。

 

 

 

そうした不満の原因を よくよく深くみてみると「分け方」があり、「考え方」があるのです。

 

 

 

 

面談記録のフォーマットも そうですし、

 

勤務のシフトも そうです。

 

 

 

普段の生活の中には、様々な「分け方」とその裏には、必ず「考え方」があるのです。

 

 

 

 

カウンセラーやセラピスト(療法士)は、常に その2つに目を向けています。

 

 

 

人の「考え」というのは、目に見えないため わかりません。

 

でも「分け方」を見れば「考え方」は、わかるからです。

 

 

 

 

「よく あの人の気持ちが、ほんとわからない、、、」

 

「あいつ、何考えているのか、ぜんぜん 理解できん」

 

 

そういう不満を耳にしたり、相談されるのですが、その際には アドバイスしています。

 

 

 

 

「分け方」をみたらいいですよ、って。(げんき)

 

 

 

2019年

11月

15日

その877)【面談技術】「不安」はすべて「図解」で解決するのです。

 

 

はじめて相談室にいらした保護者の方から、毎回、いや必ず言われることがあります。

 

 

それは、「ほんとうに、わかりやすいですよね!!」という一言です。

 

 

この言葉は、大変うれしいもので、スタッフ一同 みんな 頑張る力になります。

 

 

 

この「わかりやすい」という言葉。

 

 

もちろん「説明(解説)」のわかりやすさ という意味だと思うのですが、

 

その理由は、どんなご相談であっても 必ず「図解」を使うからです。

 

 

 

 

「相談室」である以上、いらっしゃる方は、みなさん「ご相談」があります。

 

 

自分の抱えている「問題」や「思い」をこの場でお話頂く。

 

 

そのための「場」が「相談室」だからです

 

 

 

 

通常の「カウンセリング」の「場」をイメージしてください。

 

 

目の前にソファーや椅子があって、そこに「相談室の面談担当者」が座っています。

 

自分との間には、長い「テーブル」が 1つ あります。

 

そして 相談にきた「自分自身(ご相談者)」がこちらに座っています。

 

 

 

完全にクローズされた空間で、壁面には 余計な情報はありません。

 

 

 

「相談室」というのは、

 

「静か」であり、「1対1」であり、「話す」ための「場」

 

それが「相談室」です。

 

 

 

 

そこに、「はじめて」という言葉が頭についたとします。

 

 

 

「はじめての相談室」「はじめての相談」 です。

 

 

 

 

もちろん、話したい内容をみなさん、しっかりと考えて準備されていますが、

 

いざ、「はじめての相手」に「はじめての話」をするとしたら、まず、誰もが緊張します。

 

 

自分なりに相手に伝わるように説明をしているつもりですが、

 

それが、「相手に伝わっているだろうか」そんな不安もよぎりながら、

 

1つずつ 相談したい話を お話していきます。

 

 

 

「お話上手な人」であっても、「話が苦手な人」であっても

 

「相手に伝わっているだろうか」という「不安」は誰もが抱きます。

 

 

 

自分が話している「内容」が伝わっているだろうか?

 

 

自分の「思い」が伝わっているだろうか?

 

 

自分が「望んでいること」が伝わっているだろうか?

 

 

自分が「なぜ相談に来たのか」 その「理由」が伝わっているだろうか?

 

 

そうした「不安」は必ず湧いてくるのです。

 

 

 

 

「ちゃんと伝わっっていますよ」という「メッセージ」は、

 

通常、『表情』や『仕草』、『言葉』で、ご相談者にお伝えします。

 

 

 

なんらかの「見える形」での「メッセージ」。

 

ご相談にいらした方には「ちゃんと伝わっていますよ」という「メッセージ」が必要なのです。

 

 

 

 

実はそこに、「図解」を加えているのです。

 

 

 

 

その「図解」というのは、

 

 

「ホワイトボード」の「貼りもの」であったり、

 

 

「スケッチブック」上での「図解」であったり、

 

 

「カード」であったり、様々なのですが、

 

 

 

「伝わっていますよ」というメッセージを「見える形」でお返しし、

 

「ちゃんと伝わっているんだ」という「安心」してもらうための工夫をしています。

 

 

 

 

例えて言えば、

 

 

自分が口頭で「アライグマ」の説明をしています。

 

 

目の前の相手は、うなづきながら聴いています。時折 質問もします。

 

 

 

そして、目の前の相手が、「すごく、わかりやすかったですよ」といって

 

話を聞きながら スケッチブックに書いたものをみせます。

 

 

 

「こんな感じですか?」

 

 

「そうです! それです。」

 

 

「相談の場のイメージ」は、そんな感じなのです。

 

 

 

はじめてご相談にいらした方の「ほんとうに、わかりやすいですね」という言葉。

 

 

 

実は、私たち「相談を受ける側」にではなく、

 

上手に伝えることができた「自分自身」への称賛の言葉なのです。(げんき)